発信力を強化する「書く」「話す」サイクル

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とりあえず、アウトラインを把握するために
ザーッと即読み。概要はとりあえずイメージできた。
もう一回、今度は粒度を上げて、もう一回読もうと思う。

やっぱり、書きたいテーマを漠然とおもって書き始めても
やはり、良いものが描けないらしい。
具体的に誰に、どんなことを伝えたいかが明確だと良さそうだ。

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ビジネスでもプライベートでも大事な、「書く」「話す」ために必要なことを学べる本です。
「話すのは好きだけど、文章を書くのは苦手」「文章は書けるけど、うまく話せない」といった悩みを感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、書くことも話すこともポイントは同じで、いちばん大事なのは、相手に伝えること。
コピーライターの著者が、書く・話すのサイクルを作り、伝わるようになることで、仕事や人生をより良くできることを教えてくれます。

【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

「言葉にしていくことは、相手と自分を信頼すること。人は自分の頭や心の中をわかってもらいたいという想いで『書く』『話す』ことを繰り返していく中で、『人にわかってもらえる』『自分は誰かに受け入れられている』という経験を得てきた。」
「仕事をつくるのも、アイデアと同じく『広げる』『尖る』の繰り返し。まず、相手に矢印を向け、相手に求められることの中で自分ができることからやっていくといい。自分のできることを広げていくうちに、やりたいことが見えてくる。」
「自分の気持ちや自分自身のことを言葉で伝えられるようになると、仕事だけでなく人生も変わってくる。日々起きるできごとや目にする事象に複数の視点が持てる。視点が変わると、自分の考え方の癖が外れ、思い込みがなくなる。観察力をつけると、自分の未来を具体的にイメージできるようになる。」
「自分の思いも、自分自身も、自分の言葉で定義して、生きたい自分を作る。そんな自分の『過程』を見せることができるのが『発信』。それがコンテンツになる。まずは、今、自分自身が求めているものを把握し、自分が言ってほしい言葉を自分に言ってあげるのが、人生を変える小さな一歩。」
→伝えるためのスキルも当然大事ですが、最も大事なのは、伝えようとすることで何かが変わる、ということです。伝える手段がオフラインからオンラインへの移行が進んでも、伝えることの大事さは不変です。そのために「書く」ことの大事さも同じ。今は、SNSやHPがあり、書いたことを多くの人にそのまま見てもらえるというメリットもありますね。

【もう少し詳しい内容の覚え書き】

・文章や会話が、今よりも相手に伝わるようになると、何度もやり取りする必要がなくなり、仕事が効率化する。信頼され、「任せたい」と言われる場面が増えるはず。
・人にはそれぞれ優位な感覚はあるが、コミュニケーションが偏ると、伝えられるチャンスが半減する。選ばれる人になるには、「書く」と「話す」のどちらもできる人が有利。どちらもできると、より多くの人にリーチできる。
・書くことと話すことのポイントは同じで、「相手が求めていることを正確に把握し、相手が言ってほしいことを言う（書く）」だけ。伝わらないのは、相手がそれを求めていないから。人は自分がいま興味のあることを知りたい、自分のことをわかってほしい、論理と感情の両方ないと動けない、という原理原則を持つ。
・どんなに寡黙な人でも、質問によって言葉は出てくる。言葉は自分の中にある。うまく書こう、上手に話そうとし��くても大丈夫。自分の中にある言葉を見つけ、それを相手に伝える。「書く」と「話す」を組み合わせると、コミュニケーションが変わる。目の前の人との関係性がよくなるし、今まで届かなかった人にも思いが伝えられるようになる。
・言葉にすることは、伝えたいことの「一部」を切り取ることで、「全部以上」を伝えること。伝えたいことを全て言葉にすることはできない。想いは言葉にするといつもどこか違うし、何かが足りない。だからこそ、一部を切り取ることで、本来伝えたかったもの以上を伝えることもできる。人は「想像力」を持つ。
・言葉にして自分を伝えていくことで、相手に受け入れられる経験をすると、自分はここにいていいという安心感を得られる。誰かの役に立てる喜び、喜んでもらえる実感。そんな小さな体験を積み重ねることで、今の自分や、仕事や、生き方を好きになることにつながる。

○「書く」と「話す」の誤解
・「書く」中、「話す」中でも、得意なものと苦手なものが分かれる。細分化して定義する。現在ではその２つも境界があいまいで、「書く」は自分のペースででき、「話す」はリアルタイムの反応が求められる、といった程度の差しかない。
・「うまく」できるかとは、「今、自分が何を求められているか」を掴んで、それに答えていくかである。発信の矢印を相手に向けると、読みやすい文章、わかりやすい話となる。相手に伝わる話には、人柄やストーリーがあることも大事。相手が求めているものを、独自の視点で価値観を伝える内容が届きやすい。
・一度の発信で全て叶えようとせず、セロから１のハードルをとにかく下げてみる。過程を見せていくことも、コンテンツになる。
・アイデアは「広げる」「まとめる」を分ける。ますは「広げる」。どんなに小さなことでも良し悪しをジャッジせず書き出す。「２軸」なども使って、グルーピングして、「なぜ」「そもそも」「それでどうなる」などの質問で抽象化していく。それから「まとめる」。いつ、どこで、誰が、何を、どうするかを、数字や固有名詞を入れて具体化すると、行動に移せる。
・「書き出す」「口に出す」を往復することで、自分の気持ちが相手に適切に伝わるようになる。

○「書く」と「話す」の伝わる７ステップ
・①誰にどんな気持ちになって欲しいか決める、②テーマを決める、③話を組み立てる、④素材を集める、⑤言葉・順番を整える、⑥表現を磨く、⑦タイトルを決める、の７ステップが大事。
・誰に、を決める際は、伝えたい相手を想定し、その「相手」を知ろうとすることが重要。相手によって、伝え方は変わる。テーマは、「相手が今、言ってほしいこと」。決めるポイントは、「その場に求められている話」をする、「相手のメリット」を伝えるの２つ。
・話の組み立ては、大きくは自分の思いと、できごとの２種類に分かれる。自分の思いは、主張（思い、意見）をまず示し、理由や具体例を挟んで、最後にもう一度主張を述べる方法が効果的。できごとは、事実（できごと）→そこからつながるエピソード→自分（自社）の価値観→相手の行動を促す、という起承転結がおすすめ。
・事実だけ、思いだけだと文章がつまらなくなる。「事実」「エピソード」「思い」「感情」を、現場に行ってリサーチする。現場は、自分の思いを書く場合は、自分が何を考えているかを知る。他者に向ける場合は、その人がいるところになる。
・言葉、順番を整える際には、前提を相手に揃えて書くことも大事。「五感」を使った表現を入れると、読み手や聞き手に臨場感が伝わる。感情を直接表すより、体や表情の変化を伝えると、「自分のこと」として話の中に入っていける。事実、数字、エピソードも効果的。
・タイトルや１行目も、はじめに書く必要はない。話す場合も、「まずこれを言おう」と準備しておけば不安が『消えるので、冒頭に言うことだけ決めて、あとは相手とのやり取りの中で進めていこう、というくらいの気持ちでいい。
・「思います」は、自分の主観にだけ付ける。それ以外は、付けずに言い切る。自信がないものは、相手も信用しにくい。

○「書く」と「話す」を実践する
・自分の言葉は、思考のトレーニングでつくることができる。頭と心の中を知ろうとし、内面を言葉にする。
・観察し、対象物をできるだけ正確に捉える。自分の視点で引き出しを埋めて、つなげる。名前をつけてみて、思い込みを外し、新しい意味付けをする。俯瞰し、複数の視点から自分を定義する。尖らせ、キャッチーな言葉を生み出す。

○「書く」と「話す」の相乗効果
・言葉にしていくことは、相手と自分を信頼すること。人は自分の頭や心の中をわかってもらいたいという想いで「書く」「話す」ことを繰り返していく中で、「人にわかってもらえる」「自分は誰かに受け入れられている」という経験を得てきた。
・①自分を知る（身近な人に聞いてもらう、誰にも見せない前提で書き出す）、②受け入れられる経験（安心できるコミュニティの中で書く・話す）、③自分メディアで発信（ブログや音声配信など）、④リアルタイムで発信（ライブ配信などその場での対応が求められるものに挑戦）、⑤セミナーや動画コンテンツなどで収益化、の５段階を踏む。
・仕事をつくるのも、アイデアと同じく「広げる」「尖る」の繰り返し。まず、相手に矢印を向け、相手に求められることの中で自分ができることからやっていくといい。自分のできることを広げていくうちに、やりたいことが見えてくる。
・自分の気持ちや自分自身のことを言葉で伝えられるようになると、仕事だけでなく人生も変わってくる。日々起きるできごとや目にする事象に複数の視点が持てる。視点が変わると、自分の考え方の癖が外れ、思い込みがなくなる。観察力をつけると、自分の未来を具体的にイメージできるようになる。
・自分の思いも、自分自身も、自分の言葉で定義して、生きたい自分を作る。そんな自分の「過程」を見せることができるのが「発信」。それがコンテンツになる。まずは、今、自分自身が求めているものを把握し、自分が言ってほしい言葉を自分に言ってあげるのが、人生を変える小さな一歩。

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◯うまく書く(話す）が漠然としている
・うまくとは何かを具体的に考える
◯発信者ではなく、相手に向けて書く
◯誰のために、何のために

◯ 起（事実）承（エピソード）転（価値観）結（行動）

◯事実だけの文書、思いだけの文章はつまらない。
・「事実、エピソード」「思い、感情」をバランスよくいれていくことが大事