- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/08/31
- 出版社: 言視舎
- サイズ:21cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86565-207-9
読割 50
紙の本
いつも隣に山頭火
著者 井上 智重 (著)
500に及ぶ山頭火の秀句に沿いながら、その人生と文学を紹介するロードムーヴィのようなドキュメント。謎が多かった第二の故郷熊本時代を徹底的な取材で掘り下げ、新しく魅力的な山...
いつも隣に山頭火
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商品説明
500に及ぶ山頭火の秀句に沿いながら、その人生と文学を紹介するロードムーヴィのようなドキュメント。謎が多かった第二の故郷熊本時代を徹底的な取材で掘り下げ、新しく魅力的な山頭火像を確立する。【「TRC MARC」の商品解説】
山頭火の秀句、ベストセレクション
彼はなぜ旅に出たのか? 句と旅と酒に生きた山頭火の実像(リアル)を、活動(ロード)写真(ムーヴィー)のように追う
種田山頭火は、1882 (明治15)年現在の山口県防府市生まれの自由律俳人。「層雲」の荻原井泉水門下。1925年に熊本市で出家得度し、26年放浪の旅に。句友に支えられながら、漂泊の旅と一時の定住を繰り返し、40年松山で没、享年59。
分け入つても分け入つても青い山/しとどに濡れてこれは道しるべの石/炎天のした蛇は殺されつ光るなり/水はれいろう泳ぎ児のちんぽならびたり/いさかへる夫婦に夜蜘蛛さがりけり/尾花ゆれて月は東に日は西に/酔うてこほろぎと寝てゐたよ/悲しみ澄みて煙まつすぐに昇る/鴉啼いてわたしも一人
山頭火の残した膨大な数の句、日記や文章、書簡を丹念にたどり、あらためて彼にとっての「旅」の意味を問う。熊本「三八九居」小郷「其中庵」松山「一草庵」と定住しながら、つねに旅への想いはやまない。ここには旅するバガボンドの山頭火がいる。「孤高の人」ではなく、ちょっと変わった愛すべき隣人ともいうべき、かつてない山頭火像を描き出す。これまで調べられてこなかった熊本時代を発掘。評伝の決定版。【商品解説】
目次
- 第一章 第二の故郷熊本
- 1 海明かりのするふるさと
- 2 妻子を伴い、森の街熊本に
- 3 東京暮色、そして出家
- 第二章 乞食坊主の生き方
- 4 行乞漂泊に
- 5 雅楽多で店番、そして阿蘇山行
- 6 日記焼き、新たな旅の文学を
- 7 「三八九」に賭ける
- 第三章 安住の庵を求めて
著者紹介
井上 智重
- 略歴
- 〈井上智重〉1944年福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。熊本学園大学招聘教授。著書に「漱石とハーンが愛した熊本」「山頭火意外伝」など。
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