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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/14
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版
- サイズ:19cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-296-11375-0
読割 50
紙の本
みずほ、迷走の20年
著者 河浪 武史 (著)
日本を代表する3つのトップ銀行が統合したにもかかわらず、度重なるシステム障害や巨額の不良債権処理などでもがき続けるみずほ銀行。いったいどこからその失敗は始まったのか。生々...
みずほ、迷走の20年
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商品説明
日本を代表する3つのトップ銀行が統合したにもかかわらず、度重なるシステム障害や巨額の不良債権処理などでもがき続けるみずほ銀行。いったいどこからその失敗は始まったのか。生々しい人間ドラマも交えて検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
度重なるシステム障害で信用が地に落ちたみずほFG。なぜガバナンスは働かなかったのか。日経新聞の記者が、その神髄に迫る。
●経営陣がいっせいに交代する事態に
ATM障害が続いたみずほ銀行。21年に発生した障害は8回を数えた。22年2月に木原社長が就任し、心機一転のスタートを切った。
みずほの障害は、東日本大震災直後にも大規模なものが発生しており、その後新しい基幹システムを投入したものの、防ぐことができなかった。システムトップにシステムが不慣れな人が就き、また障害後も、店舗で迅速な案内ができず、人災と言われても仕方がない状況を招いた。金融庁の調査では銀行の行風として「言われたことしかやらない姿勢」も指摘された。
著者は、そこに「ガバナンス不全」を見る。銀行発足当初からシステム障害が発生し、その後、基幹システムの「旧3行」でのたらい回しも起きた。障害が起こるたびに専門社員が処分され、システムに強くない人があてがわれた。当然、社長・頭取候補と目された人も経営陣に戻ってくることはなかった。
●みずほ20年の軌跡から未来を見据える
1989年には興銀、第一勧銀、富士がそろって時価総額で世界5位以内に入っていたが、これほどまでに米国に水をあけられてしまったのはなぜなのか。フィンテック、グローバル、グリーン分野が今後の反転のカギになるだろう。
現役・OBのみずほ関係者のインタビューからもストーリーを展開。実態を解き明かす。
本書は、企業風土や組織の問題を新聞記者の目線で取り上げる。【商品解説】
目次
- 序 章 みずほの宿痾
- 第1章 度重なるシステム障害
- 1 「また、みずほか」
- 2 坂井社長の光と影
- 3 変えられない企業体質
- 第2章 トップ総退陣へ
- 1 金融庁とみずほの微妙な溝
- 2 「言うべきことを言う組織を確立する」宣言
著者紹介
河浪 武史
- 略歴
- 〈河浪武史〉1972年生まれ。日本経済新聞社金融部長。
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