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紙の本
ギリシャ正教と聖山アトス (幻冬舎新書)
著者 中西 裕一 (著)
キリスト教の原点として正統な信仰を守り続けているギリシャ正教。その聖地アトスで日本人として初めて司祭となった著者が、聖地での暮らしを紹介しながら正教の教えを解説。際限ない...
ギリシャ正教と聖山アトス (幻冬舎新書)
ギリシャ正教と聖山アトス
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商品説明
キリスト教の原点として正統な信仰を守り続けているギリシャ正教。その聖地アトスで日本人として初めて司祭となった著者が、聖地での暮らしを紹介しながら正教の教えを解説。際限ない欲望から自由になる生き方を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
1054年、キリスト教は西方カトリック教会と東方(ギリシャ)正教会に分裂。その後カトリックは宗教改革を経てプロテスタントと袂を分かつが、正教はキリスト教のルーツとして、正統な信仰を守り続けている。ギリシャ北部にある正教の聖地アトスは、多くの修道院を擁し、現在も女人禁制の地。修道士たちは断食や節食により己の欲を律し、祈りにすべてを捧げてその地で生涯を終える。本書では日本人として初めてアトスで司祭となった著者が、聖地での暮らしを紹介しながら、欲望が肥大しきった現代にこそ輝きを放つ正教の教えを解説する。【本の内容】
著者紹介
中西 裕一
- 略歴
- 〈パウエル中西裕一〉1950年東京都生まれ。日本ハリストス正教会東京復活大聖堂司祭。2000年より毎年聖山アトスのメギスティス・ラヴラ修道院を訪れて、輔祭を務める。
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紙の本
厳かな文章&煌びやかなカラー写真群
2021/09/05 23:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギリシャ正教の司祭である著者が、ギリシャ正教について説明した1冊です。
いかにも司祭らしく、著者は厳かで上品な文章を展開しています。
そして、当書の特筆すべき長所は、巻頭・巻末にギリシャ正教の煌びやかな教会や、司祭らが活動する姿など、たくさんのカラー写真をふんだんに用いている点です。こんな煌びやかな建物があるの!?と、思わず疑ってしまうほどです。そして、文中にもモノクロですが、様々な写真が掲載されています。
私は読み終えて、心が浄化した思いになれました。ギリシャ正教についても詳細は全く知らなかったので、当書で学べて良かったです。
紙の本
司祭によるアトス紀行
2021/09/18 23:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アトスについて初めて読んだのはNHKの「未来への遺産」の取材記だった。この本は立花隆が「エーゲ 永遠回帰の海」で書いたものは勿論、正教会の信徒の川又一英が書いたものとも違うアトス像を見せる。立花隆なら英語で取材しているはずだし、NHKの取材班も似たようなところだろう。川又一英ならばロシア語で取材しているようだ。この本の著者はギリシャ語で見聞きしているから、書かれている雰囲気が違う感じがする。
川又一英が書いているロシア正教会が管理している修道院を特別視しないのは、ソ連崩壊から時間が経っている事もあるだろうが、特に関心がないのだろう。
ただし正教会の司祭が書いた本なので、キリスト教の解釈が正教会のそれなのは当然だろう。
しかし理想化された修道院と言えども、結局は人間社会なので川又一英が「エーゲ海の修道士」で書いたように人間関係で修道院から出て、修道院から借りた「庵」に一人住む修道士がいる事になる。