- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/08/04
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/344p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-528149-9
読割 50
紙の本
汝、星のごとく
著者 凪良 ゆう (著)
【本屋大賞(2023年)】瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そ...
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商品説明
【本屋大賞(2023年)】瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していき…。『小説現代』掲載を加筆改稿し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
☆2023年本屋大賞受賞作☆
【第168回直木賞候補作】
【第44回吉川英治文学新人賞候補作】
【2022王様のブランチBOOK大賞】
【キノベス!2023 第1位】
【第10回高校生直木賞候補作】
【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】
【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】
【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】
【未来屋小説大賞 第2位】
【ミヤボン2022 大賞受賞】
【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】
などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。【商品解説】
著者紹介
凪良 ゆう
- 略歴
- 〈凪良ゆう〉「流浪の月」で本屋大賞を受賞。ほかの著書に「神さまのビオトープ」「滅びの前のシャングリラ」など。
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紙の本
圧巻!
2022/09/03 00:50
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌掲載の時に読んでいて、雑誌では、2回に分かれていたので、前半を読んだ時は、後半が待ちきれなかったです。
テーマは、ヤングケアラーになるのかな?
あらすじを言ってしまうと、平凡とも言えなくは無いですが、一度、読み始めると、内容に引き込まれて、どっぷり浸かってしまい、夢中で読んでしまいました。
最初のつかみも絶妙で、プロローグが、どういうこと?から始まって、だんだん話が進んでくると、なるほど!と、唸らせてくれます。
やっぱり、花火のシーンは、泣いてしまいました。
電子書籍
すれ違いの末に
2022/09/10 22:26
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:華凜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
櫂と暁海の高校時代の花火の思い出を軸に話が進んでいる印象です。2人の思いのすれ違いや周りにいる人々から見える姿に悩み考えていく情景があります。結末は一般的には受け入れるのが難しいところがありますが、全員が納得した生活が送られていると思いました。
紙の本
自由に生きること
2023/02/13 18:38
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は生きていく上で、知らず知らず、この社会には生き方の正しい基準や標準というものがあると思い、日々生活していく、そんな思いを揺るがすことができる物語だった。恋とか愛とかは、必ずしも結婚という形式に必要されず、生きる上での互助会だと教えてくれる物語でもある。自分の人生を生きることを誰かに許されて行うものか、そんなことはない、誰もその人生の責任は取ってくれないのに。自分がどうありたいかの選択権は、自分の中にしかないのに、知らないうちに、他に委ねてしまっている自分に気づいた。
紙の本
多様性
2023/01/26 09:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年本屋大賞ノミネート&第168回直木賞候補作。
「退屈ごと愛していた」
無垢な高校生の夏から30代までの男女の深い精神の結び付きを描いた、心揺さぶる壮大な愛の物語。
二人の秘めた強さと未成熟さが不安定な海波を連想し、すぐに島の情景が浮かび心地好いテンポで一気読み。スマホもあり設定は昨今だけど、独特な島の風潮が生み出す閉鎖感と不便さが簡単には繋がれない昭和臭を醸していて、一瞬一瞬がとても貴い時間のように感じられた。特に時間を無駄にするな等の直接的な描写はなかったものの、この作品の伝えたいものの一つであろう「貴重な時間」を、無意識に刷り込まれた。「四万円」にしたら早く終わってしまうのに、それでも繋がりたかった櫂の切実さ――凪良氏はきっと櫂と同じように身を削り書いたんだろうな、と勝手に想像し余計に苦しくなった。
SNS等で簡単に何でも共有出来ちゃう時代だけど、誰も共感してくれなくても自分達だけわかっていれば良い事もある。
ヤングケアラーや凪良氏十八番の性的マイノリティ等、表に出難い問題にも斬新な切り口でフォーカスし、更なる多様性を示していた。
星を見る度に二人の愛の形を思い出す、つまりは一生忘れないだろう作品。
スピンオフが待ち遠しい。
電子書籍
さまざまな生き方
2023/04/30 05:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TOKU - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年から本を読むきっかけになったのは、凪良ゆうさんの作品に出会ったからです。こちらも小説雑誌掲載から読ませて頂いておりました。BL作品も含め凪良さんの作品に共通してるように感じる、多くの人は噂や偏見、勝手な価値観を押し付けてあれこれ人のことを言うけど、人それぞれの事情や感情があって、いろいろな形の生き方があり、それで良い。と強く思わせてくれるとても素敵な作品でした。
読書が不得手だった私でも、凪良さんの作品は何度も読み返したくなります。
紙の本
涙が止まりませんでした
2023/05/04 00:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大澤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カフェで一気に読みました。
気づいたら泣いていて涙が止まりませんでした。
紙の本
最高
2023/04/30 20:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年の本屋大賞受賞作。素敵でした
明るい話ではないけれども、精神が洗われた感覚を得る。
恋愛小説が苦手なのだが、この作家さんのなら読める。どうしようもなくどろどろしたうつつを、泥をそのままに精巧に美しく書けるのはどうしてだ?何度でも読みたい
電子書籍
とても好きな本
2023/04/28 22:39
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに何故かわからないけど続きが気になって仕方ない本を読みました。これだけ心を乱してきて色々なことを考えさせてくれる本は大好きです。
紙の本
切なくて美しい物語。
2023/04/26 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:葵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良ゆうは複雑な人間関係を描くのが得意な人だと改めて感じた。暗くて、苦しくて、切ない凪良先生の物語の中に、一筋の光が差し込む瞬間が好きだが、今回もそんなわたしの好きな瞬間がつまっていて美しい物語だった。
紙の本
美しく切ない作品です。
2023/04/16 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLの頃から凪良ゆうさんのファンです。購入しておきながら未読だったのですが読み始めたら一気に読破してしまいました。同じような苦しみを抱えた主人公二人が惹かれあい、愛し合いながらもすれ違っていく心理描写も見事で、美しい文章で綴られる物語に引き込まれました。主要登場人物みな魅力的です。とくに北原先生。ラストシーンは切なくも美しくて泣いてしまいました。本当に綺羅星のように美しい素晴らしい作品です。
紙の本
美しく切ない本
2023/04/02 21:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本が大好き!! - この投稿者のレビュー一覧を見る
親に人生を振り回されながら生きてきた2人の男女が、恋をし、すれ違い、互いに成長していく様子が、著者の凪良ゆうさんの繊細で美しい言葉で描かれていて、結末を読んだ瞬間には涙が溢れ出てきました。自分らしく生きることの困難、その困難が自分の人生にとっていかに意味あるものであるかを教えてくれる1冊です。
紙の本
凪良さんの小説の中で一番好きだ
2023/01/16 20:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の恋愛しか見えない母親を持つ櫂。
父親が愛人のところに入り浸って帰って来ない家庭で育つ暁海。
二人は不安定な家庭に翻弄されながら、運命のように惹かれ合う。
漫画家を目指し東京へ旅立つ櫂。
一緒に東京へ行きたい暁海だが、母親を置いて行けないと島に残る。
遠距離恋愛ながら、漫画家の夢を実現させようと懸命に書き続ける櫂と母親の面倒を見ながら納得いかない仕事を続ける暁海はお互いを愛しむように二人の時間を過ごす。
しかし、櫂の仕事が売れていきお金をどんどん稼ぐようになった辺りから二人にすれ違いが生じる。
櫂と暁海を交互に書きながら二人は年齢を重ねる。
二人の決して分かり合えないそれぞれの思いも理解できる。
順調だった櫂も相棒の事件で漫画界から追放されてしまう。
暁海は島で耐えながら母親との生活を過ごす。
いつまでこの生活が続くのか
いつか自分の夢を実現出来るのか
二人はそれぞれ惹かれ合い、すれ違い、成長していく。
自由になるために、何かを捨てるのではなく、掴むだけなんだ。
紙の本
星のごとく
2023/05/29 00:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内の島と高校生、この2つの言葉で一気に懐かしい高校時代が記憶によみがえる。高校は瀬戸内の島から通学の生徒がそれなりにいて、卒業したら就職でも進学でも結婚でもいいから島を出たいと言ってたなー。
多様性、ヤングケアラー、宗教などテンコ盛りに感じましたが無理なく読了。
暁の海を櫂をもち船出する様が思い浮かびました。
スピンオフの北原先生の過去話を読んで、北原先生に注目して再読したくなりました。
電子書籍
自分の人生とは
2023/05/24 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:五頭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かを切り捨てて幸せも掴もうとしても、切り捨てた自分という事実が残ってしまうので、本当の意味での自由に選ぶ権利はどこにあるのだろうと思いました。
電子書籍
盛り込み過ぎではあるけれど
2023/04/29 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞選考会の評価は辛口でした。しかしながら、グイグイと引き込まれていくスピード感、読み応えはさすが若者に人気のある作家さんならではだと思いました。また、随所に見られるハッとさせられらるような一文は、作者の人を見る目の温かさや、確かさを感じさせるものがあり、もっとこの人の描く物語を読み続けたいと思わせる所以ではないかと思いました。
ただ、2視点二人称で、あれも言いたい、これも言いたいと言い過ぎなところが、結末に来て安易な流れになってしまった気がします。次回作に期待したいです。