- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/07/16
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:20cm/330,21p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2817-9
読割 50
- 国内送料無料
紙の本
美とミソジニー 美容行為の政治学
著者 シーラ・ジェフリーズ (著),GCジャパン翻訳グループ (訳)
コルセット、纏足、美容整形…。美しくなろうとするのは、「個人の選択」なのか? 美容行為を、男性支配と女性の従属を促進させる「有害な文化習慣」としてとらえ、西洋中心的・男性...
美とミソジニー 美容行為の政治学
美とミソジニー
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商品説明
コルセット、纏足、美容整形…。美しくなろうとするのは、「個人の選択」なのか? 美容行為を、男性支配と女性の従属を促進させる「有害な文化習慣」としてとらえ、西洋中心的・男性中心的価値観を痛烈に批判する。【「TRC MARC」の商品解説】
化粧、美容整形、脱毛、ハイヒール……
美しくなろうとするのは「個人の選択」なのか?
女性たちはかつてコルセットや纏足で足腰を変形させたように、今もなお身体に負荷をかけながら美を追求している。健康と引き換えに美しくなることで女性たちが生きやすくなるのなら、この社会は一体どんな社会なのだろうか?
本書は、美容行為(産業から日常的なものまで)を、男性支配と女性の従属を促進させる「有害な文化習慣」としてとらえ、西洋中心的・男性中心的価値観を痛烈に批判する。
韓国・脱コルセット運動の原点にもなった、ラディカルフェミニズムの名著。【商品解説】
目次
- 日本語版序文
- 新版序文
- 10年間の変化/フェミニズムと新自由主義/性的客体化とセクシュ
- アライゼーション/子どものジェンダー化/フェミニズムの復活
- 序 章 女性の従属と自傷としての美容行為
- 第1章 身体を支配する文化――主体性か従属か
- 美に対するフェミニストの批判/個人的なことは政治的なこと/「新し
著者紹介
シーラ・ジェフリーズ
- 略歴
- 〈シーラ・ジェフリーズ〉イギリス出身。フェミニスト学者。メルボルン大学社会政治学部で教授を務めた。オーストラリア女性人身売買反対連合を創設。
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もっと早く読みたかった!
2022/10/17 22:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いかろす - この投稿者のレビュー一覧を見る
新自由主義やポストモダニズムの流れの中で女性が「選択する主体」と位置付けられ、社会構造によって美容行為を「選択する」ように仕組まれてきた(「選択」しないと損をする、もしくはそう感じさせられる)ことを批判する骨太なラディフェミ本。
売春業界で客の気を引くために用いられた化粧や高いヒールといったフェティッシュなファッションが、女性全体へと広がった結果、自身の身体を常に見せ物として意識させる美容習慣が浸透している。口紅から豊胸手術まで程度の差はあれど、このような美容行為が国連の「有害な文化的慣行」に当てはまることを様々な事例を紹介しながら指摘するジェフリーズの論は説得力がある。パンプスに足を合わせる美容整形とか怖すぎ。まさに纏足。
トランスジェンダリズムが「越境」するためにジェンダーというステレオタイプに固執するという指摘ももっともだし、1970年代に既にそういう指摘があったとは知らなかったので良い勉強になった。もっと早く読みたかった。