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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/01/14
- 出版社: 道和書院
- サイズ:21cm/321p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8105-3006-3
- 国内送料無料
紙の本
ハイニヘン「新しい通奏低音奏法〈1711年〉」 全訳と解説
著者 ヨハン・ダーヴィト・ハイニヘン (著),久保田 慶一 (編著・訳),小沢 優子 (訳)
愛好家が独学でも通奏低音を習得できるように、実践的にまとめられたハイニヘンの「新しい通奏低音奏法(1711年)」の全訳と解説を収録。チェザリーニとA.スカルラッティのカン...
ハイニヘン「新しい通奏低音奏法〈1711年〉」 全訳と解説
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商品説明
愛好家が独学でも通奏低音を習得できるように、実践的にまとめられたハイニヘンの「新しい通奏低音奏法(1711年)」の全訳と解説を収録。チェザリーニとA.スカルラッティのカンタータ2曲のリアリゼーション例付き。【「TRC MARC」の商品解説】
音楽史の基礎文献!
J.S.バッハと同時代のハイニヘンの実践的教本,待望の完訳!
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヘンは1683年生まれ。J.S.バッハの2歳年上で,バッハがケーテンの宮廷楽長に就任した同じ年に,ザクセン選帝侯下のドレスデンの宮廷楽長となった人物である。J.G.ヴァルターは『音楽事典』でバッハよりも多くの紙幅を割いてハイニヘンを紹介し,音楽史家C.バーニーは「ドイツのラモー」とハイニヘンを称えている。
ライプツィヒの聖トーマス学校でヨハン・クーナウらに教えを受け,ライプツィヒ大学法学部に進学後も,テレマン創立のコレギウム・ムジクムや,ライプツィヒの新しいオペラ劇場で,チェンバロ奏者として活躍。
大学卒業後は弁護士として働いていたが,1709年,ザクセン・ツァイツのナウムブルクの宮廷楽長となったのを機に,音楽の道へ。オペラ,宗教曲,世俗カンタータ,協奏曲など,旺盛な作曲を展開し,イタリアでも数年にわたりオペラ上演などの活動をおこなった。
弱冠28歳で,本書『新しい通奏低音奏法』をハンブルクで出版。書名に「愛好家が独学でも通奏低音を習得できるように」とうたい,多数の譜例を掲載して,徹底的に実践的にまとめられた教本である。この時代の即興や作曲に関する考え方,劇場様式(レチタティーヴォ)の奏法,修辞学と関連したインヴェンツィオ(主題)の創作,アフェクト(情念)の表現についても説明されており,バロック音楽を理解するための最高の概説書ともなっている。
本訳書の特徴はもう一つ。ハイニヘンは46歳で若くして亡くなったが,その直前,900頁を超える大著『作曲における通奏低音』(1728年)を出版している。その内容は前著の増補改訂版と言えるため,本書では「解説」で,2冊の間でどのような相違があるのか,ハイニヘンの音楽観の変化など,そのエッセンスを詳しく紹介している。この1冊で,ハイニヘンの著書2冊についての概要をつかめるようになっている。
50頁を超える「解説」はほかに,ハイニヘンの人物像と作品の概要,同時代の評価,音楽論の特徴などを詳述している。
付録には,ハイニヘンが2冊の著書で紹介したチェザリーニとアレッサンドロ・スカルラッティのカンタータ全曲を,ハイニヘンの指示に基づいて現代のチェンバロ奏者がリアリゼーションした例を掲載。ハイニヘンの教えを音楽で実地に確認できる。【商品解説】
目次
- はじめに(久保田慶一)
- 参考図版/ハイニヘン関連地図
- ハイニヘン『新しい通奏低音奏法(1711年)』全訳
- 序文
- 第1部 通奏低音の基本原理
- 第1章 三和音の配置と進行
著者紹介
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヘン
- 略歴
- 〈ヨハン・ダーヴィト・ハイニヘン〉1683〜1729年。ザクセン・ヴァイセンフェルス公国生まれ。ライプツィヒ大学法学部卒業。ザクセン選帝侯国(ドレスデン)宮廷楽長。
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