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職業としての官僚 (岩波新書 新赤版)
著者 嶋田 博子 (著)
職業としての官僚が国民や政治に対して担うべき役割、あるべき官僚像に近づける方途を、政官関係の歴史的変遷、各国比較などを交えながら考察。メディアでのバッシングに満足せず、我...
職業としての官僚 (岩波新書 新赤版)
職業としての官僚
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商品説明
職業としての官僚が国民や政治に対して担うべき役割、あるべき官僚像に近づける方途を、政官関係の歴史的変遷、各国比較などを交えながら考察。メディアでのバッシングに満足せず、我が事として官僚を見つめる必要を説く。【「TRC MARC」の商品解説】
旧態依然のイメージで語られ続ける霞が関官僚の職業実態を示し、職業としての官僚が国民や政治に対し担うべき役割、現状をあるべき官僚像に近づける方途を、政官関係の歴史的変遷、各国比較などを交えながら考える。メディアでのバッシングや政治主導の掛け声だけに満足せず、我が事として官僚を見つめる必要を説く。【商品解説】
霞が関官僚の職業実態を示し、官僚が国民や政治に対し担うべき役割を我が事として考える必要を説く。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 日本の官僚の実像――どこが昭和末期から変化したのか
- 1 職業の外面的事情
- 2 仕事の内容
- 3 各省当局の工夫
- 4 小括――合理性や官民均衡が強まった半面、政治的応答は聖域化
- 第2章 平成期公務員制度改革――何が変化をもたらしたのか
- 1 近代官僚制の創設から昭和末期まで
著者紹介
嶋田 博子
- 略歴
- 〈嶋田博子〉1964年生まれ。京都大学法学部卒。人事院事務総局総務課長などを経て、京都大学公共政策大学院教授(人事政策論)。博士(政策科学)。著書に「政治主導下の官僚の中立性」など。
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「官僚」の昔のイメージと現状がわかります
2022/07/06 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生の頃に知っていたり、思っていた「官僚」の姿が、法律の変更や政治主導の考え方などからだいぶ変わっていることを、明確に把握できた。
昔、いろいろとあった慣行やメリットも減り、逆に、職場やキャリアとして考えるとマイナスのイメージも強くなっている。民間でも転職が増えていたり、キャリア変更の必要性のことも踏まえれば、官僚の職についても、官民の区別なくキャリアを積んでいけるような仕組みや、それを踏まえた独特な倫理的な規定・法律の整備が必要では。
この本の流れに似た形で、「職業としての政治家」という本も必要だと感じた。
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極めてクールな体裁の内容が好印象でした。
2022/06/30 14:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本では大変優秀な職業のイメージの強い「官僚」について、元官僚の著者が的確に分析し、文章に仕上げた1冊です。
官僚の仕事の現実、著者ご自身の官僚としての回顧、また官僚の生の声や歴史、外国の官僚との比較や、最後は「官僚学」という概念の学問についてまで言及しており、著者の研究力の深さに感心しました。
そして、文章が極めてクールにまとまっており、「官僚」というテーマの割には読むのに取っつきやすくしているのが好印象でした。読みやすい1冊です。