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紙の本
じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路 (ちくま学芸文庫)
著者 ロバート・スキデルスキー (著),エドワード・スキデルスキー (著),村井 章子 (訳)
日々の暮らしに、そして人生に、何を求めるのか、お金は何のためにあるのか、よい暮らしとはどのようなものか。ケインズ研究の世界的権威が、「足るを知る」について、広く古典を渉猟...
じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路 (ちくま学芸文庫)
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商品説明
日々の暮らしに、そして人生に、何を求めるのか、お金は何のためにあるのか、よい暮らしとはどのようなものか。ケインズ研究の世界的権威が、「足るを知る」について、広く古典を渉猟し、先哲の知恵を探りつつ誠実に議論する。【「TRC MARC」の商品解説】
ケインズ研究の世界的権威による喜びのある労働と意味のある人生の実現に向けた経済政策の提言。目指すべきは、労働生産性の低下である。解説 諸富徹===資本主義の下では資本の蓄積が自己目的化し、大企業は利益拡大にひた走る。結果、富める者だけが富み続け、雇用は不安定になり、格差が拡大する。成長の果実のおこぼれが一般庶民にもたらされないことは、ここ数十年の現実が証明済だ。であるならば政府が目指すべきは経済成長ではなく、国民の暮らしの質を上げることなのではないのか。著者らはその実現のために、余暇を生む労働時間の短縮、一定水準の暮らしを保障するベーシックインカムの導入、際限なき人間の欲望を抑えるための広告課税等の法整備を提案する。成長神話が叫ばれ続ける日本でこそ読まれるべき提言。 解説 諸富徹===富の使い先を変える根源的な資本主義批判の書――諸富 徹===【目次】はじめに序論第1章 ケインズの誤算第2章 ファウストの取引第3章 富とは―東西の思想を訪ねて第4章 幸福という幻想第5章 成長の限界第6章 よい暮らしを形成する七つの要素第7章 終わりなき競争からの脱却原注索引訳者あとがき解説 「善き人生」を支える資本主義のあり方を考える(諸富徹)【商品解説】
目次
- はじめに序論第1章 ケインズの誤算第2章 ファウストの取引第3章 富とは―東西の思想を訪ねて第4章 幸福という幻想第5章 成長の限界第6章 よい暮らしを形成する七つの要素第7章 終わりなき競争からの脱却原注索引訳者あとがき解説 「善き人生」を支える資本主義のあり方を考える(諸富徹)
著者紹介
ロバート・スキデルスキー
- 略歴
- ロバート・スキデルスキー (Robert Skidelsky)経済史家。ウォーリック大学名誉教授、英国学士院会員、貴族院議員。ケインズ研究の世界的権威。著書に『ケインズ』(岩波モダンクラシックス)、『なにがケインズを復活させたのか?』(日本経済新聞出版社)などがある。
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幼少期に、中華大陸にも日本にもいたことがある著者
2022/06/03 02:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケインズの評伝で知られる、
ロシア系のイギリス人経済学者が、
息子と一緒に著した、一般向け
経済学書です。
格差を広げるだけの成長神話に見切りをつけ、
人間が真の豊かさを得る為の新たな方策を
提言しています。
紙の本
吾唯足知
2022/05/31 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
資本主義によって強められた人間の本性としての貪欲を、効用や有用性といった経済学的観点のみならず歴史や哲学の観点からも言及しているが、個人的に印象的なフレーズは、”友情を今日の野蛮な言葉遣いで言うなら「社会資本」”である。