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紙の本
ミノタウロス (角川文庫)
著者 佐藤 亜紀 (著)
【吉川英治文学新人賞(第29回)】20世紀初頭、戦争と革命に激震するウクライナ地方。革命ですべてを失ったヴァシリは、軍や強盗が跋扈する無法地帯で仲間とともに略奪と殺戮を繰...
ミノタウロス (角川文庫)
ミノタウロス
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商品説明
【吉川英治文学新人賞(第29回)】20世紀初頭、戦争と革命に激震するウクライナ地方。革命ですべてを失ったヴァシリは、軍や強盗が跋扈する無法地帯で仲間とともに略奪と殺戮を繰り返し…。暴力に満ちた激動の時代と、人間性を剝ぎ取られた者の姿を描く。〔講談社文庫 2010年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
ロシア革命直後のウクライナ地方。成り上がり地主の次男坊ヴァシリの書物に耽溺した生活は、父の死後一変した。生き残るために、流れ者のドイツ兵らとともに略奪、殺戮を繰り返し、激動の時代を疾走する。【商品解説】
著者紹介
佐藤 亜紀
- 略歴
- 1962年、新潟に生まれる。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』などがある。
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むき出しの暴力の沼へ
2022/01/01 17:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
むき出しの暴力の沼へどんどん沈んでゆく主人公たちのお話である。同じように破滅型の主人公たちを描いた「スウィングしなけりゃ意味がない」のように思想的社会的な裏付けがあるわけではない。この二作を読み比べると作者の成長(?)がよくわかるような気がする。もっとも突き放したような語り口は初期の作品からずっと共通のものがあり楽しめる。