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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/10/15
  • 出版社: トランスビュー
  • サイズ:20cm/383p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7987-0182-0

紙の本

エピソード アメリカ文学者大橋吉之輔エッセイ集

著者 大橋 吉之輔 (著),尾崎 俊介 (編)

長男の死、妻との別れ、そしてアメリカ文学への思い…。ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーなどの翻訳で知られるユニークな文学者・大橋吉之輔のエッセイ集。編者によるサ...

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エピソード アメリカ文学者大橋吉之輔エッセイ集

税込 2,970 27pt

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商品説明

長男の死、妻との別れ、そしてアメリカ文学への思い…。ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーなどの翻訳で知られるユニークな文学者・大橋吉之輔のエッセイ集。編者によるサイドストーリーも収録。【「TRC MARC」の商品解説】

★この書籍の小売店頭価格は、2700円+税です。

「一般的に病院の内科では、既往症のことをエピソードとも言う。そのエピソードがいくつか重なってメイジャーなものになると、ヒストリーとも言う。」

編者のアメリカ文学研究における恩師 須山静夫氏の壮絶な半生を描いて話題となった『S先生のこと』(第61回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)を書き終えた後、もう一人の恩師である大橋吉之輔氏(1924-93、慶應義塾大学名誉教授)のことを書かねばならないと思い立った。
大橋氏は、ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーといったアメリカ文学の研究、翻訳の大家として知られる。中でもシャーウッド・アンダスン研究の世界的権威であった。
しかし、その死から20年余り。記憶を辿るには遠くなった恩師の生涯を恩師自身に語ってもらうべく、書き残された文章を収集することから始めた。そうして選ばれた46篇の文学論やエッセイは、晩年に至って「私小説」の領域に近づく。編者によるサイドストーリーを交えて描き出される、ユニークで傑出したある文学者の生涯。


■目次■

小伝 大橋吉之輔先生

第一章 「大橋吉之輔」の形成
ヒロシマ・ひろしま・広島
菊池寛のトランク
書物とのつきあい
シェイクスピアのこと
Episode 東大時代の先生
厨川先生のこと(厨川文夫氏への追悼文)
“Three Lives”(龍口直太郎氏への追悼文)
思い出すこと(西脇順三郎氏への追悼文)
師恩(西川正身氏への追悼文)
Episode 大橋二等兵

第二章 先生の文学論
アメリカ文学へのアプローチ
Episode 大橋ゼミ
スタインベックの文学
アーネスト・ヘミングウェイの死
ウィリアム・フォークナーの人と作品 ―私は人間の終焉を信じない―
大橋健三郎著『フォークナー研究 1』
Episode 大橋先生の文学論
いまなぜユダヤ系なのか
谷崎、荷風の作品を評価 来日の米小説家ソール・ベロー
死を想定しない倫理
Episode 先生の、そして私の『ライ麦畑でつかまえて』
本国におけるメイラーの評価
『カリフォルニア州ヨコハマ町』
Episode 大橋先生と翻訳
事件と文学の間柄
南部女流作家の写真集
ケルーアック再考
思い出すこと
サーバー雑感
われわれにとって外国文学とは何か――「アメリカ文学に対するアジアの反応」会議に出席して
シャーウッド・アンダスンと私
シ…【商品解説】

収録作品一覧

小伝大橋吉之輔先生 11−21
ヒロシマ・ひろしま・広島 24−27
菊池寛のトランク 28−30

著者紹介

大橋 吉之輔

略歴
〈大橋吉之輔〉1924〜93年。アメリカ文学者。慶應義塾大学名誉教授。日本におけるアメリカ文学研究の黎明期を支えた一人。「アンダスンと三人の日本人」で日米友好基金特別図書賞を受賞。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

エピソード大橋吉之介を読んで

2022/04/24 23:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:英ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初、著者大橋吉之輔と編者尾崎俊介の文書がごっちゃになった感がしたが、読み進めて行くうちに、それぞれの文の書体が違うことからも、はっきり別のものととらえることができた。
 シャーウッドアンダーソンの世界的権威とも言われるだけあって、アンダーソンに関する本の収集の有様を読んでびっくりしたが、尾崎が語る師大橋の無理難題を弟子に要求するくだりは、我々読者も尾崎に同情を抱くほどであった。
 本書を読んでアメリカ文学者大橋吉之輔の偉大さに触れ、同時に師に従い、ともに生活をした弟子尾崎俊介とその恩師とのふれあいがとてもよく描かれていた。
 最後にあるエピソードを始めエッセイもとても面白く読めるものである。

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2022/01/10 16:44

投稿元:ブクログ

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