- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/18
- 出版社: 那須里山舎
- サイズ:20cm/318p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909515-06-3
紙の本
気候危機とグローバル・グリーンニューディール 地球を救う政治経済論
著者 ノーム・チョムスキー (著),ロバート・ポーリン (著),クロニス・J.ポリクロニュー (聞き手),早川 健治 (訳)
知識人・チョムスキーと経済学者・ポーリンが、「気候変動をとめるグリーン経済による成長」を説く。デマに過ぎない気候変動懐疑論など、CO2ゼロへの移行を阻む要因をデータで覆し...
気候危機とグローバル・グリーンニューディール 地球を救う政治経済論
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
知識人・チョムスキーと経済学者・ポーリンが、「気候変動をとめるグリーン経済による成長」を説く。デマに過ぎない気候変動懐疑論など、CO2ゼロへの移行を阻む要因をデータで覆し、科学的で現実的な具体的戦略を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
私たちが生きる社会には、「世界が炎に包まれていても今のうちにドライブを楽しむ」権力者たちがいる。同時に、その巨大権力を突き動かし、より公正な社会を築こうとする、民衆の潜在的な力も存在する。黙って世界が燃え尽きるに任せるわけにはいかない。この本は、環境破壊という人類存続の危機に全力で立ち向かうための、軸足となる一冊だ。
――安田菜津紀(フォトジャーナリスト、認定NPO法人Dialogue for People副代表)
本書は「気候変動をとめるグリーン経済による成長」を説く。デマに過ぎない気候変動懐疑論に加え、脱成長・脱資本主義イデオロギーも、経済学の炭素税主義も、EUの2050年CO2ゼロの約束(に基づくGDP1%の投資)も、データで覆される。CO2ゼロへの移行に必要な投資は、労働力の公正な移行支援を含め米欧GDPの2%。先の大戦での米国戦費がGDPの43%なのを思えば安い。何が阻むのか。「壊滅的未来を知って頬被りする強者」と「雇用喪失に怯える弱者」による民主政の引き回しだ。だが民主政を使って壁を突破する道は、ある。本書の科学的で現実的な具体的戦略が、今こそ読まれるべきだ。
――宮台真司(社会学者、東京都立大学教授)
「自分たちは大丈夫」と思っている人たちに未来を握らせてはいけない。何をどうするべきか、具体的に提起されている。
――武田砂鉄(ライター)
「意志の楽観主義」と政治参加で気候危機に立ち向かう。資本主義と新自由主義を乗り越え「公正な移行」へ。
――飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
レジ袋をいくら節約しても絶対に見えない、本物の持続可能な社会を学ぼう。
――井上純一(漫画家)
この本は文明社会のためのサバイバル・マニュアルだ。
――ダニエル・エルズバーグ(平和運動家、元軍事アナリスト)
現実的かつ実践的なグローバル・グリーンニューディール構想を、二人の重鎮思想家は説得力をもって展開している。
――ジャヤティ・ゴーシュ(経済学者、ジャワハルラール・ネルー大学教授)
気候危機は解決できる。世界で最も引用されている存命中の知識人ノーム・チョムスキーと、世界最大の再エネ投資計画をオバマ政権下で監督したロバート・ポーリンが、気候危機を公正に解決するための「グローバル・グリーンニューディール」構想を語り尽くす。
現実を冷徹に直視する「心の悲観主義」から始まり、その現実をより良い方向へ変えるための政策や行動に基づく「意志の楽観主義」へと到達する。Fridays For Future Japanのメンバーたちによる力強いまえがきと訳者による最新英文資料の紹介を添えた豪華日本語版。
目次
日本語版へのまえがき(Fridays For…【商品解説】
目次
- 日本語版へのまえがき(Fridays For Future Japan)
- 序文(クロニス・J・ポリクロニュー)
- 第1章 気候変動の実像
- 第2章 資本主義と気候危機
- 第3章 グローバル・グリーンニューディール
- 第4章 地球を救うための政治参加
- 訳者あとがき
著者紹介
ノーム・チョムスキー
- 略歴
- 〈ノーム・チョムスキー〉1928年生まれ。言語学者、批評家、活動家。アリゾナ大学言語学栄誉教授。
〈ロバート・ポーリン〉1950年生まれ。経済学者。マサチューセッツ大学アマースト校経済学特別教授。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
今こそ読むべき
2022/01/21 15:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
1970年代にヒッピーたちに敬愛されたチョムスキーが、警鐘を鳴らしています。気候変動からポストコロナまで、再び注目を集めているのも頷けますね。