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紙の本
荘子の哲学 (講談社学術文庫)
著者 中島 隆博 (著)
古今東西の「荘子」解釈を経巡り、自己および世界の変容に関わる「物化」思想こそ、その核心と説く。中国のみならず世界の哲学に通暁する著者による、ダイナミックかつ世界標準の読解...
荘子の哲学 (講談社学術文庫)
荘子の哲学
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商品説明
古今東西の「荘子」解釈を経巡り、自己および世界の変容に関わる「物化」思想こそ、その核心と説く。中国のみならず世界の哲学に通暁する著者による、ダイナミックかつ世界標準の読解。〔「荘子」(岩波書店 2009年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
千葉雅也氏推薦!
「中島先生の荘子がなければ、僕の哲学も文学もなかった。ここからすべてが始まったのです。衝撃的なこの「変化の哲学」を、皆さんにもぜひお読みいただきたい。」
中国・日本はもちろん、これまであまり言及されてこなかった欧米圏での研究をも渉猟。「無為自然」や「万物斉同」といった概念に替え、自己および世界の変容を説く「物化」思想をその核心として取り出し、ドゥルーズら現代の西洋哲学と突き合わせることで、言語、道、他者、自由にかかわる荘子の思索を新たな相貌のもとに甦らせる。世界の哲学に通暁する著者がダイナミックに描く、新時代の標準たる驚くべき読解の書!
[本書の内容]
プロローグ
■第1部 書物の旅路 『荘子』古今東西
第一章 『荘子』の系譜学
第二章 中国思想史における『荘子』読解――近代以前
第三章 近代中国哲学と『荘子』――胡適と馮友蘭
第四章 欧米における『荘子』読解
■第2部 作品世界を読む 物化の核心をめぐって
第一章 『荘子』の言語思想――共鳴するオラリテ
第二章 道の聞き方――道は屎尿にあり
第三章 物化と斉同――世界そのものの変容
第四章 『荘子』と他者論――魚の楽しみの構造
第五章 鶏となって時を告げよ――束縛からの解放
エピローグ
参考文献ガイド
『荘子』篇名一覧
学術文庫版へのあとがき
【商品解説】
目次
- プロローグ
- ■第1部 書物の旅路 『荘子』古今東西
- 第一章 『荘子』の系譜学
- 第二章 中国思想史における『荘子』読解――近代以前
- 第三章 近代中国哲学と『荘子』――胡適と馮友蘭
- 第四章 欧米における『荘子』読解
- ■第2部 作品世界を読む 物化の核心をめぐって
- 第一章 『荘子』の言語思想――共鳴するオラリテ
- 第二章 道の聞き方――道は屎尿にあり
- 第三章 物化と斉同――世界そのものの変容
著者紹介
中島 隆博
- 略歴
- 1964年,高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(学術)。東京大学東洋文化研究所教授。著書に『残響の中国哲学』,『共生のプラクシス』,『悪の哲学』,『危機の時代の哲学』,『中国哲学史』などがある。
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