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あしたから出版社 (ちくま文庫)
著者 島田 潤一郎 (著)
多くの読書人に支持されるひとり出版社「夏葉社」の創業者が、青春の悩める日々から、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人や出来事といったエピソードまでを綴る。文庫版書き下...
あしたから出版社 (ちくま文庫)
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商品説明
多くの読書人に支持されるひとり出版社「夏葉社」の創業者が、青春の悩める日々から、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人や出来事といったエピソードまでを綴る。文庫版書き下ろしも収録。〔晶文社 2014年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
青春の悩める日々、創業への道のり、編集・装丁・営業の裏話、忘れがたい人たち……「ひとり出版社」を営む著者による心打つエッセイ。解説 頭木弘樹
本当は就職をしたかった。でも、できなかった。33歳のぼくは、大切な人たちのために、一編の詩を本にすること、出版社を始めることを決心した──。心がこもった良書を刊行しつづける「ひとり出版社」夏葉社の始まりから、青春の悩める日々、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人や出来事といったエピソードまで。生き方、仕事、文学をめぐる心打つエッセイ。
解説 頭木弘樹【商品解説】
著者紹介
島田 潤一郎
- 略歴
- 1976年高知県生まれ、東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。大学卒業後、アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指していたが、方向転換。2009年9月に出版社・夏葉社を東京の吉祥寺で創業した。著書に『古くてあたらしい仕事』(新潮社)、『父と子の絆』(アルテスパブリッシング)、『90年代の若者たち』『本屋さんしか行きたいとこがない』(岬書店)がある。
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アリスの「帰らざる日々」を聴きながら
2022/08/19 06:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「夏葉社」は、今注目の出版社だ。
その代表で、営業担当でもあり、総務担当でもあるのが、島田潤一郎さんだ。
つまり、夏葉社は一人出版社なのだ。
島田さんのこと、夏葉社のことを知ったのは、
8月6日の朝日新聞の土曜別刷りの「フロントランナー」という記事だった。
その中で、2014年に晶文社から刊行された
島田さんの出版社を起こす「甘酸っぱい日々」を綴った『あしたから出版社』という本を知って、
読んでみた。
こんな面白い本が、自分の出版社でなく、他の出版社から出ているのが、もったいないくらい。
でも、そういうあたりが、島田さんの出版に対するまっすぐな思いなのかもしれない。
夏葉社は2009年、島田さんが33歳の時に設立された。
それまでの島田さんは決して出版業界に詳しかったわけではない。
むしろ、なかなか就職もできない「負け組」の青年だった。
その島田さんが何故出版社をやってみようと決意したか。
仲がよかった従兄の突然の死、それを悲しむ叔父と叔母。
島田さんは二人のために、本をつくってみようと決める。
この『あしたから出版社』には、
島田さんが出版社を始めた経緯や、まだ何者でもなかった20代に出会った人たちのこと、
出版社を立つあげて向き合った本の話など、
もしかしたら、今絶望している人にも勇気を与えてくれるような話がいっぱいだ。
「本は情報を伝える媒体というよりも、
こころを伝える「もの」であるように思える」
島田さんの、そんな言葉にじんときた。
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きっとうまくいく。
2022/08/16 11:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
情熱だけでは成し遂げられないかもしれないけれど、始めなければ何もできない。
一歩踏み出した人は、素晴らしい。