電子書籍
政治との距離が近くなる
2022/01/07 23:24
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投稿者:モンタワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の社会や政治についてぼんやりとしたイメージからのスタートが自分と重なり、グイグイ引き込まれて行った。民主主義について考えさせられる1冊。
紙の本
選挙に行こうよ
2021/10/10 11:49
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投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めて、選挙に行かなくてはと思わせてくれる良書。
紙の本
対話の大切さ
2021/12/04 14:32
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投稿者:ばぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る
涙腺が緩んでるのか、ことごとく「助けてくれない」日本の状況に定期的に泣けてきた。
「国民」という言葉の危険性や沖縄、住宅、財政、、知らないことがまだまだたくさんあることを知る。
沖縄基地を知るツアーとかあったら参加してみたい。
一人の政治家と和田さんとの対話が面白い。両者ともに成長していっている過程が見える。
目指す方向性(ゴール)を多くの人と共有し、現実との差を確認し、ゴールに向け、対話を通じて泥臭く試行錯誤するのは、時間がかかるけど大事な過程では。
紙の本
生活と政治
2022/01/07 16:59
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投稿者:大賀蓮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般人と政治家の対話形式で政治を市民ひとりひとりの目線で捉えた秀作。多少くどい表現はあるものの政治を身近に感じられた。
紙の本
底が抜けたあとに
2022/04/21 16:22
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投稿者:flowerofzabon - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は筆者の和田氏と同世代で昔からかなりの洋楽ポップスファン。従って和田氏の原稿にも昔から親しんでいる。他方、小川氏に関しては多くの方と同じく映画で知り、好感を持った。
洋楽のミュージシャンは政治的な発言も多く、音楽と社会は密接なつながりを持つことは自然で、本書で示される和田氏のあまりの政治音痴ぶりは音楽ライターとしても勉強不足が過ぎて、この人の原稿を読んでいて何も感じなかった自分に衝撃。
小川氏も党首選の際に、その志の高さが具体的な政治的業績に反映されていないことがよくわかり、映画にのせられた自分にがっかり。
とこんな個人的にトホホ感のある二人の対話は、そんな二人だからこその真摯さがあって、学芸会の芝居を見ているような感動があります。(はい、誉めてません。)
本書を読んで、そうだそうだ、と感情的になるより、法学、経済学、政治哲学あたりを地道に勉強するほうが結局は自分で考えられるようになる近道という感想をもちました。本書を読んだだけで勉強した気になるとしたら、それは本書の意図に完全に反しています。本書を読んで勉強した気になる人と勉強するきっかけにした人の比率が本書の価値を決めるんでしょう。後者が多いといいなあ。
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ぇー。
オンラインでタイトル買いしてるようなもので、店頭で中身とか見て買った訳ではないから仕方ないけど、なんか、タイトルから受ける印象と中身が少し違った。
確かに、タイトルにも答え得るような話は内容としてかいてはいるんだけど、なんていうか、これはもっと、1人の政治家が掲げる政策論の初心者向け解説みたいな書で。別にそれは求めてなかったな~、ていう。
でも、ある意味学びになったのは、こんなにも「知らない」人もいてはるのか?!ということでした。世界は広い。
筆者が、見たことも聞いたこともない、的な感じで語ることの大半は、もう耳タコ!てぐらい聞く内容も結構あったりして、むしろどうして今までその情報がインプットされずにきたんだろう?と純粋に不思議に思うような内容も多く。
しかも、それが、だって政治や社会問題には興味ないから!と明言するような人なら分かるけど、政治家の選挙を実際に手伝ったり、政治関係のSNSをフォローしたり、何らかのデモ行動にそれなりに何度も参加しているらしい筆者の発言だったので、衝撃はひとしお。並大抵のひとより、政治参加してるじゃないか?!?!と。むしろ、政策を知らずして、活動に加われるその胆力すさまじい!
と、なんか、井の中の蛙...感ありました。社会の現実を見た。
でも、本当に、冒頭に筆者が書いていたレベルで政策論や社会状況を理解されていなかったのだとしたら、この本は、よくここまでキレイにまとめたなぁ、絶対大変だったと思う!という感じがして、素直に感心しました。すごく分かりやすく、ベースがまとまっていたと思います。
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民主主義とは何なのかがわかる本。
究極的に言えば、一人一人が「幸福」について考えること。
私の「幸福」が保障される裏で、誰かの「幸福」が脅かされてよいのか。それは違うのではないか、と一人一人が考え、目を向ける。そうして初めて何かを変えられる。
私たちはもう長いこと、「変えられる」という希望を手放してきた。そのせいで様々な問題は放置され、対処療法では治まらないほどに傷みが広がっている。
現実はつらい、重い、苦しい。
でも、何が「不安」なのかがわかれば少しは軽くなる。
そしてその不安を「分かち合う」ことができればもっと軽くなる。
分かち合うためにはどうすればいいんだろう…
そのことについても考えさせられる本だった。
それから、相容れない相手を「敵」とみなす行為自体が、そもそも民主主義を「殺してしまう」行為だということも、自戒の意味も込めて、胸に刻もうと思った。
日本に住んでいると実感しづらいけれど、民主主義というものがどれほど尊いものなのか、香港やミャンマーの報道を見るにつけ思う。彼らが命がけで守ろうとした、そして今も守ろうとしている「民主主義」を、私たちはみすみす自分たちで手放しては、絶対にいけない。
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今まで政治について自ら学ぼうとしていなかったけれども、この本に出合い、知ることや対話をすることの尊さに気づきました。貴重な読書体験でした。
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アルバイトで食いつなぎ、政治への底知れぬ不安を抱える、相撲・音楽が専門のフリーライターである著者が、「政治について何がわからないのかわからない」ような状態から、「なぜ君は総理大臣になれないのか」という映画で脚光を浴びた立憲民主党所属の小川淳也衆議院議員との政治に関する対話に挑む。テーマは、人口問題、財政問題、雇用問題、環境問題、エネルギー問題、原発問題、沖縄問題など幅広い。
著者が反安倍・菅政権のバイアスが強めで、基本的に小川衆議院議員の政策に賛同するというスタンスなので、ある程度批判的に読むことが必要だが、政治へのとっかかりとして、非常に良い試みの本だと感じた。
個々の政策への賛否は別にして、小川衆議院議員が誠実な人柄で、政策についてもとてもよく考えている政治家であることが伝わってきた。
「基本的なもの(衣食住)が満たされることは、人間の幸せにとって、とても大切な要素だと思います。でも、やっぱりそれだけじゃない。人の幸せは100%主観的なもの。誰かがあなたの幸せをこうだと決めつけるようなものではありません。だから大切なことは、あなたが幸せと思える生き方を自由に選べる広い選択の幅、そしてお互いがそれを認め、尊重し合える懐の深い価値観、この2つが満たされる社会にして行く必要があると思うのです。私はこれからの社会の在り方を考えるとき、全ての価値判断の軸に、経済成長や豊かさではなく、抽象的ではありますが『人の幸せ』を増やすのか、減らすのか、このことを軸に考えていきたいと思っています。」という小川衆議院議員の政策としての幸福論は、自分の考えていることとかなり近く、共感を覚えた。
個々の政策論としては、住宅などの「ベーシックサービス」の実施、定年制廃止論とそのための退職金の優遇税制の見直し、ワーカーズコープによる再エネ発電などが興味深かった。
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国会議員の小川淳也氏にインタビューし教えてもらうという形を取りながら,分からないことを分からないとぶつけてくれるので読む方にも勉強になった.
まず分からないことに興味を持って選挙に行くことから始めたい.
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政治について考えるきっかけとしてはいいけど、人を選ぶ本。
本書は、政治についてわからないことだらけの著者が、国会議員さんが語る少子高齢化、税金、労働、環境などの問題に対する意見に疑問や反対意見をぶつけてすすんでいく。
経済成長や雇用拡大は諦める、増税して政治が正しいお金の使い方をして国民を保証する、といった考えを出してくる民主党議員さん。
自分が悪いんじゃない、政治や社会が悪いんだ、働かずに暮らせるだけのベーシックインカムがほしいと結構怠惰な考えを持つ著者。
日本をとりまく様々な問題に触れるきっかけにはなるのだが、その解決策としての議員さんの意見、その意見に対して著者が感じたことが結構アクが強くて精神が汚染されるのを感じ、途中読むのをやめそうになった。
それでも最後まで読めたのは、自分と異なる立場や考えを持った人の話をきちんと聞くべきだと思ったのと、著者がインタビューに臨むにあたってたくさんの書籍を読んで勉強しているのが、巻末の参考書籍一覧でわかっていたからだ。著者の考え方や性格は正直好きではないのだが、この本を書ききるために頑張ったことは伝わる。
著者が50代女性独身アルバイトという属性を持つ方でそれを全面に押し出した意見を語るので、若い人で企業の正社員で結婚してる、みたいな一番政治に興味を持った方がよさそうな人は完読できなさそう。ちょっと残念だった本。
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人口推移、国家予算、租税、社会保障、労働、移民、環境、エネルギー、原発…一人では抱えきれない問題は、絶えず対話することで何通りかの方針が見えてくる。他国のケースを取り入れられるか、他国間連携を促せるか、対話する対象は広がるばかりのように思いました。
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政治知識のないライターの著者が勉強しながら政治家の小川淳也さんと議論していくという体の本。様々なトピックについて自分と同じだったり違ったりする意見や議論が読めたり、またあんまりよく知らないことについても著者がわかりやすく学ぶ過程も説明しているのでなるほど〜って感じで勉強になった。
著者、小川氏、共に共感できる意見、モヤる意見等あったものの、総じておもしろかった。
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「世界のおすもうさん」で
和田静香さんという稀有なノンフィクション作家を知り。
「なぜ君は総理大臣になれないのか」で
小川淳也さんという稀有なる政治家を知る。
どちらも
じんわり心に沁みてくる作品たちでした。
その作品のお二人が
がぶり四つに組んで
ああでもない
には こんなこともある
こうでもない
には こんな考え方も
と「問題」「疑問」を
ほぐして 読み解いて
真摯に受け答えがされていく
「言葉」に「真(まこと)」がある
やり取りには
読み手の「良心」まで
引き出されてくる
そんな感じがする
すてきな一冊です
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著者の熱量とわからないことをとことん突き詰める姿勢で、興味深くかつ面白く読めた。
政治には正直苦手意識があり、選挙には行くけれどあまりよく分かっていない自分の選択に自信が持てず、周りの人との難しい話は避けがち…な私のような人でも、なるほど!そういうこと!と思いながら、政治や社会に興味を持つところまで来れた。
でもまだここはスタート地点、この御二方以外にも様々な人の主張や意見を見聞きしながら自分の行動を選択していかねばならない。途方もなく遠く感じるが、やれることからやっていく。