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商品説明
心のことわりを極限まで突き詰めた「唯識」仏教は、現在を生きる私たちの糧となる。
釈尊以来、仏教は「心」に強い関心を寄せてきた。なかでも唯識仏教は、心への関心をいっそう先鋭化し、すべてを心の要素に還元して考える立場を採った。私たちの自覚する“いわゆる「心」”は、実は表面的なものであり、その表面心を無意識の深層領域が支えるという構造として理解した。そして、この深い心の領域を「阿頼耶識(あらやしき)」と称し、過去を保存し現在と未来の行為を発出する私たちの“生存の基盤”とみた。
上巻では、初学者にも親しめるよう唯識の発祥と沿革から解説し、俳句・和歌や小説の引用、チャートやイラストなどを豊富に用い、イメージを喚起しながら、表面心→深層心へと分け入り、阿頼耶識への入口まで案内する。【商品解説】
著者紹介
多川 俊映
- 略歴
- 興福寺寺務老院。1947年生まれ。奈良市出身。立命館大学哲学科(心理学専攻)卒業後、興福寺に入寺。執事や副住職を務め、89年、興福寺貫首に就任。中金堂の再建などに尽力した。また唯識仏教や仏教文化論に関わる執筆や講演活動を長年行っている。2019年に貫主を退き現職に就任。著書に『貞慶「愚迷発心集」を読む』『唯識入門』(以上、春秋社)、『旅の途中』(日本経済新聞出版社)、『合掌のカタチ』(平凡社)など多数。
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