- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/01/26
- 出版社: アルファベータブックス
- サイズ:19cm/290,40p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86598-093-6
紙の本
名曲この一枚 新版
著者 西条 卓夫 (著)
ティボー、ランドフスカ、エネスコ、カペー…。今なお色褪せない名演奏の数々を、レコード鑑賞界の大先達・「盤鬼」こと西条卓夫が語る名著の新版。新たに『藝術新潮』掲載の随筆11...
名曲この一枚 新版
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商品説明
ティボー、ランドフスカ、エネスコ、カペー…。今なお色褪せない名演奏の数々を、レコード鑑賞界の大先達・「盤鬼」こと西条卓夫が語る名著の新版。新たに『藝術新潮』掲載の随筆11本と対応CD一覧を収録。〔初版:文藝春秋新社 1964年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
クラシックファンの間で伝説となっている異色のLPガイド『名曲この一枚』(1964年、文藝春秋新社刊)を新版で満を持して刊行!
戦前から1980年代まで「DISQUES」、「芸術新潮」、「ラジオ技術」でレコード評を執筆。レコードに対する感動をあけっぴろげな名文で綴り、多くのファンを魅了してきた「盤鬼」こと西条卓夫の名著『名曲この一枚』を新版として刊行!
ティボー、ランドフスカ、エネスコ、カペー……今なお色褪せない名演の数々の魅力を情熱的に語り尽くす。
今回新たに「藝術新潮」に掲載された随筆11本を収録。現在の読者に向けて対応CD一覧も付けた。【商品解説】
目次
- 1 名曲この一枚
- まえがき
- Ⅰ ヴィタリからへンデル
- Ⅱ ハイドンからべートーヴェン
- Ⅲ シューベルトからブラームス
- Ⅳ フランクからオネゲール
- 2 盤鬼随筆集
- ティボーとの七日間
- ティボーを悲しむ
- 三十三のプロフィール
著者紹介
西条 卓夫
- 略歴
- 〈西条卓夫〉明治37年三重県生まれ。慶応義塾大学予科在学中に作家で音楽評論家の野村胡堂氏と出会い、クラシック音楽に目覚める。『藝術新潮』などでレコード評を担当したレコード音楽鑑賞界の大先達。
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溢れる音盤への敬愛の念
2022/05/05 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:takuya - この投稿者のレビュー一覧を見る
西条卓夫様と言うお方は、この復刊著作に接するまで、日本コロムビアからの復刻LPの『ラロ/スペイン交響曲』+『小品集』の、ジャケット解説を拝見したほどでしか、馴染みはありませんでした。しかし、アルファベータブックス様に、心より御礼を申し上げます。これだけ纏まって氏の名調子の文に接し得た故にです。五味康佑さんはお貶しになる場合、悪口雑言が過ぎ、おやおや‥って思う時が在るのですが(笑)、西条さんは批判的に書かれる際も、ほどほどに品位を保って居られ、それが良いのですね。ステレオ時代のワルターのマーラー『第一』、クレンペラーのメンデルスゾーン『真夏の夜の夢』、バックハウスのベートーヴェン『皇帝』等、聴き込んだ録音も在り、食い入るように読みました。随筆の『ティボーとの七日間』『ティボーを悲しむ』『王者クライスラー』も、これらの大演奏家が目に浮かぶようです。『三十三のプロフィール』『犬へのあこがれ』『エレキ前夜』も、労苦を厭わぬ音盤収集家の熱い息吹きが、溢れんばかり。最後の『好楽家の皆様へ・父にかわって』、ご子息様良彦氏の著者及び読者への敬意が溢れ、宜しかったです。西条卓夫様が平成7念に91歳の天寿を全うなさったとの由、好きな音楽に没頭された事が、長生きにも繋がったのでしょう。心よりのご冥福の念を捧げ、結びの言葉にさせていただきます。