- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/10/29
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/142p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-525287-1
読割 50
紙の本
近代を彫刻/超克する
著者 小田原 のどか (著)
街角の彫像から見えてくる、もうひとつの日本近現代史、ジェンダーの問題、公共というもの…。都市に建立され、時に破壊され引き倒される彫刻は、何を映すのか。彫刻を思想的課題とし...
近代を彫刻/超克する
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商品説明
街角の彫像から見えてくる、もうひとつの日本近現代史、ジェンダーの問題、公共というもの…。都市に建立され、時に破壊され引き倒される彫刻は、何を映すのか。彫刻を思想的課題として提示する。『群像』掲載を加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
〈思想的課題〉としての彫刻を語りたい。
街角の彫像から見えてくる、もう一つの日本近現代史、ジェンダーの問題、公共というもの……。
都市に建立され続け、時に破壊され引き倒される中で、彫刻は何を映すのか。
注目の彫刻家・批評家が放つ画期的な論考。
【商品解説】
著者紹介
小田原 のどか
- 略歴
- 〈小田原のどか〉1985年宮城県生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科にて博士号を取得。芸術学博士。彫刻家、アーティスト。彫刻研究、版元経営、書籍編集、展覧会企画、評論執筆も行う。
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紙の本
問題意識に共感する
2022/01/15 13:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
彫刻家で、彫刻研究者でもある小田原のどかさんは、美術と社会、歴史をつなぐ評論でも知られている。
とくに「彫刻」を論じた著作は多く、いろいろ読んできたが、この本はそれらをまとめ、より掘り下げ、近年の例などを加えたものだ。
存分に「彫刻」を語っているが、美術史や批評の文脈ではない。彫刻を「思想的課題」として提示することを目論んだ―。と述べている。
それだけに、国内外の数々の彫刻を例示しながら近現代史が思想的哲学的に語られていて、難解に感じる人もいるかもしれない。
結局、彫刻とは何か。小田原さんは「見る者たちとその時代を鏡写しにするもの」だとしている。
解釈や評価が時代を経て変わっていくのはそれを見ている「われわれ」が変わっていくからにほかならないのだと。
読めば、普段素通りしていた彫刻が、気になって仕方なくなるに違いない。
紙の本
彫刻の意味を考えよう
2021/12/10 07:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やとちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
通勤や通学時、また観光で銅像や石碑を見かけたことはあるだろう。ただ、近づいていって誰なのか、どのような業績があったのか、そして、なぜこの場所に在るのかを確認する人はどのくらいいるのだろうか。
公共の空間に置かれている彫刻を思索するにはうってつけの一冊。2020年米国でのBLM運動と銅像との関連にもしっかりとフォローしている。