紙の本
もう別れてもいいと思う
2022/02/27 12:22
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投稿者:たっきー - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫のことが嫌いで嫌いで離婚したいと思うようになった58歳の澄子。女性は共感しながら読む人が多いだろう。夫にどれだけ耐えているかと愚痴りあう同級生仲間もも、いざ澄子が離婚して自由になると、嫉妬から元夫を気にしないなんて冷たい、気が強くなったと足を引っ張ろうとするのをみてぞっとした。みんな好き勝手言うけど、自分の人生をやっていくのは自分だけで誰も責任をとってくれはしない。自分が納得する生き方ができるのが1番。(どうしてもそれが叶わない人もいると思うけれど)
紙の本
いつの時代も
2022/02/06 03:42
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭に押し込まれた女性たちの苦悩は同じなのかもしれません。延々と息苦しさが続く中で、ラストに僅かな解放感がありました。
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+++
58歳の主婦・澄子は、横暴な夫・孝男との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティ、ギスギスした友人グループ、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは、離婚して自分らしく生きる元同級生との再会だった。勇気を振り絞って離婚を決意するも、財産分与の難航、経済力の不安、娘夫婦の不和など、困難が山積。澄子は人生を取り戻せるのか?平凡な主婦による不屈の離婚達成物語
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モラハラ夫にうんざりしていた澄子に届いた、高校の同級生からの喪中はがき。亡くなったのは彼女の夫だった。そこから澄子の夫への嫌悪が加速していく。さらには、やはり高校の同級生が離婚したといううわさを聞き、揺れ動きながらも離婚への心づもりを固めていくことになる。全面的に共感できるわけではないが、うなずける部分もあり、澄子の気持ちに加速度がつくのはよくわかる。実家の母や弟夫婦、娘たちの事情も絡めながら、澄子が晴れやかな自分を取り戻していく様子は、陰ながら応援したくなる。離婚後の夫の心情には全く触れられてはいないが、そこも知りたい気がする。結婚はあっという間だが、離婚には並々ならぬエネルギーがいることを改めて思い知らされる一冊でもある。
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図書館で借りたもの。
一緒にいるだけで息がちゃんと吸えなくなる。離婚したい。でも、お金がない――。女を奴隷扱いする男たちとの決別を描く、50代ベテラン主婦のハッピー離婚戦線。
うわぁぁぁぁ!!
数ページ読んだだけでイラついた…。
自分の夫がこんなんだったら最悪だよ。
夫が、「離婚してもいいが預金の七割はもらう」と言い始めた時に、すぐ調停起こせば良かったのにと思ってしまった。
大袈裟にしたくないとか言わずに。
大抵の悩みはお金で解決できるなと、改めて思った。
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垣谷美雨のもう別れてもいいですかを読みました。主人公は58歳の主婦。
夫は彼女を下女位にしか考えておらず、若い女が好きでキャバクラ通い。
隣で息をされるのも嫌なくらい嫌いになってしまいました。
女子会での噂話で高校の時の親友が、離婚したことを知り離婚を真剣に考えます。
昭和に結婚した夫婦には我慢して生活している女性が確かに沢山居るのでしょうね。
ドラマになりそうだと思いました
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離婚したい。でも、お金がない――女を奴隷扱いする男たちとの決別を描く、ベテラン主婦のハッピー離婚戦線!五十代、女の再出発だ。
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もっと奮闘記っぽいかと思ったが、割と淡々と離婚に至る感じでした。
男はこう、女はこう、と言った性差で決めつけるような表現が多く、それが少し気になった。
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うーん。思ったよりひどい夫だったわ。あと田舎のあれこれ。。あとは心配だけど、前向きな離婚でよかった。元ダンナのその後も気になる…
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私のことかと思った。年代もドンピシャ。社会人デビューの頃、男女雇用均等法が施行されたが、全くもって名目だけ。バブル期の女性は男女平等の思考になっていたが、世の中はまだまだ女性蔑視が根付いていたんだよね。このギャップが悲劇だ。
結婚生活は常に夫ファースト。妻は下僕。もうこの暗黙のカーストをいい加減に変えてほしい。
妻がしんどい顔をしているわけでもないのに「しんどいんか?俺の方がもっとしんどいねん」って言ってくる夫。「しんどいから家事手伝って」って言わせないように圧をかけているのが見え見えなんだよ!
などと、自分達夫婦のことを重ねながら読んだ。ただ、私の夫は孝男ほどクズではない。それが救い。
結末としてはいささか期待とは違う終り方だった。
もちろんハッピーエンドではある。
この本は是非、家庭科の教科書にしてほしい。それがダメならせめて学校の推薦図書にすべきだ。もう孝男を量産する社会を変えていこう。
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いわゆる熟年離婚がテーマ。
かなりリアル。いやリアルすぎる!
50代の男性諸氏は妻には読ませてはならない本、我が身を振り返る必読書として認識しなければ...(笑)
ここまで思うかはその人の環境によるのかもしれませんが。
夫婦とは結婚とは、そもそも生きていくとはを考える・考え直す良い本です。
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暴力をふるうわけではないが、自分のことを下に見るし、感謝の気持ちもない夫と別れたくて仕方ない妻の話。
物語としては面白いわけではないけれど、ある種のドキュメントのようなリアリティがあった。
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いつもの垣谷美雨って感じで、一気に読めます。
まあ、よかったね、やっぱり自分の責任で自由に生きていくっていいよね、頑張ってねって、思います。
・・・が、結婚生活って二人でするもの。
結局、ダメな夫を作り上げたのは、妻の教育が悪かったわけで、
ずっと女は損だ、男が悪い、っていう調子で話が進むので、そのへんはモヤモヤします。
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いつもの柿谷美雨作品という感じで、夫源病を患う主婦の主人公が離婚に向けて東奔西走する話。
とにかく夫がクズすぎて、何でこんな人と結婚したんだと思ってしまう。また、全体的に女性サイドの意見ばかりで内容に偏りがありすぎる。少しは夫の良いところを描くとか、中立の立場の人を登場させるなどして、もう少し社会派な作品を生み出してくれると嬉しい。
柿谷美雨作品には共通しているが、結果的に登場人物が皆ハッピーになっているのは良かった。
相手の顔色を伺いながらの生活が続くと少しずつ洗脳され、モラハラにも気付けなくなるものだと思う。自分も違和感があれば話し合いを持つようにしたいと思ったし、モラハラ的発言をしないように気をつけたいと反面教師的に思った。
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58才の主婦子ども独立して夫婦2人の生活
まさに自分と同じ
同級生との会話のシーンなどもリアルでした(笑)
子育て中は夫に不満持ちながらも、それどころでない面もあり、いざ2人になるといろんな不満が爆発するのはよくわかります。
妻でも母でもなく1人の女性同じ人間。
残り少ない人生をいかに活力があり楽しく生きる為に離婚という選択があるのならそれは妻卒業で良いと思いました。
人にはその人なりの人生が有ります。
より自分らしく輝ける人生を歩めば良いと思います。それは1人で歩むもよし理解有る相方と2人で歩むも良しと思いました。
垣谷作品らしく今回も楽しく読みました
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2022/01/07リクエスト 1
話として面白かった。けど、ここまで耐える妻って、どうなんだろう。とっくに別れるべき時は過ぎてる。それなのに、ここで行動を起こすことはないように思う。
結局、弁護士に依頼することもなく、お金も手にして、離婚できた。かなり少数派である人を、主人公に据えるのは、どうなんだろう。
離婚したことのある人から見たら、文句のつけどころはありすぎる作品。
けど、離婚したことのない人にも、後押しされるような影響のある作品でもなし。
読み終えたけど、私には感じるところは無かった。