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商品説明
肥後川尻・正中島の廻船問屋・茶屋に生まれ、天保6年(1835)妻子を残して遭難、フィリピンへ漂流し、マカオと香港で生きた庄蔵。封建時代から新しい近代社会への時代転換期を国際人として生き抜いた漂流者の実像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸中期から幕末にかけて、嵐などによる海難で漂流し、数奇な運命をたどった人々の物語はかなり多く残されている。本書の漂流者・庄蔵は、熊本県川尻の廻船問屋・茶屋に生まれ、天保6年(1835)妻子を残してフィリピンへ漂流し、マカオと香港で生きた。今回の調査で、彼の実像、家族、生家などが初めて明らかになった。これによって、彼が父にあてて書き残した書簡、さらに米国人宣教師ウイリアムズの下で初めて邦訳した聖書「マタイ伝」の史料的価値が改めて見直され、驚嘆すべき生涯を浮かびあがらせた。【商品解説】
目次
- はじめに─原田庄蔵とその故郷
- (一)肥後川尻・正中島町─この小さな町から
- (二)開国史の中の庄蔵─庄蔵と「モリソン号の七人」
- 〔I〕漂流物語─マカオから父への手紙「日本より出し日を命日に」
- (一) 庄蔵の手紙
- (二)寿三郎の手紙
- (三)庄蔵と寿三郎
著者紹介
岩岡 中正
- 略歴
- 〈岩岡中正〉1948年熊本市生まれ。熊本大学名誉教授。博士(法学)。俳誌『阿蘇』主宰。公益社団法人日本伝統俳句協会副会長。「春雪」で熊日文学賞、「虚子と現代」で山本健吉文学賞等受賞。
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