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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/01
- 出版社: 草思社
- サイズ:19cm/261p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7942-2538-2
読割 50
紙の本
死にたいのに死ねないので本を読む 絶望するあなたのための読書案内
著者 吉田隼人 (著)
16歳で自殺未遂を犯してから、文学書、思想書は唯一の心の拠り所だった−。角川短歌賞・現代歌人協会賞受賞の歌人・研究者が、古今東西の名著のエッセンスを、読書時の記憶を回想し...
死にたいのに死ねないので本を読む 絶望するあなたのための読書案内
死にたいのに死ねないので本を読む:絶望するあなたのための読書案内
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商品説明
16歳で自殺未遂を犯してから、文学書、思想書は唯一の心の拠り所だった−。角川短歌賞・現代歌人協会賞受賞の歌人・研究者が、古今東西の名著のエッセンスを、読書時の記憶を回想しながら紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
ホフマン、ボードレール、マラルメ、ニーチェ、ハイデガー、バタイユ、
藤原定家、上田秋成、波多野精一、九鬼周造、塚本邦雄、三島由紀夫……。
十六歳で自殺未遂を犯してから、文学書、思想書は、著者にとって唯一の心の拠り所であった。
角川短歌賞・現代歌人協会賞受賞の歌人・研究者が、古今東西の名著のエッセンスを、
読書時の記憶を回想するとともに紹介する。
佐々木敦氏(思考家)推薦!
本書を読むと、著者がかつて、重度の反時代的文学少年だったことがわかる。
そして彼は、そのまま大人になった。
「書物への旅」は、書物「と」の旅、書物「から」の旅、でもある。
この「旅」の、なんと蠱惑的で、かつ過酷なことだろうか!
<目次より>
はしがき
Ⅰ 記憶――十二の断章
一行のボオド「レエル」――『パリの憂愁』
傍観者のエチカ――『エチカ』
存在と弛緩――『存在と時間』
記憶の周波数――『物質と記憶』
浅茅が宿の朝露――『雨月物語』
放課後の物騙り――『アクアリウムの夜』
コッペリウスの冬――『砂男』
雨はライプニッツのように――『形而上学叙説』
カフカと父親の話――『文学と悪』
かるてしうす異聞――『省察』
アナベル・リイ変奏――『美しいアナベル・リイ』
書かれざる物語――『二人であることの病い』
Ⅱ 書物への旅――批評的エセー
世界は一冊の書物――『マラルメ詩集』
ブライヤーは何の花?――『思想のドラマトゥルギー』
木漏れ日の哲学者――『喜ばしき知恵』
終る世界のエクリチュール――『渡辺一夫敗戦日記』
ある自伝の余白に――『闇屋になりそこねた哲学者』
美とは虚無のまたの名――『定家百首』
時間についてのエスキース――『時と永遠』
劇的人間と劇場型人間――『岬にての物語』
視ることのドラマトゥルギー――『内的体験』
ジル・ド・レ覚書――『異端の肖像』
一輪の花の幻――『夏の花』
翻訳の悪無限――『「いき」の構造』
さよならの不可能性について――『さよならを教えて』
あとがきにかえて――「早稲田の文学と私」【商品解説】
目次
- はしがき
- Ⅰ 記憶――十二の断章
- 一行のボオド「レエル」――『パリの憂愁』
- 傍観者のエチカ――『エチカ』
- 存在と弛緩――『存在と時間』
- 記憶の周波数――『物質と記憶』
- 浅茅が宿の朝露――『雨月物語』
- 放課後の物騙り――『アクアリウムの夜』
- コッペリウスの冬――『砂男』
著者紹介
吉田隼人
- 略歴
- 〈吉田隼人〉1989年福島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス語フランス文学コース博士後期課程単位取得退学。高校時代より作歌を始め、角川短歌賞、現代歌人協会賞を受賞。
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