中国のデジタルイノベーション 大学で孵化する起業家たち （岩波新書 新赤版）

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投稿者：なつめ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中国のデジタルイノベーションの現状が、わかりやすくてよかったです。起業していく人の今後が、興味深いです。

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投稿者：ふみちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んで強く感じたことは、民主主義の国とは到底言えない中国だけど、極右の政治家（でもポーズだけかな）やネトウヨのように断交することなんかできない、うまく付き合って日本も儲けていくという道以外に生き残る道はないように思えた、彼らのパワーは桁違いだし、アメリカもそうは信じられない

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投稿者：とらとら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中国の大学発のベンチャー育成、環境整備や、現状の不便さのちがい、失敗に対する個人の意識のちがいなど、日本と比較したうえでの有利さなどを多面的に指摘している。だから日本はどうしろ、という直接的な提言などはあまりなかったと感じた。まずは事実を把握理解することから。
アリババや創業者のジャック・マーに対する制裁は、IT業界への締め付けというよりは、共産党内の派閥・権力争いの要素が大きいのでは、という見解が、個人的には興味深かった。

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投稿者：怪人　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中国式DXの状況を体験的に知ることができた。上に政策あれば下に対策ありき、というたくましい国民の活動力に目を見張る。ここまで進展した理由は様々あると思うが、基礎的インフラの遅れがスマホなどの携帯電話の普及を加速させるという発展途上国的な要因もあると思う。さらに国家による国民監視の目的とも合致し、DXが普及したのだろうか。中国の国民全体に浸透しているようだが、地方農村地域の農民や高齢者層はうまく対応できているのだろうか。
　筆者は世論調査の動向や中国社会の現状を踏まえ、ネガティブ情報だけでなく、事実を伝えることも不可欠だとして情報発信を続けているという。
　多くのmade in chinaの製品を使っているのに、日本人の対中国観は国には嫌悪感、人にはそれほどでもないが不信感がどこかにあるという人も少なくないだろう。中国の国も恐いが自在に行動する国民も恐いと思うのは平和ボケの日本人だからなのだろうか。