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商品説明
「マッチョな文豪」はいかにして生まれたのか。意外な実像と今日性に迫る。
ハードボイルドで勇猛果敢、狩りや闘牛を好み、恋多きアメリカ現代文学の「パパ」。古き佳き男らしさの象徴と目されがちなヘミングウェイだが、このノーベル賞作家はそれほど単純ではない。その作品世界には過酷な戦争体験、抑うつ気質やクィア的性向など複雑な実人生が投影されている。また文章修業における勤勉さは、エンタテイメント性と前衛性の奇跡的な融合をもたらし、新しい文学的地平を拓いた。晩年の代表作『老人と海』、闘牛士の生きざまを活写した初期短編『敗れざる者』、若きパリ時代の回想録『移動祝祭日』の3作品から、いま注目すべきエコロジーや身体性などのテーマを読み取り、「文豪」の仮面に隠された人間像に迫る。【商品解説】
著者紹介
都甲 幸治
- 略歴
- 翻訳家・アメリカ文学研究者、早稲田大学教授。1969年、福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻修士課程修了。翻訳家を経て、 同大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(北米)博士課程修了。主著に『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、『「街小説」読み比べ』(立東舎)、『狂喜の読み屋』(共和国)、訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(新潮社)、チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)、共著に『引き裂かれた世界の文学案内――境界から響く声たち』(大修館書店)、『世界文学の21世紀』(P ヴァイン)など。
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