- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/02
- 出版社: 白水社
- サイズ:19cm/255,13p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09433-4
読割 50
紙の本
MMT講義ノート 貨幣の起源、主権国家の原点とは何か
著者 島倉 原 (著)
世界的に注目が高まっているMMT(現代貨幣理論)。MMTの貨幣論や通貨主権論、経済政策論について解説し、長期停滞が続く日本経済をMMTで読み解く。2021年早稲田大学の公...
MMT講義ノート 貨幣の起源、主権国家の原点とは何か
MMT講義ノート:貨幣の起源、主権国家の原点とは何か
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
世界的に注目が高まっているMMT(現代貨幣理論)。MMTの貨幣論や通貨主権論、経済政策論について解説し、長期停滞が続く日本経済をMMTで読み解く。2021年早稲田大学の公開講座に新情報を加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
長期停滞を解明する、新たな経済学へ
経済学において「異端派」とされるMMT(現代貨幣理論)が、現実を説明する新たな理論として幅広く受け入れられつつある。
「財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である」というMMTの主張をめぐって、もはや「極論」や「暴論」と片付けられる段階ではない。
経済学におけるパラダイム・シフトをしっかりと見定める時期が来ているといえよう。
とりわけ、「失われた30年」とも言われる長期停滞にあえぐ日本経済を分析する「武器」として、MMTはなくてはならない道具立てである。
本書は、ランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』(東洋経済新報社)を監訳し、『MMTとは何か』(角川新書)を執筆して、この新たな経済学を日本に紹介した第一人者による人気講義を書籍化したものである。
MMTが多く人を惹きつけたのは、貨幣の起源をめぐる根源的問いと時事的な現代経済論を結び付ける、その理論の全体性にある。
制度化が進み、学説や理論がますます断片化していく状況下、歴史も視野に入れてトータルに現実を説明するMMTは、経済学というディシプリンを超えて、人文・社会科学に幅広く訴える。【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一章 イントロダクション——なぜ、今MMTなのか
- はじめに/経済学界におけるMMTの立ち位置/MMTはなぜ注目されているのか/日本はMMTの実証例?
- 第二章 貨幣とは何か——MMTの貨幣論
- 一 商品貨幣論と債権貨幣論——貨幣の本質をめぐる論争
- 貨幣の定義/主流派経済学は「商品貨幣論」/商品貨幣論は欠陥だらけ(その一)/商品貨幣論は欠陥だらけ(その二)/商品貨幣論は欠陥だらけ(その三)/MMTは「債権貨幣論」/銀行預金も債権貨幣——「貨幣創造」のメカニズム/主流派は外生的貨幣供給論、MMTと実務家は内生的貨幣供給論
- 二 表券主義——通貨の流通メカニズムとその起源
- 租税が貨幣を動かす——通貨の本質は政府に対する債務の支払手段/租税が貨幣を動かした歴史的事例/表券主義とは何か/債務のピラミッド構造/表券主義に基づく債務ピラミッドの形成——英国の事例/表券主義の理論的基礎は非現実的?/貨幣と税の起源は神への供物/本源的債務論から公益的債権貨幣論へ/中世日本での渡来銭流通は表券主義の反証例?/渡来銭流通を説明する二つの表券主義メカニズム
著者紹介
島倉 原
- 略歴
- 〈島倉原〉1974年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。株式会社クレディセゾン主席研究員。経済理論学会及び景気循環学会会員。著書に「積極財政宣言」「MMTとは何か」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む