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商品説明
260年以上前に信教の自由を求めて北米に渡ったアーミッシュの作るキルトは、「アーミッシュキルト」として知られている。アーミッシュキルトを作る人びとの歴史やそのキルトから、アーミッシュの暮らし方を照らし出す。【「TRC MARC」の商品解説】
美しいステッチと鮮やかな色合いの幾何学模様のベッドカバーやマットとして作られてきたアーミッシュキルト。いまも馬車に乗り、電気を使わず、簡素な生活をすることで知られるアーミッシュ(オールドオーダーアーミッシュ)の人びとは、260年以上前に信教の自由を求めて北米に渡った。そのかれらの作るキルトが「アーミッシュキルト」として知られるようになり、収集されている。
本書では、かれらの作るキルトとともに、生き方、誰一人として見捨てないコミュニティのあり方とキルトとのかかわりを伝える。
口絵(カラー)では本書に登場するキルトと生活用品を8頁にわたって掲載。本文(モノクロ)では花や果実などの繊細なステッチの部分拡大とともに参照しやすく再掲している。多数の写真で日々の生活を紹介し、多様なキルトデザインやその名称、生活とのかかわり、素材も示しながら、かれらのたどってきた歴史と、多様なグループの誕生も紹介する。教育、兵役、成人、結婚、高齢者のケアなど、ライフコースをたどり、コミュニティのために開発されてきた事例も示す。一方で交流を広げようとする彼らの一面も紹介する。
(本書は国立民族学博物館にて2018年8月23日(木)~12月25日(火)に開催された企画展「アーミッシュ・キルトを訪ねて―そこに暮らし、そして世界に生きる人びと」の展示内容をもとに執筆された)【商品解説】
目次
- 序章
- 1 アーミッシュとアーミッシュキルト
- 2 キルトと居場所
- 3 ともに生きる人びとの居場所とは
- 第1章 アーミッシュキルトにかれらの暮らしを感じ取るために
- 1 アメリカンキルト
- 2 単色布を生かした幾何学模様のアーミッシュキルト
- 第2章 かれらの良き生き方のたどってきた道
- 1 再洗礼派−聖書にもとづく新しい共同体
- 2 自分たちの聖書の理解を示した「シュライトハイム信仰告白」
著者紹介
鈴木 七美
- 略歴
- 〈鈴木七美〉1958年宮城県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科(博士課程)修了。国立民族学博物館/総合研究大学院大学教授。「出産の歴史人類学」で青山なを賞(女性史)受賞。
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