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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/07/15
- 出版社: 角川春樹事務所
- サイズ:19cm/290p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7584-1420-3
読割 50
紙の本
先祖探偵
著者 新川 帆立 (著)
風子は母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。風子が東京の谷中銀座の路地裏でひらいている探偵事務所には、様々な先祖の調査依頼が舞い込み…。『ランティエ』...
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商品説明
風子は母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。風子が東京の谷中銀座の路地裏でひらいている探偵事務所には、様々な先祖の調査依頼が舞い込み…。『ランティエ』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
ひとりでも寂しくない。
私はもっと、強くなれる。
「あなたのご先祖様を調査いたします」
風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。
東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所をひらいている。
「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりかもしれないので、調べて」など様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。
宮崎、岩手、沖縄……調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をしている風子。
いつか、自らの母を探したいと思いながら――
大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。【商品解説】
収録作品一覧
幽霊戸籍と町おこし | 5−49 | |
---|---|---|
棄児戸籍と夏休みの宿題 | 51−106 | |
焼失戸籍とご先祖様の霊 | 107−165 |
著者紹介
新川 帆立
- 略歴
- 〈新川帆立〉1991年アメリカ合衆国生まれ。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。「元彼の遺言状」で第19回このミステリーがすごい!大賞を受賞しデビュー。他の著書に「競争の番人」など。
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紙の本
この作家の作品の中ではいちばん好きかも。
2022/11/26 15:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
『元カレの遺言状』で登場し、矢継ぎ早にヒット作が続くこの作家。追いかけるように読んで、いよいよ、この作品が出版されている中では最後と手に取った。
主人公は、ちょっとハードボイルド風な探偵業の女性・邑楽風子。
といっても探すのは、この世にもういない人たち=先祖のことだったりもする。
まずは、依頼を受けて、戸籍や寺の過去帳を辿る先祖探偵の手法が興味深い。時々、スピリチャルな話題も登場したりするのも物語に奥行きを醸す。
もともと、孤児として育ち、かすかに記憶する母のことを探そうと始めたこの稼業。最後は、きちんと、母の素性と孤児として育たねばならなかった理由にたどり着くが、だからといって、それで完結するのは惜しいなぁ...と思う読後感。
是非ともシリーズ化してずっと長く続きを読みたいと思う。
紙の本
自分のルーツを探る
2022/11/01 21:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
依頼人の先祖を調査する探偵業をしている風子が調査を通じて人々の思惑や悪意、後悔を明かしていきます。
主に戸籍にまつわるお話ですが、これもリーガルミステリーになっているのかな。誰もが持っているけど仕組みはよく知らないことばかりで興味深かった。
風子ちゃん自身捨て子で自分のルーツが分からない。母の記憶が少し残っているだけ。
事実と同時に母の深い愛情を知ります。
戸籍というものの不思議さを感じるミステリーです。
紙の本
探偵と言っても探偵じゃない
2022/11/01 16:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
先祖を探してくれる専門家というユニークな探偵のお話です。ハードボイルドな女性探偵という面では若竹七海のような、出自をたどるという面では乃南アサのような感じを受けました。
紙の本
戸籍制度の問題点がわかる
2023/04/23 17:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
先祖を探すことを生業にしている主人公が,依頼者の先祖を探す中で戸籍制度の谷間に落ちてしまったケースに出くわしたり,自分のルーツにたどり着いたりする短編集。自分ではどうしようもない事情で無戸籍になっている人や,戸籍を得させるために子どもを捨てたりする人がいるのだということを初めて知りました。娯楽としても楽しめますが,戸籍を扱う職業の人が読めば仕事でも役に立つ知識を得られます。
紙の本
参考図書もいい
2023/04/02 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももも - この投稿者のレビュー一覧を見る
終活や自分で家系図を作る系の書籍もありますが、そういった本を読むよりこの作品を読む方がスラスラ読めるんじゃないかなと思います。無戸籍の問題にも触れていて、以前テレビで見て気になっていたことを思い出し末尾の参考文献の本も読むきっかけになりました。
紙の本
人は何者か
2023/02/08 12:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
あなたの先祖を調査します。
元弁護士らしい物語の探偵小説。
この作家は軽めな小説ばかりだったが、主人公風子はハードボイルドたっぷり。
依頼人の仕事と孤児の自分の母親を探す物語を交差させている。
きっと風子はシリーズ化されるね。
次も期待したい。
紙の本
ホントにこういう探偵もいるのかも?
2023/01/30 08:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「元彼の遺言状」がドラマ化もされた新川帆立さんですが初読みでした。先祖探偵という一風変わった設定ながら、法律の専門家だけに戸籍の実態や課題を背景にうまくストーリーが組み立てられていて「ホントにこういう探偵もいるのかも?」と思わされました。個人的には第二話の「棄児戸籍と夏休みの宿題」が好きです。
紙の本
日本人ということを振り返る
2022/08/23 15:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:防衛医大の近所 - この投稿者のレビュー一覧を見る
依頼者の先祖をさがしてくれるユニークな探偵作品。日本文化、民族学の要素や内容が要所にちりばめられていて自分にはしっくりとくる内容だった。コロナ禍もあり、2年ぶりに里帰りした前後に読んだこともあるとおもう。
巻末に、参考文献として自分が過去に読んだ本が数冊か記載されていたことも印象深かった。
紙の本
キミンは戸籍をとれないが、キジは戸籍をとれる
2022/08/19 05:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の成長には目を見張るものがあります。
デビューから数年でベテランの風格さえ感じます。
自分の祖先を探す探偵
先祖を探すなかで依頼者の人生が浮かび上がる
最終章で主人公の母だろうという人物がわかる
そして、母が主人公を捨てた切ない理由が突きつけられる
「棄民は戸籍をとれないが、棄児は戸籍をとれる」
母親がつねづね口にしていたという言葉
可愛いわが子を捨ててまでも彼女が子供に与えようとしていた物とは・・・
紙の本
特殊な探偵
2022/07/17 02:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単純な好奇心から汚い野望まで、自分のルーツを知りたいと願う人たちに特化した「ご先祖調査専門探偵」の連作短篇。調査先でのんびりいただくご当地グルメや持参する菓子折りがなんとも美味しそうで、存命の人をこっそり調査する探偵モノとの違いも出ていて斬新。孤児である主人公の繋がりを大切にする切実な想いが、不器用ながらも丁寧に依頼人に寄り添うミステリー。続篇にも期待。
電子書籍
風子
2023/02/17 23:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵の風子の母への思いが根底にあるミステリーです。しかしまあ、よくもこんなに変わった依頼ばかり……風子のところには来るもんですねえ~。フィクションだから、当たり前……なんですけど……。
紙の本
題材勝負
2022/10/03 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会性のある題材と、読みやすい文章。
うまく組み合わせてあるなあと。
逆に言うと、それだけ、でもある。
作者さんの持ち味でしょう。