- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/17
- 出版社: ネコノス
- サイズ:15cm/404p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-910710-00-6
紙の本
雨は五分後にやんで (ネコノス文庫 異人と同人)
著者 浅生 鴨 (編),浅生 鴨 (著),スイスイ (著),高島 泰 (著),高橋 久美子 (著),ちえむ (著),永田 泰大 (著),野口 桃花 (著),幡野 広志 (著),山下 哲 (著),山田 英季 (著),山本 隆博 (著),よなかくん (著),今泉 力哉 (著),岡本 真帆 (著),小野 美由紀 (著),河野 虎太郎 (著),古賀 史健 (著),ゴトウ マサフミ (著),今野 良介 (著)
放送作家・河野虎太郎、料理家・山田英季など19人の書き手が「作品の中に「五分」という言葉を使う」という約束の元で自由に書いた文芸アンソロジー集。文芸同人誌の枠を超えた幅広...
雨は五分後にやんで (ネコノス文庫 異人と同人)
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商品説明
放送作家・河野虎太郎、料理家・山田英季など19人の書き手が「作品の中に「五分」という言葉を使う」という約束の元で自由に書いた文芸アンソロジー集。文芸同人誌の枠を超えた幅広いジャンルの作品を掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
作家・浅生鴨による責任編集の下で、「『五分』という単語を作品中に使うこと」だけを条件に、各分野の書き手19人が自由に書いた同人誌を文庫化。
小説、エッセイ、漫画、短歌、イラスト、インタビュー、パズルなど、幅広いジャンルの作品を多数掲載した文芸同人誌の枠を超えたアンソロジー集。
『朱に交われば赤くなるというけれども、どれほど朱い海の中を泳ごうとも、最後まで染まり切らずわずかに残る蒼こそが個人というものなのに、なぜか今僕たちは、みんなで寄ってたかってその残された蒼を朱く塗ろうとしている。それも悪意ではなく親切心で。個人を消し去ることが大切だと言わんばかりに、個人なんかでいては苦労するばかりなのだからというお節介な助言とともに。たぶん今の僕に必要なのは、切り離されることだ。どこにもつながらないことだ。個人として孤立し、誰にも理解されないまま孤独の中に打ち震える時間を丁寧に持つことで、ようやく僕は、かつて持っていたはずの、あの僕の蒼を取り戻すことができる。』
(浅生鴨「あの僕の蒼を」より)【商品解説】
目次
- あの僕の蒼を/浅生鴨
- 五分だけの太陽/高橋久美子
- 五分マン/ゴトウマサフミ
- ツーストローク/山本隆博
- 昼の個室に座って/永田泰大
- 啓蟄の日、きみに問う/野口桃花
- そいつがルパン/ゴトウマサフミ
- 練習しているか/浅生鴨
- ピンクの象が窓から/小野美由紀
- 生活/岡本真帆
収録作品一覧
あの僕の蒼を | 浅生鴨 著 | 9−12 |
---|---|---|
五分だけの太陽 | 高橋久美子 著 | 13−23 |
五分マン | ゴトウマサフミ 作 | 24 |
著者紹介
浅生 鴨
- 略歴
- ●浅生 鴨(あそう かも)
1971年、神戸市生まれ。作家、広告プランナー。2013年に「群像」で発表した初の短編小説「エビくん」が内外の注目を集め、日本文藝家協会編『文学2014』に収録された。著書に『中の人などいない』『アグニオン』『二・二六 — HUMAN LOST 人間失格 —』(いずれも新潮社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)、『どこでもない場所』(左右社)、『雑文御免』『うっかり失敬』(ともにネコノス)、『面白い!を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。』(大和出版)など。『伴走者』(講談社)が第35回織田作之助賞候補となった。
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