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商品説明
明治7年。服部金太郎は丁稚として働いていた。金太郎は高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつけ、いずれは時計商になりたいという熱い想いを抱き…。「セイコー」創業者の一代記。『小説すばる』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
洋品問屋の丁稚は、いかにして「東洋の時計王」になったのか。
経済小説の名手が贈る、世界的時計メーカー「セイコー」創業者・服部金太郎の一代記。
セイコー創業140周年記念作品。
明治七年。十五歳の服部金太郎は、成長著しい東京の洋品問屋「辻屋」の丁稚として働いていた。主人の粂吉は、金太郎の商人としての資質を高く評価し、ゆくゆくは妹の浪子と結婚させ、金太郎を辻屋の一員として迎え入れようとする。だがそんな思いとは裏腹に、金太郎は、高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつける。鉄道網の発達により、今後「正確な時間」を知ることの重要性が高まると見抜いていたのだ。いずれは時計商になりたいという熱い想いを粂吉に伝えるが――。
【著者略歴】
楡周平(にれ・しゅうへい)
1957年、岩手県生まれ。米国系企業在職中の96年に書いた『Cの福音』がベストセラーとなり、翌年より作家業に専念する。ハードボイルド、ミステリーから時事問題を反映させた経済小説まで幅広く手がける。著書に「朝倉恭介」シリーズ、「有川崇」シリーズ、『再生巨流』『プラチナタウン』『修羅の宴』『レイク・クローバー』『象の墓場』『スリーパー』『ミッション建国』『砂の王宮』『食王』『ヘルメースの審判』『逆玉に明日はない』等多数。【商品解説】
著者紹介
楡 周平
- 略歴
- 〈楡周平〉1957年岩手県生まれ。作家。著書に「Cの福音」「ヘルメースの審判」「逆玉に明日はない」など。
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紙の本
社員への素晴らしい贈り物!
2022/02/27 19:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
SEIKOの創始者・服部金太郎の評伝小説。勝手に職人チックな方(登場する吉川鶴彦的な方)をイメージしていましたが、卓越した経営哲学や先見の明を持ち、実践した経営者でした。帯に「セイコー創業140周年記念作品」とあり、社員への素晴らしい贈り物ですね。プロジェクトXのような一冊です!
紙の本
禍を転機とする
2022/01/19 19:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
時計メーカー「セイコー」の創業者服部金太郎の一代記である。時計の販売・製造を、いかなる思いで始め、いかに一大企業に作り上げたかがわかる。本人の力だけでなく、折々で出会う人々に支えられて、なし挙げたのである。さらに火災や地震による被害を、大きな転換点にしたところが凄い。禍福は糾える縄の如しである。成功する人とは、そのような運にうまく乗った人かもしれない。