紙の本
もうシリーズは17作目。それでもずっと続いて欲しい。
2021/11/18 14:26
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ1から読んでるものとしては、毎年の新刊が楽しみ。それももう17作目となって、もちろん新鮮さはなくなったけど、手に取る喜びは共通。
トラブルシューターの真島マコトが立ち回ったテーマは、この数年の事件や社会問題であるのも変わらずで、ネットの炎上、副業デリバリーで起こった事件は、コロナ禍で仕事を失った海外からの働き手がからんでいたり。悪徳組織がからむマッチングサイト、池袋の出没する「ぶつかりオトコ」など。あるいみ今を象徴する事件。
本作は、ちまたの事件がなくならないかぎり、このまま続いてゆくんだろうなぁ。次作も楽しみです。
紙の本
なんだか物足りない。
2021/11/03 13:09
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
脅される“パパ活女子”、女性を狙う“ぶつかり男”、人気女子アナを襲った“ネット炎上”…。コロナ禍の池袋、社会の歪みが生んだ悪意にマコトとタカシが挑む。『オール讀物』連載を単行本化。
P活地獄篇
グローバルリングのぶつかり男
巣鴨トリプルワーカー
炎上フェニックス
安定の面白さ、なのかなぁ。
なんだか物足りない。
IWGPは、もっと面白いはず。
もっともっと、マコトとタカシに走りまわって欲しいと思ったのは私だけでしょうか。
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【大人気シリーズIWGP第17弾!】パパ活、ぶつかり男、デリバリーサービス、ネットリンチ……。コロナ禍の池袋、社会の歪みが生んだ悪意にマコトとタカシが挑む。
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①P活地獄編
パパ活運営からの脱出
②グローバルリングのぶつかり男
か弱い者を狙うアルバイト男
③巣鴨トリプルワーカー
コロナ時代の生き方の縮図か
④炎上フェニックス
SNS炎上に立ち向かう女子アナの物語
今回も時代を反映した物語。
文体の軽さと現代の重いストーリーが対照的で響く。
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今を描く小説。
大好きなIWGPシリーズの新刊。
パパ活、ぶつかり男、デリバリー配達、ネット炎上と今日もマコトは池袋の街でトラブル解決に奔走。
現代の闇を描きながらも、損得関係なしに情で動く変わらない人情味あふれるマコトの姿勢に胸が熱くなる。
タイトルにもなっている最後の「炎上フェニックス」が一番良かった。
ネットという闇に潜み攻撃する人とそのネット攻撃(炎上)に耐えて堂々と戦う人。
人としての強さを思い知らされる。
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毎年この時期が楽しみで仕方ない。
待ちに待ったIWGPの新刊。
今回も時代の空気感を切り取った魅力的な話ばかり。
ウィズコロナの中でも変わらずトラブルに立ち向かうマコトとタカシの姿が眩しかった。
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読書っていいよな。ベッドに寝っ転がっていたって、電車に揺られていたって、あっという間に自分を違う空間に連れてってくれる。コロナ疲れや毎日の仕事のストレスがあったって、ほんの数行の言葉が胸に刺さって涙が溢れたりする。電車で涙をこらえるのって、けっこうキツイぜ。でも、そんな時間も悪くないと思うんだよな。
な?あんたもそう思うだろ?
というわけで‼︎ 毎度の下手なモノマネ、マコト節ですが(≧∀≦)
このシリーズも、もう17弾なんですねぇ‼︎ アラビア数字表記が、どこまでいくのか、楽しみです。
半グレ集団に脅かされる“パパ活女子”
女性ばかりを狙う“ぶつかり男”
トラブルに巻き込まれた“デリバリー配達員”
人気女子アナを襲った“ネット炎上”
現代を鮮やかに切り取る4編収録です。
まさに今この時なので、ウィズ・コロナの時代です。相変わらずのシンプルで無駄のない、衣良さんの文体のスピーディーさに、気持ちよくあっという間に読了。
ゆるっとして見えて勇気凛々、優しいマコトも、氷のようで熱いタカシも、肝っ玉かあさんのマコトママも、みんな元気でホッとします。
好きだわぁ〜(о´∀`о)
今回は特に「炎上フェニックス」が良かった‼︎
ワタシは昔から、会議などで無言だったくせに後から沢山文句を言う人は嫌い。だったら、言う場所があったんだから、あそこで言えばよかったでしょ⁉︎ って思うんです。
(まあ、日本人っぽいし、性格なのだろうけど…)
死ぬほど辛い思いをしたのに、立ち上がり真っ正面から戦い、赦すことまでしたホノカは、まさにフェニックス。辛かったけどステキなお話でした。
本屋さんに並んだら、文庫待ちなどせず、即座に買ってしまう大好きなシリーズです‼︎
好きだったフレーズを少し。
ーーーーー
おれは若い男が怒りを抱えるのは悪いことじゃないと思う。誰だって、社会やシステムに復讐したいと願うときがあるよな。これまで世の中には散々打たれまくってきたのだ。でも、その怒りを自分より弱い者にぶつけるのは、誰がなんといっても間違いだ。
加齢にも、病気にも、人工関節置換術にも、ぶつかり男にも負けない池袋の老王女のための華やかなファンファーレだ。
この時代数万、数十万の呪いの言葉を吐きだす親指や人さし指には誰も抵抗できない。あんたの指にもアクセルとブレーキを踏み間違えないよう安全装置をつけておいてくれ。
俺たちの時代の悪意やモンスターはきっとひどく薄っぺらな正義感やステレオタイプのイメージのなかにかくれているのだろう。スマートフォンのディスプレイのように厚さのない浅いモンスターだ。
おれは最後まで強い振りができる人間が、一番強い人間だって思うよ。
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作者さん!
もう良い加減、マコトに彼女を!
サザエさんばりに登場人物全員、歳をとらなくていいから!
恋愛しながらでもトラブルシュートは出来るに違いない!
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IWGPの17弾もうこんなになるんだなぁ。
P活地獄篇:コロナ禍で職を失った子女子達が割り切りを行っていたが、恐喝させられる。
グローバルリングのぶつかり男:女の子にモテない為、混んでるところでぶつかって接触を楽しむという謎な男の話。
巣鴨トリプルワーカー:3つの仕事を掛け持ちしながらウーバーイーツをやっていたが、毎回パンクをさせられて嫌がらせを受ける話。
炎上フェニックス:女子アナがネットで酷い中傷を受け、加害者を突き止め交渉に臨む。最後はTVに復帰する。
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その時の世情をうまく取り込んでいるし、それでいて読みやすい
今回はウエストゲートパークもしっかりコロナだった
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今を切り取るIWGPの最新刊。
新型コロナウイルスでトリプルワーカーになった大手旅行会社勤務のサラリーマンや、炎上したアナウンサーを手助けする池袋のトラブルシューターマコトを描く。
時代や環境が激変して打ちのめされても、立ち上がる人々の姿が実に爽やか。
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いつもながらに社会問題を巧みに取り込んでいる点が良い。コロナも申し訳程度に入れるだけの作品多い中、自然にストーリーに組み入れている。もっと骨太な敵が出てきてほしい
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これって2020-21年丸出しだけど作品として生き残っていくのかなぁ~P活で知り合った男女が結婚を考えているのに運営側は1軍に昇格させて手放そうとしない。池袋でリュックを前にして反撃の少ないだろう女にタックルしてくる男は警備員の給料を水曜日に受け取りに来るのだった。旅行代理店勤務の男は副業として自転車でデリバリーをしているが、目を離した隙に脅迫されたり、パンクされたり、それは「宅配強盗に入られた家って、配達したことがある」という発言の故で、中間の日本人と仕事にあぶれたベトナム青年二人が絡んでいた。東京地方テレビ局の情報番組MCの女性はADからストーカー被害を受けていたが、実家に帰ったADが自殺してからネットで攻撃され、長期休職に追い込まれ、加害者に会う立会人にマコトが選ばれたのだが、定年延長の安月給の新聞社員、鬱病を発している巨漢のシングルマザー、40代のSE、FM放送の公開録音に押しかけたモンスターは会場で焼身自殺をしようというモンスターだったが、彼は加害者の父親違い兄弟だった~ま、消耗品なんでしょ。今でなければ読んでもらえないし、重版になっても半年の間だけだよね。それが過ぎれば誰も見向きもしない。今のハヤリをネタにしているから仕方ないけど、トラブルも小さくて、解決方法もショボいのは、石田さんの日常の飯のタネだから、ルーティンワークでやっているからだろう。だって、解決方法はタカシのジャブストレート1発だよ
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石田衣良の世界観、という言葉がピッタリなのか、IWGPの世界観という言葉がピッタリなのか。
とてつもなく惹き込まれることはないけれど癖になります。
リアル(時事)とフェイク(物語)で構成されているので現実的で読みやすいです。
著者は作曲活動もされているので、
主人公が都度その物語の色に合う音楽を選んで流す
という場面が石田衣良が音楽に携わっていることを匂わせていて好きでした。
ただ、短編なのであまり深くはないけれど。
ライトでテンポが良いものを読みたいときに丁度良いですね。
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これで何冊目んやろ?
池袋ウエストパークシリーズ。
いい意味で読みやすく、
あんまり考えたくない時に読める小説。
ドラマをタイムリーで観てた世代としては、
今後の結末が色んな意味で楽しみかな。
SADSの忘却の空知ってる人どんくらいおるんやろか。