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十三角関係 (河出文庫 山田風太郎傑作選)
著者 山田 風太郎 (著)
娼館のマダムが無惨なバラバラ死体で発見された。夫、息子、従業員、記者、麻薬取締官、謎のマスクの男ら十二人の誰が彼女を十字架にかけたのか? 酔いどれ医者の名探偵・荆木歓喜が...
十三角関係 (河出文庫 山田風太郎傑作選)
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商品説明
娼館のマダムが無惨なバラバラ死体で発見された。夫、息子、従業員、記者、麻薬取締官、謎のマスクの男ら十二人の誰が彼女を十字架にかけたのか? 酔いどれ医者の名探偵・荆木歓喜が衝撃の真相に迫る長編ミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
遊廓の女主人が凄惨なバラバラ死体で発見された。闇医者にして名探偵・荊木歓喜が衝撃の真相に迫る、傑作長編ミステリ!【本の内容】
著者紹介
山田 風太郎
- 略歴
- 1922年兵庫県生まれ。「眼中の悪魔」などで探偵作家クラブ賞を受賞。『甲賀忍法帖』など〈忍法帖〉シリーズで一世を風靡。主な作品に『魔界転生』『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』など。2001年没。
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ところで、なんで「十三」なの? 関係者の人数? 三角関係が10個あるから?
2022/08/11 18:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半の見事な謎の導出とその深化(途中から一気読みモードにギヤ・チェンジ)、最後で明らかになる意外な犯人(もしかしたら此奴かとは思ってましたが)とその動機など、星5つでもいいのだが、どうも後半が荒唐無稽というか犯罪のプロセスがご都合主義的な印象を拭うことができず、星4つ。(それにしても、「それでも、わたしには、一生のゆめがあったのでがす。・・・・・・いちど・・・・・・いちどだけでいいから、貴婦人みたいな女を・・・・・・」(288頁)という鴉田看護長はグロい。)
カバーに描かれているのは、白マスクの犯人を入れてちょうど「13人」。順不同だが、歓喜(「荊木歓喜=イエス・キリスト=神の目」という寓意でもあるか)、車戸一家(猪之吉、旗江、三樹)、伴一家(泰策、真弓、圭子)、紋太とヒトミ、曾谷院長に里見記者と久世取締官、そして女給一名ということか(私見)。
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一歩は千歩
2022/08/29 15:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「職には貴賤はないが、人間には貴賤はある」といったことが肌に伝わってくるような戦後ミステリー独特の何かがこの作品にはある。夏休みはまだある。