- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/24
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/229p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391468-8
紙の本
新しい星
著者 彩瀬 まる (著)
「普通」の人生を謳歌していたはずの4人に訪れる、思いがけない転機。コロナ時代の「普通」に揺れる、ある4人の男女のリアル−。愛するものの喪失と再生を描く8つの物語。『別冊文...
新しい星
新しい星
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「普通」の人生を謳歌していたはずの4人に訪れる、思いがけない転機。コロナ時代の「普通」に揺れる、ある4人の男女のリアル−。愛するものの喪失と再生を描く8つの物語。『別冊文藝春秋』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
直木賞候補作、高校生直木賞受賞作『くちなし』から4年――
私たちは一人じゃない。これからもずっと、ずっと
愛するものの喪失と再生を描く、感動の物語
幸せな恋愛、結婚だった。これからも幸せな出産、子育てが続く……はずだった。順風満帆に「普通」の幸福を謳歌していた森崎青子に訪れた思いがけない転機――娘の死から、彼女の人生は暗転した。離婚、職場での理不尽、「普通」からはみ出した者への周囲の無理解。「再生」を期し、もがけばもがくほど、亡くした者への愛は溢れ、「普通」は遠ざかり……。(表題作「新しい星」)
美しく、静謐に佇む物語
気鋭が放つ、新たな代表作
【商品解説】
収録作品一覧
新しい星 | 7−32 | |
---|---|---|
海のかけら | 33−68 | |
蝶々ふわり | 69−94 |
著者紹介
彩瀬 まる
- 略歴
- 〈彩瀬まる〉1986年千葉県生まれ。上智大学文学部卒。「花に眩む」で女による女のためのR−18文学賞読者賞、「くちなし」で高校生直木賞を受賞。他の著書に「さいはての家」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
静かに心に沁み込んでくる作品集です
2022/09/05 09:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞候補になったのも頷ける、どこか懐かしさを感じながら、静かに心に沁み込んでくる作品集でした。誰にでも起こり得ることで、主人公たちの幸せな暮らしが崩れてしまいますが、仲間たちとの交流もあって諦めたり受け入れたりしながら前に進んでいく姿に共感できました。茅乃というピースを娘の奈緒が埋めるような最終話が秀逸です。
紙の本
とても面白かった
2022/01/12 16:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼちぼち - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段はホラー寄りのミステリーしか読まないが装丁が綺麗だったので購入。誰も死なないけど(笑)とても面白かった。大学時代の男女2人ずつの仲間が各々の深刻な悩みについて何十年経っても真剣に支え合っていく。その姿は羨ましくもあったが、ある種今では天然記念物のような気さえする。そんな絵空事な話も作者の素敵な言葉の表現力によって心にガツンときた。最後は4人の温かい友情に泣けた
紙の本
美しく静かな文章
2022/01/08 20:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人の男女の人生が織りなす8つの物語。ひとつひとつの物語が、とびとびにつながり、静かに流れていく。それぞれの人の愛するっものを喪失すること、そしてそこから再生して生きていくことが、語られる。私たちが一人ではないことを意識させ、それがいつまでも続くように祈るようにして、物語は終わる。なにが「普通」の生き方なのだろうか、普通の人生って、良いものだろうか、と思う。
紙の本
狭い交友関係の中で
2022/08/29 13:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
乳がん・死去・赤子の死去・別居・離婚・引きこもり。
たった4人の中でこんなに起こるの?
説得力なさすぎ。
不幸と思われる事象を安易に詰め込み過ぎてる。
紙の本
友だちに会いたい
2022/01/18 22:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
喪ってしまうこと、社会から逸出してしまうこと、生きていく事で様々な困難に出会う。
生まれた子どもを失ったことを、逆に生まれた喜びを与えられたと考え生きる青子。
上司のパワハラで部屋から出られなくなった玄也。
乳癌の手術を受けた茅乃、結婚して一児の父の卓馬。
大学の合気道部だった4人は、卒業後茅乃の乳癌の手術により再び時間を共にする。
それぞれ生きる困難さを感じながら、友を思いやり、貴重な時間を過ごす。
うつくしい物語だけど、作者の真意が届かない。
残念な一冊。
電子書籍
四人
2022/01/16 23:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性二人と女性二人、それぞれが深刻な悩みを背負ってしまう物語。でも、実際にありそうなことばかりです。しかし、なんだか、この人物像、ちょっと、理想的すぎる気がして。そこがマイナスかな