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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/18
- 出版社: 文一総合出版
- サイズ:19cm/215p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8299-7237-3
読割 50
紙の本
ニュースなカラス、観察奮闘記
著者 樋口 広芳 (著)
水道の栓を回すカラス、車を利用してクルミを割るカラス、置き石をするカラス…。衝撃的な事件を起こしては世間を騒がせるカラスたち。数々の「ニュースなカラス」に現場で向き合って...
ニュースなカラス、観察奮闘記
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商品説明
水道の栓を回すカラス、車を利用してクルミを割るカラス、置き石をするカラス…。衝撃的な事件を起こしては世間を騒がせるカラスたち。数々の「ニュースなカラス」に現場で向き合ってきた鳥類学者の観察奮闘記。【「TRC MARC」の商品解説】
ま、まさか! カラスがみずから水道の栓を回して水を飲むなんて……!
ときおり世間を騒がす「ニュースなカラス」たち。これまでに数々の事件に向き合い、観察によって真相を解明してきた鳥類学者が運命的に出合ったのは「水道ガラス」。天才的なカラスの驚きの知恵とは!?
「車利用ガラス」「置き石ガラス」「石鹸ガラス」「ろうそくガラス」ほかこれまでの「ニュースなカラス」も多数登場!
*******************************************
・ユニークな行動や衝撃的な事件で、ときおり世間を騒がせるカラスたち。天才的にかしこいカラスから、こまったカラスまで、実際に現場で「ニュースなカラス」に向き合い、事件の真相を解明してきた鳥類学者、樋口広芳博士。博士が当時を振り返り、現場のようすや奮闘ぶりを実況風に楽しく解説した観察記です。
・物語は3部構成。第1部には博士が2019年に発表した「水道ガラス」が登場。横浜市の公園に現れた、「水飲み場でみずから水を出して飲む、浴びる」天才的なカラス、グミの物語です。発表当時、国内外で大きな反響があり、正月番組で2019年に世界を驚かせた日本のニュースの5位に選ばれたほど。今回は、今まで明かしていなかったくわしいエピソードも物語風に紹介します。
・第2部では、これまで巷で話題になってきた数々の「ニュースなカラス」たちをくわしく紹介。クルミを路上に置いて車にひかせる「車利用ガラス」。線路に置き石をしてしまう危険すぎる「置き石ガラス」。屋外の水飲み場から次々に石鹸をもち去ってしまう「石鹸ガラス」。神社の祠から火のついたろうそくをもち去り、草に埋めてボヤ騒ぎを起こす「ろうそくガラス」。ほかにも銀座・赤坂・六本木をハシゴする「グルメガラス」、銭湯に通う「銭湯ガラス」など、「ニュースなカラス」たちが大集合!つねに現場の最前線でカラスたちと向き合ってきた樋口博士だからこそ書ける事件の真相と観察奮闘記です。
・第3部では、カラスの生態や知能、ほかの鳥との違い、人とのかかわりなど複数の視点から、カラスという生きもの、生き方について解説。人間社会とカラスの未来について考えます。次なる「ニュースなカラス」は、果たしてどんな騒ぎを起こすのでしょう。
・本文に掲載したQRコードをスマートフォンで読み取ることで、樋口博士撮影の「ニュースなカラス」の動画を見ることもできます。中には未公開動画も。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1部 水道の栓を回す、目的によって水量も変える「水道ガラス」
- 1章 忘れられない瞬間
- ある春の日に
- 現場は市街地の公園
- 2章 胸ときめくカラス観察
- 公園通いの日々
- 飲むときと浴びるときで、栓の回し方と水量を変える
著者紹介
樋口 広芳
- 略歴
- 〈樋口広芳〉1948年横浜生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。同大学名誉教授。慶應義塾大学訪問教授。農学博士。日本鳥学会元会長。著書に「鳥ってすごい!」「日本の鳥の世界」など。
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こんなことも、あんなこともできる「賢いご近所さん」研究。
2022/06/02 08:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場するのは「水道ガラス」「クルミガラス」。といってもガラス製の水道とかクルミではない。鳥の研究者である著者が長年観察した、ニュースにもなったカラスたちである。著者も驚いたカラスの行動を詳しく紹介します。
公園の水道を、自分で開けて水を飲む、水浴びをする。「公園・水道・カラス」の組み合わせは多分世界的に数多くあるのだけれど「ニュースになる」ということは人間にとっては珍しいこと。特別賢いカラスがいるのか?雄雌での違いはあるのか?などなど研究者らしい視点で観察がされています。
最近は防犯カメラなども普及したので「事件現場」を押さえた映像などもかなり増えました。インターネットにも「目撃情報」が載ったりします。本書にもいくつかが引用がありました。
公園の水道を利用するのは「すごい」けれど、出しっぱなし(止めることはできない)のは困ります。それでも、人間の作りだした環境をしっかり自分の生活に取り入れている「賢さ」は認めてあげたい。「賢い」は「ずる賢い」にもなります(人間だってそう)。そんなご近所さんとどう付き合うか。やはり「相手を知ることから」でしょうか。
「どこにでもいる」から誰でも観察できる。それを活かして全国的な市民参加型の調査もあるそうです。ちょっと参加してみたくなるような内容でした。
ちなみにわが家の目の前では、マンションの建設現場の「稼働中」クレーンに営巣したつがいがいます。作業中にはかなり傾くし、ぐるぐる回転もするのですが引っ越し予定はなさそうです。