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商品説明
江戸時代の日常生活でつねに脅威であった感染症は、暮らしにどんな影響を与えたのか。さまざまな生活環境の移り変わりによる感染症へのまなざしの変化を描き出し、社会と感染症との共生する姿を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸時代の日常生活には、つねに感染症の脅威があった。梅毒・結核・インフルエンザ・コレラ・麻疹・疱瘡…。これらは日々の暮らしにいかなる影響を与えたのか。医療の進歩や都市生活と商業主義の展開、出版メディアの発達など、生活環境の移り変わりによる感染症へのまなざしの変化を描き、現代にも通じる社会と感染症との共生する姿を考える。【商品解説】
目次
- 序章 「須佐之男命厄神退治之図」(葛飾北斎画)の世界/Ⅰ 慢性感染症(黴毒(梅毒)―性感染症をめぐるディスクール〈「大風に類する」病/黴毒の広がりと警戒/黴毒への羞恥/病原としての下層社会と遊廓〉/労瘵(結核)―「恋の病」考〈はじめに―「恋の病」という言説/明清医学の導入/医学書の中のジェンダー/心を病む人々/文芸史料の中の労瘵〉/「癩」―「家筋」とされた病〈中世から近世への転換/病者の特定化―一七世紀後半/「悪血」の排出―一八世紀以降〉/Ⅱ 急性感染症(流行り風邪(インフルエンザ)―江戸の町の疫病対策〈医学史からみた流行り風邪/流行り風邪の通称と背景/疫病対策の転換〉/麻疹―情報氾濫が生む社会不安〈麻疹養生法の広がり―享和三年(一八〇三)/麻疹がもたらす特需―文政六年(一八二三)/文久二年(一八六二)の流行)以下細目略/疱瘡(天然痘)―共生から予防へ/コレラ―新興輸入感染症の脅威
著者紹介
鈴木 則子
- 略歴
- 〈鈴木則子〉1959年静岡県生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻博士後期課程学位取得修了。奈良女子大学生活環境学部生活文化学科教授。著書に「江戸の流行り病」など。
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