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第1章は、ジェフ・ベゾスが株主向けに書いていたという1997年から2019年までの「株主への手紙」が収録されている。
第2章は、これまでのインタビューや講演原稿。
そして、これらをサマライズしたイントロダクションで構成されている本。
というわけで、イントロダクション以外は発表済みの内容なので新しさはないはずなんだけど、ちゃんと学びも得られるという、奇妙な本。
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アマゾンの哲学や現在のビジネスに繋がる変遷が見れる。この変化がほんの20年強の話だということに改めて驚きを感じると共に、変化を捉える重要性を感じた。
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面白かったー!勇気がもらえた。
心に残ったことは
・賢いことと優しいことはどちらが大事?
祖父母に教えられた「賢いよりも優しい方が難しいんだ」。才能と選択は違う。才能は生まれついてのものです。優しさは選択です。才能は簡単です。生まれついてのものですから。選択は難しい。うっかりすると才能に溺れてしまいます。
・大事にすべきは、不変のことと、長期的な目線
大事なのは変わらないものに目をむけることと、長期的な目線。2000年代のITバブルで株価が6ドルになったときには、契約者数や利益推移などファンダメンタルズを見て「今は新規の資金は必要ないから、手持ちの資金を使って続けていけばいい」。他者からの評価でブレる前に、根本に立ち返り判断すべしと。
・頭ではなく心にしたがう
・Amazon社内でアイデアを披露するときはパワポは使わずワード6枚の文章で提案する
っていうのは勉強になった!ストーリーで説明する。文章は誤魔化せないもんね。
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アマゾン上場以来、ベゾスが株主に宛てて毎年書き続けた手紙と、発見録などをまとめた一冊。目先じゃなくて未来を、変わるものより変わらぬものを、データじゃなくて直感を、創業時から現在まで一切ブレない行動原則が明快すぎた。カッコいい。
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ジェフ・ベゾスの言葉なのだが、ジェフ・ベゾスが著者ではない。過去の言論を寄せ集めている。
イントロダクションで編者が本編の内容をまとめてしまっていて、本編で同じ内容に何度かでくわしてしまう。。。
ジェフ・ベゾスも強力なリーダーシップをもちろんもっているはずだが、イントロの書き口は、彼「個人」が偉業をなし続けているような言い方。彼の場合は、強い味方を近くに引き寄せていることが成功の鍵になっているような気がしていて、違和感が残った。
ジェフ・ベゾスの言論のひとつひとつは素晴らしいが、この本は作り方がイマイチだと思う。
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アマゾン創業者ジェフ・ベゾスが1997年の株式上場以来毎年株主に送付している「手紙」(2019年まで)と、インタビューや講演等の内容をまとめた一冊。
書下ろしではない点で、既出の情報を整理しただけと言ってしまえばそれまでだが、改めてアマゾンの創業当時から今日までの足跡を辿ることで、一貫して顧客価値向上を追求し続ける姿勢、後戻りできない意思決定には時間をかける一方、やり直し可能な場合はスピードと実験を重視して失敗を許容する企業文化、キャリアチェンジも含めた人材への投資、といった経営方針の一つ一つが、最終的には全て長期的なフリーキャッシュフローの成長という明確な目標に繋がっていることが理解できる。
ECサイトなどまだ眉唾扱いだった創業当初からネットバブル崩壊といった危機を乗り越え、プライム・AWS・マーケットプレイスという盤石な「三本柱」を確立し、さらに宇宙ビジネス等を含めて拡大し続ける同社事業の成長ペースに圧倒されるとともに、翻ってこれらが目の前で繰り広げられてきたこの20数年間、自分はいったい何をしてきたのかと問われているような気にもなる。経営書としても自己啓発書としても、価値ある一冊。
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「私には特別な才能はない。ただ好奇心が異常に強いだけだ」アインシュタイン
ベゾスは、SF小説が好きだった。
「後悔最小化のフレームワーク」=80歳になって、その判断を振り返ったとき、どう感じるか。後悔する数をできるだけ減らす。
アマゾンプライムは、費用対効果の分析では割が合わなかった。しかし直感に従った結果だった。
AWSは偶発的なイノベーション。未開拓の分野だった。
amazonエコーは市場調査の結果では生まれない商品。
自由市場はたいていの場面より効率がいい、だけでなく個人の自由を尊重するところにメリットがある。
Amazonはモノを売っているのではなく、顧客の判断を助ける仕組みを売っている。
Amazonでは、長時間、一生懸命、賢く、働く必要がある。価値がある会社になるには簡単なことではなれない。
Amazonが扱っている市場は、市場規模が青天井で、土台となるテクノロジーが日々進化していること、が強み。不動産はムーアの法則には従わない。
長期を見ることが大事。
Amazonではパワーポイントのプレゼンテーションは行わない。6ページの叙述形式の文書を使う。1週間以上努力しなければ、質の高い文章はできない。
たいていの職業は上位1割以内に入っていれば、何らか役に立てる。理論物理学ではトップ50人に入らなければ何も貢献できない。
人生は選択でできている。80歳になったとき、その選択をしみじみ振り返ることができる。
ワークライフバランスではなくワークライフハーモニーを目指す。
激務でへとへとになるのは、長時間だから、ではなく活力がなくなるから。仕事で活力がなくなるか、湧いてくるか、の違い。
ワークとライフは、バランスをとるのではなくぐるぐると回るもの。ワークとライフを両立させる。問題は労働時間ではなく、仕事からも家庭からも元気をもらえるか。
社員が会社にとどまるのは、報酬や福利厚生のためではなく、使命のため、であってほしい。偉大な使命、意義のある目的のために仕事をする人が卓越した人材である。
大企業はスピードがなくなるので注意。
長期を見る。決算報告の見栄えより、将来キャッシュフローを選ぶ。
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ジェフ・ベゾス Collected Writings
https://www.diamond.co.jp/book/9784478112137.html
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Kindle開発秘話や、Amazonに関しての新しい発見がないかと思ったが、ほとんどよく知られたエピソードばかりであった。書き方も公知の事実なので、ベゾスも過激な表現はせず、面白味にかける。
面白い考えは、意思決定を2つに分けること。「後戻りできる決定」と「後戻り出来ない決定」。Amazon勝っている企業では、後戻り出来る決定がそこらの企業よりもかなりの数出来るはず。ビジネスで毎回ヒットを出すのは出来ないが、バッターボックスに毎日立っていればヒットの数も増えていくだろう。ファイアフォンで転けてもエコーで盛り返せる。大きいことはいいことだ。
しかし、本書ではどこにも書いていないがKindleの開発がなぜあんなに遅々としているのか。初期の圧倒的な優位はなくなり、同じような製品のマイナーチェンジしか出さないのはやる気がないのか。本書での取り扱いからしてももうベゾス氏は忘れているのかも知れない。悲しい。
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ベゾス氏から株主への手紙とインタビューをまとめた本。
簡単なことだが、ビジネスで実践するとなると難しいことも多い。
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創業以来の「株主への手紙」やこれまでの発言やインタビューが纏まっているジェフ・ベゾス語録集。ベゾス氏自らの言葉で紡がれ、彼の思想や発想に直接触れることは有意義ながら、書籍内もしくはこれまでの刊行物と重複する部分が多い。
個人的にお気に入りのエピソードは、まだ創業間もない大赤字が続いていた時期にトム・ブロコウ氏のインタビュアーに応じた際のエピソードだ。氏が「ベゾスさん、あなた、利益(PROFIT)という言葉を正しく綴れますかね?」という皮肉に対して、ベゾス氏は「ええ、もちろん。P-R-O-P-H-E-T(預言者)ですよね」と答える。いまの状況をみると語彙力はベゾスのが(圧倒的)数段上だったようだ。
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ベゾスの「株主への手紙」や発言をまとめた本。同じような発言が何度も繰り返されるが,それがベゾスの中心となる考え方ということだろう。印象に残ったのは,顧客のことを本当によく考えているということと,実験の大事さ。特に後者は,いくつかの実験に大勝ちすれば無数の失敗の元は取れるという考えや成功・失敗の両方から学ぶ姿勢など,大事なのは分かってるけどなかなかできない (失敗したくないから実験が小ぶりになる,失敗から学ばずうやむやになる) ことである。
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・決断には2種類ある
・お客のニーズから遡って考える
・プロセスは目的ではなく手段
・反対だけどコミットする
・努力の必要量を分かっていない
既出の文書を集めたものではあるけれど、こうして一つにまとまっているのは有り難い。
紙の本が好きなので尚更。
(どうしても画面では目が痛くなるし…)
特に、努力の必要量を分かっていないくだりはなるほどと考えさせられた。
スキル起点の考え方といい、どうしても「出来ること」に考えを縛られてるなぁと感じた。
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20220425読了。
ベゾスが株主に書いたメッセージを時系列にまとめたもの。Amazonやベゾスの考えを汲み取ることができる。
・変わるものでなく変わらないものに目を向ける
・長期をみる
・意思決定のスピードをあげる、後戻りできる判断は早めに下す、反対してもコミットする
・将来のインフラをつくる。宇宙事業とか。
・発明とさすらう力
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人文科学+テクノロジー+ビジネス
ブルーオリジン=地球 のエネルギー枯渇からの停滞 自由のために宇宙へ
地球上で最もお客様を大切にする企業を築く
お客様が欲しがっていると自覚していないものを発明する
大企業でしかできないこと×スタートアップのスピードとしなやかさ大胆さ
高速意思決定
簡単なプロセス 70%の情報で 反対してもコミットする
後戻りできることは少人数で決め、できない場合は慎重に議論と分析を重ねる
3本柱=プライム、マーケットプレイス、AWS
マーケットプレイス比率58%(2018年)年平均52%成長、1st partyも25%成長
セルフサービス型プラットフォーム
AWS:7年間もライバルの出現無し
FBA:マーケットプレイスの出品者向けサービス 3/4が20%売上げ増加、
KDP:印税70% 従来17.5%
直接雇用84万人 関節雇用400万人 最低時給15ドル(政府7.25ドル)
30歳にAmazonを始めようと思いつき、ヘッジファンドをやめた。
どの商品よりアイテム数が多く世界で300万タイトル 大書店では15万タイトル
カタブラからAmazonへ社名変更
Day One 毎日が始まりの日 の精神
根っこにある原因を見つける
8時間寝る 優れた判断をする いつも3年先を考える 1日3つの決定で十分
人間は非常にエネルギー効率がいい 97Wのエネルギー消費 +1万Wの消費
年3%のエネルギー消費の増加=25年ごとに倍に
スペースコロニーをつくる インフラを築く
手間とコストを削減する再利用可能な垂直離着陸型ロケット 液体水素燃料
今後10年で変わらないものは何か? 変わらないものを中心に計画を立てる
ワシントンポスト買収 非常に大勢の読者からほんの少しずつお金をもらうモデル
信頼は難しいことを何度も何度も上手にやることによって築かれる
ライバルより先を行き続け、同じ土俵で戦わない