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商品説明
感染症の原因を病者の行動歴等に過剰に求める社会が歴史的に形成される過程と、いまなお、部落問題が存在することには深いつながりがあることを、明治時代の福岡の経験に基づいて検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
姿を変えて鏡を見れば、見慣れぬ姿が映し出されるように、わたしたちの日常が変われば、見慣れぬ歴史が姿をあらわす。多くの人々が「コロナ差別」に関心を抱くいまだからこそ、私は感染症対策と部落問題のかかわりを歴史の鏡に映し出したいと思う。
―「序」より抜粋―
【目次】
序
第一章 伝染病流行と地方都市
第二章 衛生政策と地方医師会
第三章 伝染病流行と公衆衛生施設
第四章 伝染病患者の可視化という〈欲望〉
第五章 伝染病対策と被差別部落の差異化
あとがき
※各章の間には、コラム①~⑥を掲載。
コラム① 本書の表紙について
コラム② コレラ患者の搬送
コラム③ 飲み水と屎尿の処理
コラム④ 往来で生きる人びと⑴
コラム⑤ 往来で生きる人びと⑵
コラム⑥ 屠牛と犬捕り【商品解説】
著者紹介
関 儀久
- 略歴
- 一九七七年和歌山県生まれ。福岡県立大学人間社会学部卒業、九州大学大学院人間環境学府発達・社会システム専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、福岡県中学校教諭。
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