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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/08/30
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-524539-2
読割 50
紙の本
ケアの倫理とエンパワメント
著者 小川 公代 (著)
自己と他者の関係性としての〈ケア〉とは何か。ヴァージニア・ウルフ、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、平野啓一郎などの作品をふまえ〈ケアすること〉の意味を新たな文脈で探る論考...
ケアの倫理とエンパワメント
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商品説明
自己と他者の関係性としての〈ケア〉とは何か。ヴァージニア・ウルフ、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、平野啓一郎などの作品をふまえ〈ケアすること〉の意味を新たな文脈で探る論考。『群像』掲載に書き下ろしを加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
自己と他者の関係性としての〈ケア〉とは何か。
強さと弱さ、理性と共感、自立する自己と依存する自己……、二項対立ではなく、そのあいだに見出しうるもの。ヴァージニア・ウルフ、ジョン・キーツ、トーマス・マン、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、多和田葉子、温又柔、平野啓一郎などの作品をふまえ、〈ケアすること〉の意味を新たな文脈で探る画期的な論考。
本書は、キャロル・ギリガンが初めて提唱し、それを受け継いで、政治学、社会学、倫理学、臨床医学の研究者たちが数十年にわたって擁護してきた「ケアの倫理」について、文学研究者の立場から考察するという試みである。(中略)この倫理は、これまでも人文学、とりわけ文学の領域で論じられてきた自己や主体のイメージ、あるいは自己と他者の関係性をどう捉えるかという問題に結びついている。より具体的には、「ネガティブ・ケイパビリティ」「カイロス的時間」「多孔的自己」といった潜在的にケアを孕む諸概念と深いところで通じている。本書は、これらの概念を結束点としながら、海外文学、日本文学の分析を通して「ケアの倫理」をより多元的なものとして捉え返そうという試みである。(本書「あとがき」より)
【商品解説】
著者紹介
小川 公代
- 略歴
- 〈小川公代〉1972年和歌山県生まれ。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史。共編に「文学とアダプテーション」など。
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