- みんなの評価
- あなたの評価
評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/09/18
- 出版社: 以文社
- サイズ:21cm/305p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7531-0364-5
- 国内送料無料
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
地球規模での環境変動、資本主義の見えない未来、科学技術の革新が問いかける人間性の変容−。21世紀の人文諸学の未来を展望する、国内外の精鋭たちによる9つのインタビュー集。『エクリ』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
地球規模での環境変動、資本主義の見えない未来、科学技術の革新が問いかける人間性の変容ーー「人新世」時代の今日、人類を含めた多種の絡まり合いの現実を看過することはできない。
多種間の関係を記述してきたマルチスピーシーズ民族誌と、人間と人間を取り巻く環境との関係に注視してきた環境人文学が交差する「人間以上」の人文知は、いかに可能か?
21世紀の人文諸学の未来を展望する、国内外の精鋭たちによる9つのインタビュー集。
「人間による地球の環境変動が取り沙汰されるようになった今日、人間という単一種から離れて、微生物から昆虫、動植物だけでなく地球外生命にも目を向け、多種の共同体を取り上げてその中に人間を位置づけ直してみることを、民族誌という人類学の強みに拠りながら探っていくのがマルチスピーシーズ民族誌であった。その試みは、人類学という既存の学問の枠だけにもはや収まるものではなくなっている。他方。環境人文学は人間と人間が住まう環境や自然、生物やモノとの関係性を、今日の複雑な政治・経済・社会および科学技術をめぐる文脈の中に位置づけて、既存の人文諸学が取り組むべきテーマを明確に示しつつ、諸課題に実質的にあたるための手がかりを与えてくれるだろう」(本書、序論より)【商品解説】
目次
- 序論 モア・ザン・ヒューマン 人新世の時代におけるマルチスピーシーズ民族誌と環境人文学(奥野克巳)
- 第一部 人間と動物、一から多への視点
- 第一章 インド中部ヒマラヤの種を超えた関係性(ラディカ・ゴヴィンドラジャン/宮本万里)
- 第二章 工業型畜産における人間-動物の労働(アレックス・ブランシェット/吉田真理子)
- 第三章 人間-動物関係をサルの視点から見る(ジョン・ナイト/合原織部)
- 総論Ⅰ(奥野克巳/近藤祉秋/大石友子/中江太一)
- 第二部 人間的なるものを超えた人類学の未来
- 第四章 モンゴルの医療、マルチスピーシーズ・ストーリーテリング、マルチモーダル人類学(ナターシャ・ファイン/村津蘭)
収録作品一覧
モア・ザン・ヒューマン | 奥野克巳 著 | 3−32 |
---|---|---|
インド中部ヒマラヤの種を超えた関係性 | ラディカ・ゴヴィンドラジャン 述 | 35−56 |
工業型畜産における人間−動物の労働 | アレックス・ブランシェット 述 | 57−77 |
著者紹介
奥野克巳
- 略歴
- 〈奥野克巳〉立教大学異文化コミュニケーション学部教授。東南アジア・ボルネオ島焼畑稲作民と狩猟民のフィールドワークを実施。
〈近藤祉秋〉神戸大学大学院国際文化学研究科講師。専門は文化人類学など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む