紙の本
タイトルの割にはいまいちかなと
2022/07/24 21:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の学びやキャリアをふり返ろうでよいのでは?というような内容。前例主義が良くないのは確かだが、だからアンラーンすれば良いというのは単純すぎるのではないかと思いました。
投稿元:
レビューを見る
最近流行りの?バズワード、「アンラーン」
アンラーンって、学ばないこと?じゃないよねってことは分かるものの、
分かるような?分からないような?この言葉を分かりやすく説明してくれている本です。
著者の一人が陸上の為末さんなので、スポーツの例も豊富で、
イメージしやすいかと思います。
この「アンラーン」という概念は、
50代のオジサマが身に付けるべき価値観・考え、
くらいにしか私は思っていなかったのですが、
よくよく本を読んでみると、
視野を広く持ちましょうという意味では、
若者にも必要な概念だと思います。
何よりも(この本には一切書かれていないのですが)
既存の成功体験に縛られている今の組織にこそ必要な考えなような気がしました。
ただし、今の組織で難しいのは、
両利きの経営が求められており、
既存のやり方を進めながら、新しいやり方(アンラーン)も進めるという
両利きの難しさがあるところですかね。
両利きにもこのアンラーンという考え方は適応できるなと思いながら、
この本を読んでいました。
投稿元:
レビューを見る
●は引用、その他は感想
「アンラーン」とは、学び直しのための一つの技術かと思って読み始めたのだが、そうではなく、それ以前の心構え、精神的なもののことだった。
●アンラーンを端的にいえば「思考のクセを、捨てろ!」―ということ。本書は、アンラーンによって、まずは自分自身の足元を見つめ直し、今までに身につけてきた「こうなれば、ああなる」的パターン化された「思考のクセ」を見直して、いったん取り払って、柔軟な発想ができるようにしておくことを目指します。
●まずは、無意識に決めたりパターンに則って行動したりしていることを見直し、「ほんとうにこれでいいのだろうか?」と自問することがアンラーンの大きな第一歩です。
●「いつも通り」を、「それでほんとうにいいの?」という視点で、改めて意識のテーブルに載せてみる。あるいは、第三者の視点を借りて、客観的評価に耳を傾けてみる。
●「いつも」「これまでは」「通常は」の思考にとらわれていないかをチェックする
●大切なことは、自らの「思考の固定化」―自分がカルチャー(環境)対応に染め上げられ、フレキシビリティー(柔軟性)がなくなっているのではないかということ―に気づくことです。
●「読書」には、実は大きなアンラーン効果があると思っています。 感覚として、とてもよく分かります。本には、未知の情報が書かれている。これまでまったく知らなかった世界を知ることになる。それによって、新たな気づきや発想が得られるので、現実社会での選択肢がぐんと広がりますよね。 はい、本を読む前と後では、確実に何かが変わりますよね。さらにつけ加えるなら、読書というのは抽象的な概念の中で遊んでいるようなものなので、」現実からいったん距離をおいてみるというアンラーンの本質にも、とても近いんです。
「自衛隊は市街戦を戦えるか (新潮新書)」参照。
投稿元:
レビューを見る
人生100年、いつでも学ぶことはできる。
なぜ学ぶことが必要かがわかりやすく書かれていた。
東大の先生ともとオリンピック選手の対談で書かれた本というのが面白かった。
自分の思考のクセを知ること
耳の痛い事を言ってもらえる人を持つこと
大事と思った。
投稿元:
レビューを見る
変化の激しい時代に、新たな学び方として「アンラーン」という概念を説明し、その方法を解説した一冊。
アンラーンという言葉をそのまま理解しようとすると、学びの否定のようにも感じますが、著者は、「学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセス」と定義しています。
これだけを聞くと、これまで既出のリスキリング、意識改革といったものの焼き直しのような印象があり、読み始めた当初は、そのような印象でした。その中で、個人的にいいアクセントになったのは、元陸上選手である為末大さんの経験を活かした部分です。ビジネス的な内容になりがちな所を、スポーツを例えて解説する部分は、分かりやすく、納得もできる内容でした。
個人的に面白かったのは、ウインドサーフィンの「二大下手くそ」の話です。1つは、「ウインドサーフィンと似たようなスポーツの経験がある人」、もう1つは「体力に自信がある人」だそうです。この例えにより、アンラーンの本質や課題が見えてくる気がします。
勉強法といった本は多数ありますが、テクニックではなく、根幹となる考え方を見直すために、興味深い1冊でした。
▼アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセス。
学びによる知識や経験をよりよく活かし、長いスパンで活躍し続けるための、とても重要なステップ
▼「これまでに身につけた思考のクセを取り除く」
「思考のクセ」というのは、環境に適応してパターン化した思考のこと
▼過去の知識や経験は貴重な資産
アンラーンとは、そうした大切な資産を手放すことではなく、いつの間にか価値のないものに変えてしまわないように、時代から取り残された”お荷物”にしてしまわないようにするためのメンテナンス
▼学びの質が格段に上がる「アンラーンの技術」
①思考や行動、動作が無自覚のままに固定化・パターン化されていないかを自問する
②アンラーンの対象とすべき最大のものは、日常の判断や習慣に大きな影響を与えている、会社や組織におけるしきたりやルール
▼「固定化した思考」を発見し、解きほぐす方法
①無意識にやっていることを洗い出す
②「いつも」「これまでは」「通常は」の思考にとらわれていないかをチェックする
▼日々、小さなアンラーンを実践するための8つの方法
①日頃から、「これは、今の会社(環境)じゃなくても通用するだろうか?」と自問自答しておく
②今の仕事に就こうと思った理由を改めて自分に問う。その理由に対して情熱を傾ける
③中学生をはじめとする専門外・業界外の人に、仕事や熱中していることを説明する。その「伝わらなさ」から「自分のクセ」を発見する
④多様な年齢、仕事、国籍、環境の人たちの中に身を置いて、「自分にとっての当たり前」と「他人にとっての当たり前」の違いに気づく
⑤周囲の身近な人に、「あなた」について尋ねてみる。自己認識と周囲からの評価との違いを受け入れる
⑥あえて情報量をセーブして動作や仕事を言語化することで「本質」にフォーカスする
⑦本業とはなるべく遠い副業をして、本業だけに通用する「当たり前」に気づく
⑧「いかになじむか」ではなく「いかに違和感を忘れないか」を大事にする
▼大切なことは、自らの「思考の固定化」ー自分がカルチャー(環境)対応に染め上げられ、フレキシビリティ(柔軟性)がなくなっているのではないかということーに気づくことです。
▼何歳になってもアンラーンを実践し、学び続けていくにあたって重要なことがあります。それは、「人の話を最後までちゃんと聞く」ことです。
▼アンラーンできている状態を改めて整理すると、「それまで無造作に身につけた知識や技能を整理し直し、これから新しい知識や技能を身につけていくために、できるだけ余計なものを外してシンプルに整えることができている状態」といえます。
▼アンラーンを阻む7つの壁
①「このままでいいんじゃないか」
②「今あるものを手放したくない」
③「せっかくここまでがんばってきたのだから」
④「自分のやり方でやりたい」「他人には分からない」
⑤「あの人の言うことなら間違いない」
⑥「だって、これが好きなんだもん」
⑦誰の中にも潜む様々な「バイアス」
▼「早過ぎる適応」:ある条件の下での環境に適応し過ぎると、状況が変わったときにかえって阻害要因になってしまう
▼人間の特徴として、適応し過ぎると成長が止まる
<目次>
はじめに 大人にこそ不可欠な「新しい学び」―アンラーン
「古い習慣」「見直されないルーチン」が成長を妨げる理由
「結果を出したあと」に僕(為末)が直面した“難しさ”
「アンラーン」は、これから誰でも身につけていける
第1章 学びの質を高める方法―「アンラーン」とは何か?
なぜ今、「アンラーン」が必要なのか?
コロナ禍という「強制アンラーン」―あなたはどう対応したか?
変化に対応するカギ「インプット前のアンラーン」
成長の新しい武器「アンラーン」の正体
アンラーンを今すぐやったほうがいいのは、どんな人か?
コラム 柳川範之にとっての「アンラーン」
第2章 実践 アンラーンー自分を「新しく学べる状態」に整える方法
学びの質が格段に上がる「アンラーンの技術」
「固定化した思考」を発見し、解きほぐす方法
思考の固定化から脱却することで「見えてくるもの」
「小さなアンラーン」を習慣化する
日々、小さなアンラーンを実践するための8つの方法
経験や学び―財産にするか、足枷にするかは自分次第
コラム 為末大にとっての「アンラーン」
第3章 アンラーンを阻む7つの壁と、乗り越え方
「前回と同じ」「これまで通り」がもたらす“かりそめの安心感”
アンラーンを阻む7つの壁
7つの壁を乗り越えるヒント
第4章「アンラーン」を人生とキャリアの武器にする方法
アンラーンが、「活躍し続けるための武器」である圧倒的根拠
「なんだかうまくいかない」とき、アンラーンが打開策になる
チャンスは��余白がある人」のところに訪れる
あとがきにかえて 僕たちがアンラーンに「前のめり」な理由
投稿元:
レビューを見る
この本を読みたいと思ったのは、コロナ禍に入り、e-ラーニング連発で学習を強制され、ちょっと前向きになれない上に、仕事の仕方にマンネリを抱いていたからかもしれない。
本書では、「アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセスです。」とありました。
もうちょい深くみると、「思考の癖を取り除く」、「アンラーンの最初の一歩となるのは、自分の思考習慣を疑ってみるというとこです。」とのことで、元オリンピック選手の為末さんと東大経済学部教授の柳川さんの対談形式で綴られています。
為末さん曰く、身体の動かし方にも癖があって、このアンラーンという概念は、スポーツの世界にも通じるものがあるらしいです。
「適応しすぎると成長が止まる」など、ある程度のレベルになって伸び悩む、マンネリになるというのは、まさにアンラーンが必要なことを示している様です。
大事なポイントとしては、自分自身の「思考の固定化」に気づく事であったり、その行動は言語化及び説明が出来るか?などの振り返りがあり、全てを否定することでは無さそうです。
立ち位置を変えてみる、違う世界観の人と交流する、本を読むなど、自分の世界から少し外に出てみる事が何歳になっても大事な事なんだなということと、今までの成功体験を一旦横に置いておいて、新しいチャレンジをしてみる、もしくはしている人を暫く見ている事なんかも良さそうな事が書かれていました。
投稿元:
レビューを見る
うーん。これ必要な人は読んでくれないと思う。これ読みきれる人はあんまり必要ないと思う。ルーチンを変えてみるは確かに必要なんだけれど。
投稿元:
レビューを見る
一生涯学ばないと生きていけないと言われている100年時代。
学びよりも今持っている思考や慣習をあえて捨てる、アンラーンが必要になります。
いつもこうしてるから、やったことがないから、今まで積み上げてきたものがある...
これらは成長を止め、変化に適応できなくなる原因になります。
自分を客観視して、一旦思考の癖を取り除くことで、新たな考えやスキルが入ってきます。
水がいっぱい入った桶は水を捨てた分、新しい水を入れることができます。
そんなイメージで、手放す⇄入れるを繰り返すことを小さく続けていくことが今を生きるポイントなんだなと思いました。
良書です!
投稿元:
レビューを見る
何度も同じ失敗する時、うまく行かず手詰まりの時、改善方法が具体的に浮かばない時はアンラーンが必要かも。
アンラーン=改善の手段
思考や行動のクセを取り除く
手詰まり感ある時 アンラーンの必要性を疑おう
投稿元:
レビューを見る
アンラーンとは何か?どういうメリットがあるのかを分かりやすくまとめた本。
学習しない、忘れるとか言うものでは無く、無意識のうちに身についてしまった自分の癖を、自分なりに確認し、一度元に戻して考えてみるというもの。また一旦頭の中に隙間(余白)を作って新しいものが入る様にして置くのも良いと。
非常に納得出来る考え方だった。
投稿元:
レビューを見る
2023年、初読了。アンラーンに関する本を初めて読んだが、概念がわかりやすくまとめられていた。
アンラーンとは、過去に学んだことや成功体験から固定化してしまった思考を、いったん解きほぐし、不要なものは取り除き、その余白に新しい思考を取り込み、状況にあわせて発展させていく考え方だそうだ。
これまでの経験や学びが時代にあっているのかチューニングし直すことが大切。
先が見えない不安、行き詰まり感は、能動的に変化つまりアンラーンすることで、低減することができる。なかなか腰が上がらないけど、為末さんと筆者の対談を読んだら、少し前向きになり、やってみようかなと思えた。
投稿元:
レビューを見る
対談形式だが、内容はあまり濃くなく分量も少ない。
多少なりともアンラーニングについての概要を知っている方は別の本が良いでしょう。
自分の考え方の幅を広げたい、みたいな場合はRangeも読んでみると面白いと思います。
投稿元:
レビューを見る
難しかった。内容的に仕方がなかったかもしれないが、もうちょっと具体例が欲しかった。読書の有効性に言及してたのは○。
投稿元:
レビューを見る
アンラーニングの具体的な方法を知りたくて手に取ったんだけど、アンラーンの重要性をひたすら説くばかりでちょっと期待はずれだった。やり方や習慣化のヒントをもっと掘り下げたり、ビジネスパーソンの実例を増やしたりしてほしかったなぁ。
【読んだ目的・理由】アンラーンに興味があったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.4
【一番好きな表現】そのような環境において大切なのは、染まりたい、なじみたいと願うことではなく、あるいは表面的には対応しながらも最初に感じた違和感ーーなじめないポイントや疑問点ーーを忘れないことです。(本文から引用)
投稿元:
レビューを見る
必要性については十分理解できます。ビジネスパーソンの場合ですと異動や昇進でしょうか。異動については業務自体がかわるケースであれば、比較的(今までの知識をいったん脇に置いて)新しいことを学びやすいですが、元からいた部署で昇進などするケースではちょっと注意が必要ですよね、現場担当者と管理者では異なる考え方が求められるケースが多々ありますから。こんなとき、アンラーンという概念を知っていれば早いタイミングで軌道修正できるかもしれません。
ただ、具体的なアンラーンの方法については、手順が紹介されているものの、イマイチ理解するところまでたどり着けませんでした。
人生のなかで何度もそれを必要とする機会に出会うわけではなさそうで、それゆえ再現性を求めるのが難しいのかもしれません。