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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/24
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:19cm/201p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-309-03005-0
読割 50
紙の本
10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚
著者 岡田 悠 (著)
台所のペットボトル、リビングの取扱説明書…。何でもないモノたちへの狂気の執念が、まさかの結末を導き出し…。部屋をめぐる全7編の空想譚。ウェブメディア『オモコロ』掲載に加筆...
10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚
10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい
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商品説明
台所のペットボトル、リビングの取扱説明書…。何でもないモノたちへの狂気の執念が、まさかの結末を導き出し…。部屋をめぐる全7編の空想譚。ウェブメディア『オモコロ』掲載に加筆修正し書き下ろしを加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岡田 悠
- 略歴
- 〈岡田悠〉ライター。会社員の傍ら、2019年より執筆活動を開始。著書に「0メートルの旅」がある。
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紙の本
摩訶不思議なテイストの本。でも、妙に癖になる。
2022/02/11 16:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく、タイトルにロマンみたいなものを感じて手に取ったのだが、読みはじめてみて、とんだ勘違いだと認識。
しかしながら、なんとなく無視できない。
たとえば、表題作は、10年間ベットの下にほっといた「午後の紅茶」にいきなり異常な執着を感じる話。次には、携帯のトリセツをわざわざ554冊買い集め、そこに登場する架空の人物「ドコモ太郎」の人生を考えてみたり。サブスクで花を買い始めれば、花言葉が気になって、やはりそこからラブストーリーを妄想したり...etc。当てが外れたとしてもどうしてもほっておけない内容。読み進めれば、ヒトは「室内」に籠っていただけでもここまで日常を愉しめるものなのかぁという学び...というか驚きというか。
特に、スマホアプリで、部屋の中に存在する色を探してゆく最終章がいちばん好み。そして、著作がもう一冊あるので読んでみたい。
つまり、一読してしまうと、この作家がどうも癖になってしまうようです。