紙の本
アンネ・フランクの密告者 最新の調査技術が解明する78年目の真実
著者 ローズマリー・サリヴァン (著),山本 やよい (訳)
世界的ベストセラー「アンネの日記」を書いた15歳の少女を密告したのは誰なのか。元FBI捜査官率いるコールドケース・チームが、プロファイリング、法医学検査、人工知能など、現...
アンネ・フランクの密告者 最新の調査技術が解明する78年目の真実
アンネ・フランクの密告者 最新の調査技術が解明する78年目の真実
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
世界的ベストセラー「アンネの日記」を書いた15歳の少女を密告したのは誰なのか。元FBI捜査官率いるコールドケース・チームが、プロファイリング、法医学検査、人工知能など、現代の捜査法を駆使し、真相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ローズマリー・サリヴァン
- 略歴
- 〈ローズマリー・サリヴァン〉トロント大学名誉教授。カナダ。ヤド・ヴァシェム賞受賞。「スターリンの娘」でプルタルコス賞を受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
JFK暗殺事件並みの興味深さと面白さ
2022/10/02 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は、アンネ・フランク一家密告事件の謎を解明すべく結成されたコールドケース(迷宮入り事件)チームの調査報告書。ただそれは後半で、前半は同事件をめぐる時代背景、実際に起こった出来事、支援者をはじめとする善と悪の人間模様、ナチスによるオランダ支配とユダヤ人弾圧の実態、一家それぞれの最期などを描いており、こちらも比類のない興味深さと面白さ。ページをめくる手が止まらず、時には涙しながら一日半で一気読みとなりました。
解明できるか否かはさておき、読後に残った評者の疑問は三点:
1.「プリンセンフラハト263番地」という住所を記した手紙をユダヤ人評議会経由で送った者は誰か?(8人のうちの誰かなのか?)
2.隠れ家摘発の当日、SDのデットマン中尉に当該住所にユダヤ人が隠れていると通報したのは誰か?(通報ではなく、「住所リスト」(309頁)からたまたま彼が選び取っただけなのか?アルノルト・ファン・デン・ベルフが直接何かを伝えたのか?)
3.オットーあての「手紙」(308~9頁)を出したのは誰か?(彼だけに来たのか?他にも出されたのか?)
なお、本書(原書)は今年AFF(アンネ・フランク基金)からの猛批判を受けて回収された模様ですが、第4章を読むと、それもさもありなんという印象です。(内容的には、それなりにきっちりした調査・検討がなされており、説(立論)としては問題ないように感じましたが・・・)なお、評者はずっと以前にアンネ・フランク・ハウスを訪れましたが、ホテルから遠かったので当日行くかどうか迷って、もうこの機会を逃すと来れないなと思い、夕方訪れたところ、長い行列だったので西協会前の石畳で時間をつぶしてから入館した記憶を鮮明に思い出しました。本書を読んで、頑張って行っておいてよかったなと・・・
紙の本
みんなの関心事
2022/02/19 10:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠れ家に潜んでいたアンネ・フランクらは、なぜ発見され逮捕されたのだろうか。逮捕した親衛隊員らはわかっています。 しかし、隠れている情報を密告した者がいるだろう。当初、倉庫番が怪しいと言うことでした。しかし、特定されていませんでした。21世紀には、アンネらが食糧を得るために使った他人名義の配給切符からバレたという話もありました。戦時下では、不足している生活必需品を公平に行き渡らせるために配給切符がないと換えませんでした。とうぜん、ユダヤ人には切符は配られないので、もうなくなった人など他人名義のものを使用したのでしょう。しかし、本書では、アランだのユダヤ人が自分たちを守るためにアンネらを密告したというのです。あり得るでしょう。
紙の本
誰しもが密告者になりうる
2023/01/02 03:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
疑心暗鬼に満ち溢れた当時の息苦しさが伝わってきます。犯人捜しよりも過ちを繰り返さないことが大切なのかもしれません。