- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/10/22
- 出版社: 皓星社
- サイズ:21cm/181p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7744-0752-4
紙の本
アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド
著者 田中 ひかる (編)
国家や資本主義、社会の規範や慣習、身近な人間関係…。「支配がない状態」をつくりだす思考と実践を手がかりに、生きやすい社会を構想し、豊かな生き方を探る読書案内。50点以上の...
アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
国家や資本主義、社会の規範や慣習、身近な人間関係…。「支配がない状態」をつくりだす思考と実践を手がかりに、生きやすい社会を構想し、豊かな生き方を探る読書案内。50点以上のブックガイド、コラム、エッセイを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
格差、分断、差別、そして不自由を強いられる日常のなかで、私たちはどう生き、将来をどう思い描いたらいいのか。
「支配がない状態」をつくりだすアナーキーな思考と実践を手がかりに、みんなが生きやすい社会を構想し、自分らしい生き方を探る〝希望と解放〟の読書案内!
55のブックガイドと多彩なエッセイ・コラムのほか、編者による「アナキズムの歴史と現在」を収録。【商品解説】
目次
- 序章 今、なぜ、アナキズムなのか 田中ひかる
- 1 アナキズムへの招待 〜自由な生に誘う言葉たち
- 鶴見俊輔「方法としてのアナキズム」 那須耕介
- 戸田三三冬『平和学と歴史学――アナキズムの可能性』 田中ひかる
- 金子光晴『絶望の精神史』 金子 遊
- ルース・キンナ『アナキズムの歴史――支配に抗する思想と運動』 田中ひかる
- レベッカ・ソルニット『定本 災害ユートピア』 山本明代
- 緒方正人『チッソは私であった――水俣病の思想』 田中ひかる
著者紹介
田中 ひかる
- 略歴
- 〈田中ひかる〉1965年生まれ。明治大学法学部教員。著書に「ドイツ・アナーキズムの成立」「社会運動のグローバル・ヒストリー」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
アナキズムとはなにか。なぜ今アナキズムか。
2022/01/08 21:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前から、アナキズム、あるいはアナキズムに対する私たちの向き合い方を問い直すような本がたくさん出版されている。日本語では無政府主義などと訳されるアナーキズムは、実際どのようなものなのか。
確信にはいたらないにしても、理解の助けになる多様な本を紹介した1冊である。
とは言え、紹介されている本は、世の中一般から見ればなかなかハードルが高い書籍かもしれない。
とはいえ、アナーキズムわからなくても何か関心がある、または、日々息苦しさを感じていてそこから自由になりたいと思っている人にはヒントが詰まっている。
もろにアナーキズムを語った本と言うより、アの字も出てこないような本もたくさん紹介されている。かつて一社会問題として読んだことのあるエッセイなども本書には含まれていて、ああそう言われれば、この本の底流にある考え方もアナキズムだなぁーなどと考えさせられた。