異世界でドラゴンカフェの専属獣医になりました （ラルーナ文庫）

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

異世界トリップもの
小さいワンコを助けて異世界転生した獣医師の碧人
そんな碧人を助けたコンラート

最初妖精の赤子と思って声掛けするコンラートの言葉に
なんだか悶えてしまいました。
（大人な碧人は大変だったでしょうけど）

それぞれの自分の立ち位置
小さい竜たち
竜人たち
コンラートの身分ゆえに抱えた孤独
そして彼の兄弟のこと
二人の気持ち
碧人がこの世界で何ができるか考え実行していく様
コンラートが碧人を何故求めるのか
全てがきっちりはまるパズルのようで物語を構築していってます。

チート能力は付与されなかったと碧人は思っていますが
そもそも彼が持っている能力が特殊だったし
その心故にこの世界にきたんだろうなぁってしみじみと読みました

コンラート（竜の）独占欲がもうあからさまなのが
個人的には悶えポイントでした。

小さな竜たちが幸せに暮らす世界で
二人が幸せに生きていって欲しいなぁって思う物語でした。

ペロちゃんのその後の犬生も幸せであってほしいなぁって
思うしだいです。

余談（大したことではないのですが）
お披露目の会の時に
王と女王ってあったのですが、
王と王妃だよね…
とちょっともやっとしたことだけは記しておきます
物語を損なうほどのことでもないのですが読後も気になってしまった。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

事故に合い気がつくと知らない場所で、攻めが受けを妖精の赤ちゃんだと思いお世話をするシーンがユニーク。
攻めも受けも自分の生き方をきちんと考え前向に行動しているのには好感が持てたし、ちびっこドラゴンたちがとても可愛いかった。
気分良く読み終えることができた。２

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきによると、谷崎先生が大好きなテーマ、ドラゴン・異世界・カフェ・医療をミックスした作品です。

ネタバレがあります。

●飛竜が治めるアルーシュ王国の王太子で福祉に力を入れ慕われている攻め・コンラート
●動物病院で働く獣医師一年目の25歳の受け・芹澤碧人
○受け視点

幼い頃から動物の言葉がわかる不思議な力を活かし、立派な獣医になることが夢だった碧人。ところが患畜を助けて事故に遭い、気付けばドラゴンがいる世界の深い森の中に。そこでコンラートに保護された碧人は生活の面倒をみてもらう代わりに、コンラートが管理している保護区内での仕事を手伝わせてほしいと頼んで、獣医兼カフェ店員として働きますが・・・

ドラゴンがいる世界で竜の獣人や竜人が暮らす国を舞台に、異世界転移した碧人が転移先の世界で自分がきた意味を探し、コンラートと結ばれてともに国のため尽くすお話です。

タイトルからほのぼの系のお話かと思ったら、国の方針や福祉、王位継承問題、外交問題もからむ奥行きのあるBLファンタジーでした。

子竜たちがとっても可愛いのはデフォとして、竜の孤高で寂しがりといった気質が存分にいかされていてドラゴン好きな方におすすめです。

ただ「希人」の碧人に対し、「彷徨い族」についてなぜ世界を壊す生き物として嫌われているのか、その説明が欲しかったです。