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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/10/08
- 出版社: ワニブックス
- レーベル: ワニブックスPLUS新書
- サイズ:18cm/255p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8470-6662-7
読割 50
紙の本
桃太郎は鬼ケ島をもう一度襲撃することにした (ワニブックス|PLUS|新書)
著者 森 達也 (著)
自称ジャーナリストが、鬼ケ島に2度目の“襲撃”を試み…。古今東西の名作物語をパロディー化し、いまの日本の闇や問題点を痛烈に風刺した寓話集。全15話を収録。『WANI BO...
桃太郎は鬼ケ島をもう一度襲撃することにした (ワニブックス|PLUS|新書)
桃太郎は鬼ヶ島をもう一度襲撃することにした
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商品説明
自称ジャーナリストが、鬼ケ島に2度目の“襲撃”を試み…。古今東西の名作物語をパロディー化し、いまの日本の闇や問題点を痛烈に風刺した寓話集。全15話を収録。『WANI BOOKOUT』掲載を加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
世の中の「グレーゾーン」に切り込む著者が
古今東西の名作物語をパロディ化!
●鬼ヶ島に2度目の“襲撃”を試みる、自称ジャーナリストの桃太郎
●最近スマホを購入した、「オオカミがでたぞ!」で有名な羊飼いの少年
など。
誰もが知っている15の物語をパロディ化しつつ、
いまの日本の闇、問題点を痛烈に浮き彫りにする。
毒と風刺とユーモアが効いた「現代寓話集」。
ーー
読み始めるととまらない――!
“視点”が一新される全15話
第1話 鬼ヶ島再襲撃
第2話 石のスープ
第3話 子供たちが屠殺ごっこをした話
第4話 雪女
第5話 ミダス王
第6話 オオカミと少年
第7話 パンドラ
第8話 金の斧
第9話 ハーメルンの笛吹き
第10話 注文の多い料理店
第11話 不思議の国のアリス
第12話 イザナギとイザナミ
第13話 アリとキリギリス
第14話 オオカミと七匹の子ヤギ
第15回 漁師とおかみさん 【商品解説】
世の中のグレーゾーンに切り込む著者が、古今東西の名作物語をパロディ化。毒と風刺とユーモアが効いた「現代寓話集」。【本の内容】
収録作品一覧
鬼ケ島再襲撃 | 7−24 | |
---|---|---|
注文の多い料理店 | 157−179 | |
不思議の国のアリス | 181−191 |
著者紹介
森 達也
- 略歴
- 森達也(もり たつや)
1956年、広島県生まれ。映画監督・作家・明治大学特任教授。98年、オウム真理教信者達の日常を映したドキュメンタリー映画「A」を公開。ベルリン国際映画祭などに正式招待される。2001年、続編「A2」では山形国際ドキュメンタリー映画祭において特別賞・市民賞を受賞。16年、作曲家・佐村河内守氏に密着・撮影した「FAKE」も大きな話題に。19年公開の「i-新聞記者ドキュメント-」は、キネマ旬報ベストテン(文化映画)1位を獲得。作家としては、10年に刊行した『A3』にて第33回講談社ノンフィクション賞を受賞。他、著書に『放送禁止歌』『ニュースの深き欲望』『ドキュメンタリーは嘘をつく』『死刑』『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』など多数。
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紙の本
『桃太郎は鬼ヶ島をもう一度襲撃することにした』
2021/10/21 21:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キジのスマホに自称ジャーナリストの桃太郎から電話がかかってきた
「来週、空いているか。一緒に鬼ヶ島に行くぞ」
──「鬼ヶ島再襲撃」
“オオカミが来た!”
山に暮らすヒツジ飼いの少年がフェイスブックに投稿した
──「オオカミと少年」
留守番をすることになった子ヤギたち
オオカミや不審者対策に監視カメラとベンチの仕切りの設置を行政に訴える
──「オオカミと七匹の子ヤギ」
映画監督・作家の森達也がだれもが知ってる昔話をパロディ化
笑いを武器に現代日本の世相に鋭く切り込んだ異色の社会戯評
《毒と風刺とユーモアが効いた「現代寓話集」》──カバーの紹介文
「WANI BOOKOUT」2018年10月〜2021年6月に掲載したものに加筆修正した15話を収録、2021年10月刊
さらに毒気に当たりたくなったら『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』(集英社新書、2007年)もあわせてどうぞ
紙の本
「鬼ヶ島再襲撃」は、良い作品
2022/01/25 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M.F - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1話の「鬼ヶ島再襲撃」は、素晴らしいと思う。
だいぶ昔のことになるが、同じ著者による「A」という作品を読んだ時のことを思い出した。
その頃と、著者のスタンスは変わっていないと、感じた。
報道というものは、純粋に客観的で中立なものになどなり得ないという著者の問題提起に、私は同意できる。
同意できるし、もともと制作サイドにいた方であるにもかかわらず、そういうことをはっきりと指摘してしまうところに、著者の誠意を感じる。
寓話集全体の話に戻る。
15話にもおよぶ収録短編のなかで、他に「鬼ヶ島再襲撃」ほどの作品が含まれているかと、もし、聞かれれば、正直疑問で有る。
ただし、買ってがっかりするという程のことはないと思う。
一読するに値する作品は、他にも含まれていると思う。
世の中を見る目を新たにさせられる作品は、他にも含まれていると感じる。
紙の本
皮肉が強烈に効いている
2022/03/22 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、森達也による創作童話かと思った。だが、違った。ここに収められているのは、15話の童話を素材にした社会批評のようなものだと思う。皮肉が強烈に効いている。まあ、以前どこかで読んだようなものが多いが、森達也の場合なぜか許せる。