紙の本
真実を直視する勇気を
2022/05/31 17:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際情勢を知る時に、どこの立場の窓から眺めるかにより見えるものが全く違ってくる。アメリカの窓から、ロシアの窓から、欧州の窓から、中東の窓から、そして中国の窓から。日本は往々にしてアメリカの窓からの視点にしばられており、報道も考察も一面的に偏向しがちである。しかしそれは極めて危険で愚かな行為なのだ。筆者は中国という立場を考察し、多方面から多面的な視点を説明してくれる。このような世界の坩堝の中で、日本はどこをめざせばよいのか。筆者は言う。「いくら敗戦国だからと言って、これ以上、思考までアメリカに追随し、自ら考えることまで放棄するのは、独立国家としてあるべき姿ではない。このままでは日本人は思考停止をしてしまい、気が付けばアメリカの傀儡政権になって哀れな末路を辿る危険性を秘めている。」と。現状の「国際秩序」の正当性を直視する勇気は日本人にあるか否かとも、筆者は問うている。
四歳のころから戦争を体験した筆者が、ロシアのウクライナ軍事進行で心的外傷後ストレス障害(PTSD)に突き上げられ、魂の本然から発せられた声の書である。人類から戦争が消えることを祈る。
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ウクライナ戦争、なぜ停戦の機運が一瞬(虐殺報道)で消えたのか。その他も含めてアメリカの怪しさはとても匂う。大手メディアはどう見ているのか。
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中国は台湾に侵攻するなどの疑問が分かる書籍。
実際、中国が台湾に侵攻する可能性は低い。
それは、台湾に侵攻するとデメリットの方が大きいから。中国は無理に勝てない戦争はしない、今すぐ攻める必要がないなど、可能性の低さがわかった。
ただし、絶対とは言い切れないため、少しは懸念しておいたほうが良い。日本も隣国であるため、無関心ではいられない。国内にどんな影響を及ぼすかもきちんと吟味すべき。
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中国ロシアの関係とインド、パキスタンも含めた関係性についてはとても興味深く読ませていただきました。この本が出た時からインドのスタンスなどは徐々に変わっていますが、過去の分析や情報、関係性について学ぶところが多かったです。
個人的にはアメリカ、特にバイデンに対して憎さが余って印象的ですが、それが中国感情の逆転移なのか、日本の中で醸成された感情なのかは興味深いです。アメリカはああいう国なので、色々と疑惑は絶えないですが、現状少なくとも現時点でそんなに得してるのかと言われると疑問ですし、何よりウクライナの反攻勢をサポートするあおきな力になってますよね。何よりウクライナにとって良い方向に向かって欲しいものです。
日本も台湾のように必死で存在価値出さないと、すぐ見捨てられそうな気はします。
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2022年41冊目。208ページ、累計11,614ページ。満足度★★★★☆
2022年2月のロシアによるウクライナ戦争について書かれている。この戦争の影の主役はアメリカであり、本書の内容もアメリカに関する記載が多い。
書名と内容はミスマッチしているが、読んで損がない一冊
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kindle版
ウクライナ戦争の最中、大国中国とインドの帰趨が気にかかる。メディアは、欧米、特にアメリカの分析に立った視点で報道するが、本書を読むとアメリカの隠れた思惑が透けて見える。
悲惨な戦争で奮闘しているウクライナの為に、火をつけたアメリカは最後まで責任を全うし、狂ったプーチン政権を打倒すべくウクライナを救済すべきである。
本書は、新聞やテレビ報道を補完、是正する上で大変有効な著作と言える。
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中国国内のインフルエンサーが激しい内容を書いてアクセスを稼いでナショナリズムを煽っている。習近平は海外のネットユーz-あに中国が本気で核攻撃をすると思荒れてはなならないと困り果てて、動画削除を命じている。習近平は海外からもっと愛される国にならなければならないと考えている。
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81歳になられても全く衰えを知らない、遠藤さんの魂の叫び、切れ味、パワーに圧倒された。
陰謀論のように見えてしまうが、今となっては、やはり、バイデンの「不参戦宣言」が全ての発端。。
中国が背後にいるという話もよく出るが、嫌中の遠藤さんが「中国は侵攻を知らなかった」という論拠(ウクライナの中国大使館員への指示が180度転換)で、違うと理解した。
アメリカが制裁対象国を増やせば増やすほど、人民元の国際化が進む皮肉。
脱炭素、シェールで中東の産油国が苦境に立たされる分、中国が擦り寄る余地が生まれる!
台湾が中華民国として独立宣言をしない限り、中国は武力侵攻は絶対に、しない!勝てない戦争はしないし、今年の党大会まで、習近平は安定を求めている!次のタイミングは、中国がアメリカの国力を凌駕する2035年。
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ロシア、中国、ウクライナ、アメリカの4国の関係性をエビデンスを持って独自の観点で解説した著書。
個人的に中国とウクライナの関係、アメリカの陰謀についての件が刺さった。
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去年の秋買ってきた中国関係の本のうちの一冊。春節旅行のプールサイドで読了。
ウクライナ戦争が勃発した2022年春時点での地政学を日本からみた中国の視点でまとめた本。ウクライナ、ロシア、中国というキーワードながらも、それにかかわる国々の状況についても。
まあ、1年経ってしまいそうですが、背景から、それぞれの国の思惑やらを整理して理解するのには役立ちました。
ちょっと、バイデン(アメリカ)陰謀説が強い気もしますが。
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ウクライナに侵攻を始めたプーチン、そしてロシアの友好国中国。
当事国であるウクライナ及び現在最大の武器支援国である米とを絡めて相関関係を描く。
知らなかったが、アメリカ(と言うよりバイデン)の行ってきたこと、中国とウクライナの深い関係を知ることが出来、今後これらの国々を見る目も変わってきそう。
中国は新疆ウイグル自治区の民族浄化や民主化運動への弾圧があり、ロシアも伝統的な領土拡張思考があり(狂人プーチンが野に放たれたと書かれてある)、アメリカも個人や国としての利益のために戦争を仕掛け世界覇者となったと言う歴史がある。
大国に翻弄されているウクライナだが、やはり賄賂が横行していた国だったようなので、判官びいきするのも少し躊躇してしまう。
しかしソ連から独立して間もないし、どこの国もそれを乗り越えて、民度の高い国になるのだろうな。
負けるなウクライナ❗
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この本に書かれている内容がどれだけ正しいかは分かりませんが、ウクライナでの悲惨な実態の裏にある各国の思惑について考えるのに非常に良い本だと思いました。
最近は日本も近い将来戦場になってもおかしくないと憂いていますが、多くの国民が様々な情報源からの情報をもとに日本が正しい方向に進んでいるのか注視し、戦争回避に必要な行動(投票など)を続けることで、戦争による死者がこれ以上増えないことを切に願います。
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ウクライナ戦争はなぜ起こったのか?もちろん、ロシアがウクライナに侵攻したからであるが、それは原因ではない。ウクライナはなぜNATO加盟を欲したのか、プーチンの怒りを買うことが明らかであったにもかかわらず。このような戦争勃発の背景には何があったのか。そして中国の側から見た場合にこの戦争はどのように見えるのか。台湾有事は近いのか。国際情勢の混乱の中でこのような疑問を持っているなら、この本は必読の本だと思う。
大国であることを誇示するロシア。国際的なプレゼンスと経済的利益のために動くアメリカ。経済力と国際的な優位を獲得する中国。大国の綱引きの間で苦しむのは誰なのであろうか。
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web上で著者の記事を見て、気になって読んでみた。なるほどと思わされる視点。ただ、感情的な文が唐突に現れることがあり、読みづらい。それから、著者の思想自体には共感できなかった。国際情勢を見る視点としては、とても参考になった。
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事実を確認していないので本書に書かれていることのどれだけが本当かはわからないが、かなり衝撃的で面白い。
とにかくアメリカは自国の利益を重視していて、そのためには戦争が起きることも厭わない。特にバイデンは副大統領時代に中立を目指していたウクライナをNATO加盟に誘い、侵攻直前にプーチンにはアメリカが部隊を派遣しないというシグナルを出していた。これがウクライナ戦争の直接的なきっかけになっている。本書のタイトルから離れているが、著者が一番力を入れて記述しているのはここのように見える。
中国とウクライナが長い友好関係にあること、中欧投資協定がポンペオのジェノサイド発言でポシャったこと、中ロの軍冷経熱な関係、中国が台湾に侵攻しない理由、ウイグル自治区の太陽光発電とテスラとの協働などにも触れている。