- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/01/07
- 出版社: 宝島社
- サイズ:19cm/267p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-299-02436-7
読割 50
紙の本
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
著者 南原 詠 (著)
【『このミステリーがすごい!』大賞大賞(第20回)】大人気VTuber・天ノ川トリィが映像技術の特許権侵害を警告され、活動休止の危機に。防衛専門の特許法律事務所を立ち上げ...
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
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商品説明
【『このミステリーがすごい!』大賞大賞(第20回)】大人気VTuber・天ノ川トリィが映像技術の特許権侵害を警告され、活動休止の危機に。防衛専門の特許法律事務所を立ち上げた女性弁理士・大鳳未来は、トリィを救うべく調査に乗り出し、いちかばちかの賭けに出る−。【「TRC MARC」の商品解説】
第20回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作は、現役弁理士が描く企業ミステリーです! 特許権をタテに企業から巨額の賠償金をせしめていた凄腕の女性弁理士・大鳳未来が、「特許侵害を警告された企業を守る」ことを専門とする特許法律事務所を立ち上げた。今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され活動停止を迫られる人気VTuber・天ノ川トリィ。未来はさまざまな企業の思惑が絡んでいることに気付き、そして、いちかばちかの秘策に……!【商品解説】
第20回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作は、現役弁理士が描く企業ミステリーです! 特許権をタテに企業から巨額の賠償金をせしめていた凄腕の女性弁理士・大鳳未来が、「特許侵害を警告された企業を守る」ことを専門とする特許法律事務所を立ち上げた。今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され活動停止を迫られる人気VTuber・天ノ川トリィ。未来はさまざまな企業の思惑が絡んでいることに気付き、そして、いちかばちかの秘策に……!【本の内容】
著者紹介
南原 詠
- 略歴
- 〈南原詠〉1980年生まれ。東京都出身。東京工業大学大学院修士課程修了。元エンジニア。企業内弁理士として勤務。「特許やぶりの女王」で『このミステリーがすごい!』大賞大賞を受賞しデビュー。
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紙の本
ぜひ続編を出して下さい
2022/02/03 22:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:2502 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶妙のキャラと絶妙な設定。大変楽しく読ませて頂きました。今回は出番が少なかった中国人パートナーの姚愁林(ようしゅうりん)弁護士や、主人公の大鳳未来弁理士の出自など、今回の話から、更に続編を膨らませるネタは豊富なので、ぜひ同じ設定での次回作・シリーズものの執筆・出版をお願いします。
電子書籍
闘う前に勝つ
2022/01/30 17:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特許係争の勉強にもなる本。現実の世界では難しいかもしれないが、特許係争は裁判になる前に決着させるという考えには大賛成。訴えられれば面子もあるし世間にバレるので誰でも死に物狂いになる。戦わずして勝つ、これが極意。
紙の本
面白かったです
2022/04/19 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
特許権を巡る争いを処理すべく、企業間を渡り歩く弁理士という仕事が今作の主題です。難解な専門用語に苦戦しましたが、内容はシンプルで読みやすいです。絶体絶命ののち大逆転がこの作品の醍醐味でした。
紙の本
特許法は難しくない
2022/02/12 21:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る
新刊案内で「現役弁理士」が描いた「凄腕女性弁理士・大鳳未来」を主人公とする、「特許権」をテーマにした「企業ミステリ」というキャッチが目に入った。もう半世紀前の大学時代、科学技術立国日本に特許戦略は重要だ!と考えて特許権の講義を受けた。当時は「無体財産権」という括りで、著作権とか商標権などと一緒に扱われていた。目に見える「有体」ではない財産権という意味。現在はよりスマートに「知的財産権」と呼ばれている。結局受講は真面目に続かなかったが、仕事では一時期特許ビジネスに関わることになり、少し齧った程度の知識ではあったが、役に立ったようだ。
大鳳の口から「パテント・トロール」「専用実施権」「クレームチャート」「無効審判」「職務発明」といった専門用語がポンポン出てくる。なんと「冒認特許」まで登場だ。『このミステリがすごい!』大賞受賞作品ということだが、巻末にある3人の選評を読むと、企業買収や投資、また刑事事件といったよくある法律・法廷ミステリとは違った、「弁理士」を主人公とする設定、そしてVTuberや5Gといった最新のトレンドを取り込んだところが評価されているようだ。しかし2人が特許の専門用語が難しい、とコメントしている。応募時はVTuberを意識した「ヴァーチャリティ・フォール」であったが、受賞後法律部分の記述をわかりやすくし、タイトルに「特許」を持ってきて「意外性」をアピールしているのだろう。大鳳の癖のある仲間もその道のプロで、彼らの口からわかりやすい解説もあるので、特許法に怖気付く必要はない。普段の生活にあてはめて常識的に考えればよい。「専用実施権」は自分が使わないものを、親しい他人に独占的に使わせることと考えればいいし、字面ではわからない「冒認特許」は、自分のものではないものを、自分のものだと偽って勝手に使うことは許されない、という常識的なことだ。
大体特許をテーマにした法廷・法律闘争は不毛で、ミステリには向かないことを著者はよく知っている。「特許侵害」裁判の争点は、特許の範囲の解釈の問題。これは「クレームチャート」、特許の内容を記載した書面をもとに行われるが、技術面が中心で「地味」な争い、しかも「下町ロケット」でもあったように、時間とコストがかかる。そのため大鳳未来も法廷闘争ではなく、法定外で事件を収めようとする。冒頭エピソード的に置かれた特許侵害事件では両当事者の事情を考慮して特許問題を回避して問題を収めている。「VTuber」事件も結局は同じ解決方法である。ただ、「敵の敵は味方」「肉を切らせて骨を断つ」式のリスキーな方法であり、ミステリに相応しい解決方法であった。作者の実体験によるのだとしたら、相当なものだ。
最後に「敵の敵」で「味方」として相手との交渉は、大鳳未来がその才能を守ると約束としたVTuberの将来を保障するものであったが、やや物足りない。冒頭エピソードのようなビジネスが感じられないのである。事件の背景にはハードのスタジアムとソフトのスポーツ・テックの融合プロジェクトが絡むのだが、大鳳には、このスタジアムにVTuber「専用」スタジオも併設し、そこに今回問題となった「3Dレーザースキャナーで得た点群データを5Gで高速処理し高精密CG動画を作成」できる設備も設置して使わせる、そしてスタジアム大型モニタで観客の前で映し出す、というTuberのメッカとするような、ローカル5Gスタジアムの利用方法とビジネスマッチング・アイデアを出してほしかった。
中小事務所で忙しいようで、次の事件で中国に飛んだが、次はあるのだろうか?あるとしたら特許の何をテーマにするか興味がある。
電子書籍
ミステリーとしては
2022/01/09 23:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
弁理士の世界とかの専門用語が多すぎて……ちょっと、ミステリーとしては……どうかな、と思いました。あまり、弁理士って知られていないから余計……でしょうか……。