電子書籍
素晴らしかった
2022/07/03 20:25
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投稿者:ゆきも - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで裏切らない面白さでした。
いわゆるデッサンの美しさとは全く別の美しさがある、漲る生命力のある漫画でした。
命の価値が今とは違う時代、知識の価値も違う時代の濃厚な空気感が見事でした。名作です
紙の本
主人公はだれなのか?
2022/07/01 22:21
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投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻です。
主人公がどんどん変わっていくストーリーですが、
もしやこいつが主人公?と思う場面も出てきます。
そして、最後に主人公として立つ実在の人物。
そして、最後のコマ。
答えを提示するのではなく、こう考えればというところを提示してくる作品のような気がします。
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「わかるか? 神に"進むべき道”を与えられなくなった、人間の末路が。神を失ったら、人は、迷い続ける」
「ええ。でも、きっと迷いの中に倫理がある。これは…その組織長の言葉だ。…私だって、これから平和が訪れるとは思わない。貴方の言う通り次に来るのは大量死の時代かもしれない。でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。だからそこにはきっと”罪”と”救い”じゃなく…”反省”と”自立”がある。そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる。暴走した文明に歯止めをかけて、異常な技術も乗りこなせる知性になる」
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地動説を巡る残酷で皮肉な真実は斜め上だったが、最後に「救い」があった。
最終エピソードは人によってはエヴァの25、26話的に見えて賛否が分かれそう。わたしも思わず読み返してしまった。
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完結したと知ったので、まとめ買いしてまとめ読み。
面白かった!
どこからどう繋がるのかとか、まとめ読みしてるくせに前に出てきた人を忘れてしまったりとかがあるので近いうちにもう一度読み返したい。
ただ、1つの「真実」以外を認めない前時代的考えから、批判の余地を残す(批判あってこその前進という)現代的考えへの移行とか、新しい発見に辿り着くまでの気の遠くなるような道のりや、次の世代に繋げる大切さ、自分が人生を賭けたものが果たして真実への道なのかという不安など…どの立場の人の思いも総じて理解できるし面白かった。
みんな結構出てきたと思ったらあっさり死んでしまったりするんだけど…
それが歴史なんだよなぁ…
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完結巻。
ノヴァクが一生を捧げた“地動説狩り”が、会派の常識ではなく、「一部の人間が起こした、ただの勘違い」だった、という展開は、衝撃的であると同時に納得できもする。ただ、物語の規模が、ここでぐっと小さくなったように感じもした。
とはいえ、巻の前半で、ここまで登場したキャラクターたちが皆「歴史の登場人物じゃない」と断じられてからの、最後の最後で物語が史実と接続される、という構成は熱い。
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終わった。
「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」
心理かよ。
とりあえずアニメ化はどう転ぶか予想もつかない。
とにかく個人的名作漫画ランキング上位にランクインしました。
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思ってたんと違う。
今まで楽しく読んできたんだけど、これは思ってたんと違う。別に作者には作者の意図があるとは思うので、否定する気はないが、裏切られた感はある。
そもそも、「チ。」の舞台を、西洋史上の特定の国や事件、風俗などにマップすることはできない。よって、読んでいるときには、西洋風だが架空の国、キリスト教に似ているが架空のC教として読んでいた。それを、今更、並行世界を示唆するような記述だったり、抹殺された歴史のようにして、現実界の歴史に接合しようとするのは、約束が違う。
約束なんて、こっちの勝手な思い込みと言われて仕舞えば、その通りなんだが。
最初がとても面白かっただけに、残念。
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完結。異端とされた集団の最後の大博打、異端糾弾の先頭に立つ教会に飛び込み、将来の利益を餌に説得を試み。それがうまくいったかに思えた時に飛び込んできた異端審問官-これまでの生涯を覆されるような変節を見せつけられて、彼がとった行動は…。◆「迷いの中に倫理はある」「神はなくなっても人から魂はなくならない」「知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ」◆それぞれの信じた道に準じた先にあったものは…か細くもそれが受け継がれ、やがて真理になったことが簡潔に伝えられたフィナーレだった。
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終わりました。
一巻のラファウのとても純粋な知的好奇心が美しかった。
何かしらの歴史的事実に結びつくんだろうなとは思っていた。
アルベルトというのが、コペルニクスの先生だったことは後で調べてわかりました
ラファウ先生は果たして?
別人?何らかの方法で生きてた?パラレルワールド的な?
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最終巻です!はぁ…私の中で今一番アツい漫画が終わってしまった…もう続きが読めないなんて残念です。
ただ最終巻を読んで一番最初の感想は…「えっ…どういうこと?」でした。ドゥラカとノヴァクの決着がつくところまでは、すごく良かったんです。二人の問答もアツかったし、ノヴァクの最期にもドゥラカの最期にもグッときました。
でもその後の最後のエピソードは、どういうことなんでしょうか???今まで描かれてきた『チ。』の世界とは別の話ってことですか?でも家庭教師のラファウって1巻の少年ですよね?教会の司祭様もヨレンタを逃して殺された異端審問官の同僚ですよね?それに「ポトツギ宛の郵便」も届いててるし…。ちなみに第7集の表紙って誰⁈って思ってたけど、このエピソードに出てくるパン屋のアルベルトですよね?このアルベルトは実際に歴史上名前が残っている人なんですか?
うわ〜ん、せっかくの最終巻なのに私の理解力がなさすぎて、作者の意図がわからない…誰か解説してください!
そして私的には、地動説が証明されるか出版されるか、ある程度決着のつくところまでは描かれると勝手に期待していたので、予想と違ってちょっと残念。でもまぁぎりぎりバトンが繋がった?ところはこの漫画らしいと言えばらしいですかね。
なんかマイナスな感想を書いてしまいましたが、でもやはりこの漫画はすごかったです!大いなる歴史の流れの中で、信念を持って生き抜いた人たちの紡がれた感動という名のバトン…とても胸が熱くなる壮大なドラマでした。
アニメ化も決まったようですね。でもこの漫画がアニメ…想像がつかないなぁ。
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そうなんだよ。
頭の中にある記憶も知性も知識も誰にも奪えない財産なのよ。
信念や魂は神は奪えない。
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終わってしまった。寂しいな。凄く心動かされる作品だった。
ノヴァクの最後のどんでん返しも良かった。信じていた人生が突き崩され絶望し、でもちゃんと救いがあって最期は一人のただの父親として人生を閉じる。最期までドラマチックな展開でドキドキさせてくれた。私の完璧な推し作品になった。
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ついに完結。
すごい漫画だった。初めて読む雰囲気の漫画だったけど
一人ひとりの信念と言葉が強くて圧倒されちゃう。
今はなんでも知れちゃう時代だけど自分で考えるようにしよう。
アニメ化はどう転ぶかなぁ。
これはもう一回一気に読むべき。
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私にとっての悪役は正義で、悪役にとっての私は悪役で、平和を作るには核兵器があるというのを鳩と鳥籠で表しているんだなと。
amazarashiと一緒に聴くと自然と涙が出てきそうになり、好奇心を忘れたくない、歴史には名が残らないただの出来事にしても私たちはそれを見届けることができたことが嬉しいです。
ドゥガラの服が治っていた朝日のシーンが好きでした。
アニメ化おめでとうございます!