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商品説明
しおりひも垂らしたままの成長痛 うな底につがいとなれり双つの眼 遺伝子が違うのでもう読めません 2009年から2021年までの川柳248句を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
確かにこの世のことのようで、でもなんだかそんなことはどうでもよいように思えてくる。
永遠の興味津々と平熱の茶目っ気が句の中に閉じ込められた。
――東 直子さん
(帯文より)
川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(小池正博編、2020年、書肆侃侃房)収録作家による待望の初句集!
妖しい笑いと情感あふれる機知に満ちた、自在な248句。
紙風船うすずみいろの(来て)をいう
夜を一枚めくる二軒目
ある日来た痛み 初歩だよワトスン君
対岸のささやきvsつぶやき
年明ける首絞め【チョーク】を防御したままで
Re: がつづく奥に埋もれている遺体
毎度おなじみ主体交換でございます
団欒の欒に巣作りする燕
渦でしょうか楳図かずおでしょうか
くちびるは天地をむすぶ雲かしら
(本文より)【商品解説】
目次
- みず
- 少年たちの九十九折
- 芽キャベツの乱
- 未明のパーツ
- スクールデイズ
- 猿の星
- 句意を刈り取れ/レトリカを行く
- 世界の水平線
- シニフィアン・シニフィエ
- 一銭一句物語
著者紹介
飯島 章友
- 略歴
- 1971年、東京都生まれ。
現在、柳誌「川柳スパイラル」「川柳雑誌風」に参加。2020年、川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(小池正博編著、書肆侃侃房)に参加。
短歌では歌誌「かばん」に参加。2010年、第25回短歌現代新人賞受賞。
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