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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/29
- 出版社: 駒草出版
- サイズ:19cm/267p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909646-55-2
読割 50
紙の本
夢の家
著者 魚住 陽子 (著)
画家の女性と彼女がかつて共に暮らした男性との愛憎を、互いの心情描写で綴った表題作をはじめ、「シェード」「旅装」など全6編を収録。自らの感情に向き合う強さを感じさせる珠玉の...
夢の家
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商品説明
画家の女性と彼女がかつて共に暮らした男性との愛憎を、互いの心情描写で綴った表題作をはじめ、「シェード」「旅装」など全6編を収録。自らの感情に向き合う強さを感じさせる珠玉の短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
遠ざかってゆく者と残される者。魚住文学はその間に横たわる暗がりへと読者を誘い込む。他のどこにもない小説が、そこに映し出されている。
ーー小川 洋子
2021年8月に急逝した作家、魚住陽子が遺した作品から、6編を収録。静謐でありながら、自らの感情に向き合う強さを感じさせる珠玉の短編集。
<出版社より>
『奇術師の家』や『水の出会う場所』『菜飯屋春秋』など、独自の世界観をもつ作家として知られ、2021年8月に急逝した作家、魚住陽子。彼女が遺した作品から、6編を収録した短編集です。
画家の女性と彼女がかつて共に暮らした男性との愛憎を互いの心情描写で綴る表題作「夢の家」、家族を喪った一人暮らしの中年女性と彼女が関わる整体院を中心に、彼女を取り巻く人間模様を描く「シェード」、往復書簡というかたちでの師弟ふたりのやりとりによってそれぞれの感情や生活の変化を描く「郭公の家」、そして、作者の母校の創立記念の冊子に収録されていた、女子高生たちの日常のやりとりをいきいきと描いた「物置に蝶が来ている」、その他2編を加えた全6編を収録。
静謐でありながら、その奥に潜む生々しい感情(後悔、諦め、憎しみ、愛、失望、希望など)をしっかりと見つめ、自らに向き合う強さを感じる作品群は、作者独自の世界観にあふれています。また、病を抱えながら暮らし、創作を続けてきた作者ならではの死と生についての鋭敏な感覚も、そこここに散見され、はっとさせられるものがあります。
作者が晩年取り組んでいた俳句のエッセンスやどの作品にも登場するたくさんの草花、そして何気ない生活風景の描写にも魚住ワールドともいうべき美意識が感じられる短編集。ファンの方はもちろん、足を踏み入れたことのない方にもぜひこの世界観に触れていただきたい一冊です。【商品解説】
目次
- 【目次】
- ・物置に蝶が来ている
- ・萌木色のノート
- ・夢の家
- ・シェード
- ・郭公の家
- ・旅装
- ・あとがき(加藤 閑)
収録作品一覧
物置に蝶が来ている | 4−28 | |
---|---|---|
萌木色のノート | 30−62 | |
夢の家 | 64−123 |
著者紹介
魚住 陽子
- 略歴
- 〈魚住陽子〉1951〜2021年。埼玉県生まれ。埼玉県立小川高校卒業。書店や出版社勤務を経て作家に。「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞受賞。他の著書に「公園」など。
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