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商品説明
中世最末期、越後と相模の戦国大名が繰り広げた「越相戦争」。これを関東管領をめぐる争い、越山と関越交渉、越河と東西関東、関東東方衆など、5つの対立軸から探り、関東平野の覇権争いを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
中世最末期、越後と相模の戦国大名が繰り広げた「越相戦争」。これを関東管領をめぐる争い、越山と関越交渉、越河と東西関東、関東東方衆、天下人への従属と抵抗など、5つの対立軸から探り、関東平野の覇権争いを描く。【商品解説】
目次
- プロローグ 関東平野の覇権戦争/越相戦争への道(上杉憲政と北条氏康の登場〈永正の乱/上杉憲政と本国上野/相州太守・北条氏綱/公方御一家衆/二人の関東管領の対決/北条氏康の登場/河越城の対決〉以下細目略/長尾一族/天文二十一年の越山/北条氏康の覇権)/越相戦争の勃発(永禄三年の大越山/関東最悪の紛争地帯/越相戦争下の利根川端)/越相同盟(東方世界をめぐる対決/越相の融和/越相同盟下の利根川端/越相同盟の破綻)/越相の決戦(第三次関宿合戦/越後上杉氏の関東撤退)/天下人への従属と抵抗(越相戦争から統一戦争へ/北条氏の関東統一戦争/関東平野の最終対決)/エピローグ 河を渡る武士たち/略年表
著者紹介
簗瀬 大輔
- 略歴
- 1965年、群馬県生まれ。2014年、國學院大學大学院文学研究課博士課程後期修了、博士(歴史学)。現在、群馬県立女子大学群馬学センター准教授。 ※2022年3月現在
【主要編著書】『関東平野の中世』(高志書院、2015年)、『中世の北関東と京都』(編著、高志書院、2020年)、『上野の戦国地侍』(みやま文庫、2012年)
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紙の本
関東を制することは河を制すこと
2022/05/18 19:49
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投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の特徴は「越河」。つまり関東平野を流れる大河・利根川に視点を置き、戦国最末期の東国の覇権争いを描いたところ。関東平野を東西に分ける利根川とそこから別れる無数の支流は、軍事的な防衛ラインや重要な交通路として、戦国大名や国衆たちの思惑が交錯し、激戦地となる。小田原北条氏と越後上杉氏だけでなく、横瀬・由良氏、成田氏、簗田氏など最前線に位置する河沿いの国衆たちの動向にも注目することで、類書の多い関東戦国史の中でも異彩を放つことに成功している。著者曰く「関東を制することは河を制すこと」。納得の内容です。