読割 50
紙の本
看取り医 独庵 書き下ろし長編時代小説 3 隅田桜 (小学館文庫 小学館時代小説文庫)
著者 根津 潤太郎 (著)
長崎遊学時代の友人・佐田が独庵の診療所に顔を見せた。内儀が失明の危機にあり、江戸きっての眼医者に口をきいてほしいと言う。面識のない独庵は相手が受けざるを得ない策を講じ、面...
看取り医 独庵 書き下ろし長編時代小説 3 隅田桜 (小学館文庫 小学館時代小説文庫)
看取り医 独庵 隅田桜
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商品説明
長崎遊学時代の友人・佐田が独庵の診療所に顔を見せた。内儀が失明の危機にあり、江戸きっての眼医者に口をきいてほしいと言う。面識のない独庵は相手が受けざるを得ない策を講じ、面談を求めたが…。【「TRC MARC」の商品解説】
桜を見せたい夫、夫の志を見たかった妻!
大川堤の桜のつぼみが、ほころびる様子もなく寒風に耐えていた春の初め、浅草諏訪町にある独庵の診療所に懐かしい男が顔を見せた。
長崎遊学中ともに勉学に励んだ佐田利良だった。早速、診察室に招じ入れると、佐田が土産だと言って差し出したのは、江戸はもとより、日の本でも珍しい葡萄酒だった。故郷の甲州で自ら作ったものだという。
眼科を志していた佐田は、あれこれ事情があって、今は、日本橋で薬種屋を営んでいるとか。葡萄酒の製造も、あくまで薬として売り出すつもりらしい。
しかし、佐田が独庵を訪ねたわけは、もとより葡萄酒を進呈するためではなかった。佐田の内儀・千代は予てより江戸患い(脚気)に苦しみ、その道の名医・道寺の診立てでは、もはや先が長くない。佐田の願いは、この春の桜をひと目見せてやることだったが、白底翳(白内障)で、それも覚束ない。
佐田の来訪は、独庵に江戸きっての眼医者・破風元代に口をきいてもらえないか、ということだった。快諾した独庵は面識のない破風が受けざるを得ないよう策を講じ、佐田を連れて面談を求めたが……。
2021年啓文堂書店時代小説文庫大賞第1位受賞作、待望の書き下ろし第3弾。【商品解説】
長崎遊学時代の友の懇願を快諾した独庵は面識のない江戸きっての眼医者が治療を受けざるを得ないよう策を講じて、面談を求めたが……。2021年啓文堂書店時代小説文庫大賞第1位受賞作、待望の書き下ろし第3弾。【本の内容】
収録作品一覧
医学舎 | 7−72 | |
---|---|---|
葡萄酒 | 73−134 | |
誤診 | 135−199 |
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